仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

プライスカードの悩み

2008-01-21 14:17:28 | 商品のこと

およそ商売をしている人であれば、大なり小なり

プライスカードには気をつかっていると思います。

わが社も例外ではなくオリジナルのプライスカードを用意しています。

商品にあわせて、大中小を使い分けます。

商売柄、年配のお客様が多いので読みやすさにも気を使います。

 

ところで、数ある商品の中でもお位牌はプライスカードをつけにくい

ものの一つ。

位牌の前にプライスカードを置いているお店もあるようですが、

数が多い上にあれこれ出してみることが多いので

商品とカードが離れ離れにならないほうが好都合です。

とは言え、金箔や金粉を使った漆塗りのものが多いので

商品を傷つけるような素材はNG.

苦肉の策、として以前は手縫い糸をカードに通してわっかをつくり、

お位牌に掛けていました。

糸が目立たなくて良かったのですが、細い糸のため

引っかかったり、方向が乱れやすいのが難点でした。

 

あれこれ悩んだ末、現在は写真矢印のように手芸用のヒモ(江戸打紐)に

カードを貼り付けています。

糸が太くなった分、安定してきました。

ただ、これもそれぞれの位牌に合わせて後ろで結んで・・・と結構な手間でした。

 

そして、今回は

 このように、紐をわっかにすることと、

カードに貼り付けることを同時にやることにしました

これでスピードアップ。

位牌のプライスはしばらくはこの方式で落ち着くでしょう。

 

でも、現状に満足せず、「もっと」「もっと」と考え続けることはとても大事。

仕事に対するマンネリを防ぐだけでなく、

着実により良い方向に進むはずですから。

 

「為せばなる、為さねばならぬ 何事も

        ならぬは人の為さぬなりけり」

とは米沢藩主 上杉鷹山の名言です。