昨日も1件、今日は2件。
最近続いているのが仏壇の供養。つまり処分。
親御さんが亡くなり、子供たちは遠方に住んでいてこちらに帰る予定がないから・・とか
古い家を解体することになったから、とか理由は様々です。
古~~いお仏壇を引き取って処分するわけで、
たいていの場合は男性2人がかりで「埃まみれ覚悟」の仕事になります。
もちろん、有料です。
中には、問い合わせの段階で「まだまだきれいなお仏壇なんだけど・・・・」と
含みのある表現をされるお客様もあります。
「お仏壇の供養は有料です。○○円(大きさ等によって変わります)かかりますが」と
お伝えすると、
「えっ!?お金がかかるんですか?」(当然です。処分代も人件費もただじゃありません。)
とか
「下取りはないの?」(じゃ、アナタは一旦アカの他人のご先祖さまが入ったお仏壇を買いますか?)
とかいう反応も珍しいことではありません。もちろん、
「いくらかかってもいいから、とにかく処分して!!」という方もありますが。
で、ともかくお仏壇の供養を依頼することにしたら、
最低限これだけは・・・ということがあります。
その1.お寺様にお願いして「魂抜き」をしていただく。
その2.ご本尊、および両脇は仏壇からはずし、お寺様に供養していただく。
その3.位牌、過去帳などもお寺に納めるか、遺族の手元で保管する。
これらは仏壇店では処分できませんので注意してください。
また、出来ればはずせる仏具ははずし、
燃えるもの、金属など分別しておいていただくと助かります。
そして、お仏壇の引き出し等をよくチェック。
ちょっと見には気づかないところに引き出しがあったりしますので
よく見てください。
思わぬ貴重品や思い出の品が忘れられていませんか?。
(100円札とか備忘録とか出てきて 処分に困ったことがあります)
仏壇屋はお仕事ですから当然、
御魂抜きが済んでいればどんな状態のお仏壇でも引き取りに伺います。
でも、やはり最後にちょっとだけ、そのお仏壇に手間と時間を割いて、
それにまつわるいろいろな人の思いや来し方、行く末に
思いをはせていただきたいな、と思います。
それは、間違いなく、あなたの周りに存在した人たちの物語ですから。
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