ご存知のように、香道では室町時代以来、
様々なお香の特徴や香りを「六国五味」という言葉で表してきました。
香木の産地をあらわす「六国」と
香木の香りの特徴を現す「五味」です。
「六国」とは「伽羅」「羅国(タイ・シャム)」「真南蛮(インド マラバル地方)」
「真那賀(マレーシア・マラッカ)」「寸門多羅(インドネシア・スマトラ)」
「佐曽羅(インド サッソール)」。「伽羅」だけはサンスクリット語の「黒い」という
言葉から来ています。
そして「五味」は「辛・甘・苦・酸・鹹」のこと。
これらの微妙な香りの違いや組み合わせを
本格的に楽しもうとすると、香木やら聞香用の道具が
あれこれいりそうで、なんだか敷居が高い・・・・・
お香に興味はあるけどしり込みしてしまう人も多いのでは?
そんな時はこれ!!
「ベトナム沈香:甘味の香り」とか「インドネシア沈香:カリマンタンの香り」
など、産地と香りがストレートに表記してあります。
お線香のカタチになってるから
手軽に焚けるし・・・・・。
お香の違いを確かめてみる入門編としてお勧めです。