仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
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お仏壇の寸法表示

2008-04-22 13:50:35 | よろづ考察

店によって若干のちがいはあると思いますが、

お仏壇の規格は「尺」「寸」で表示されます。

扉(大戸・雨戸)を閉じた状態の巾が「2尺」とか「2尺2寸」

などといった規格寸法になります。

(○○代、という言い方をするところもあります)

 

この、「尺」「寸」といった尺貫法による表示はこの業界では一般的です。

経机なんかもサイズ表示は「一尺六寸」などと表示します。

ところがお客様は「家の机の巾は54cm」という風にメートル法

測ってこられる方がほとんど。

そこで活躍するのが店に常備している「尺の表示もある」スケール。

ほんと、これがないと話がややこしくて仕方なくなります。

 

これは有名な話なのですが

1966年の計量法の改正により、尺貫法による定規や升などの製造販売は

禁止されました。その後、タレントの永六輔さんらの運動により

大工など伝統的な業種に限って尺貫法を使用することを認められ、

それに伴う定規などの販売もOKになったとか・・・・。

店に常備してあるスケールはこの運動の賜物、というわけです。

 

そう言えば以前、自分専用のスケールを持とう、と

ホームセンターで捜したところ、メートル法表示のみのものしかなくて

断念したことがあります。

市販品はホントに少ない。

お客様が自宅の仏具をメートル法で測ってこられるのも

むべなるかな、という感じです。

 

「伝統的な業種」というのが具体的にどういう職業か、

興味のあるところですが、それはさておき、

寸法のことから考えると、やはり仏壇・墓石業界も「伝統的な業種」という

ことになるんですね・・・・。

 

 

 

 

 

 


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