仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
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節分と星祭

2008-02-03 13:47:01 | 仏事のあれこれ

恥ずかしながら、この業界に入るまで

「星祭」という言葉と無縁でした。

 

でも、こういう商売をしていると節分もちかくなると

あちらこちらから「星祭の御祈願を・・・」という声がかかります。

商売柄、お寺様から声がかかることが多いので

「神社でやるのが節分で、お寺でやるのが星祭?」なんて

おそろしく無知なことを考えておりました。

 

ところが!!!

節分とは私以外のオトナの多くがご承知のように

季節の節目。「立春」とか「立夏」など季節が始まる前のシメの日。

そのときに邪気を追い払って新しい季節を迎えよう、という風習があったそうです。

特に春は一年の初めと考えられて

この時期の「節分」が特別視されていったのですね。

 

一方、「星祭」はものすごく乱暴にいえば、星占いみたいなもの。

その年の自分が属する星を祀り、安寧を願うというもの。

これまた、一年の運を司ることだから年明け直前にあたる

節分に行われるわけです。

 

ちなみに節分に関わる風習には各地でいろいろなものが

ありますが、

わが社のスタッフは

厄年の人は、夜中に年の数だけ(数え年)豆を入れた

紙包みを、誰にも見られないように十字路の真ん中においてくる。

というのを実行したそうです。