仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

葬儀の祭壇

2008-01-28 14:24:03 | 仏事のあれこれ

誰の言葉だったか、

葬儀は最大の衝動買い」などというものがありました。

身内の不幸という一種のパニック状態の中で、

やれ祭壇だ、香典返しだのと注文し、気がつけば数十万から数百万の支払い・・・

 

ところで、その葬儀の中心とも言うべき「祭壇」なのですが

ご当家が浄土真宗で、しかも自宅での葬儀の場合、

お仏壇を中心に荘厳をつくることがあります。

浄土真宗の場合、あくまでも阿弥陀様が中心なので

お仏壇があって、ご本尊さまが入っていれば、特別に「祭壇」は設けず、

お仏壇の周りを飾って「葬儀壇」とするのです。

 

一から祭壇を飾ってもらうよりは安くなるだろうし、

何より故人も家族も毎日手を合わせたお仏壇に見守られる、というのは

なかなか良い葬儀なのではないかと思います。

 

地方によって違いはあるでしょうが、

山口県東部(ただし浄土真宗)では

お仏壇を予約しておいて、「亡くなったので持ってきて下さい」ということも

しばしばです。

祭壇を組んで、片付けて、いずれは仏壇が必要になることを考えれば

賢い選択といえると思います。