年に何回か、ですが接客についた途端に
「あいた~~」
と思うことがあります。
「これと同じお線香下さい」と
おもむろに3cmくらいのお線香の
切れっ端を出されるとき。
「名前は?」「箱の色は?」と出来る限り
限定できそうな情報をお尋ねするのですが
往々にして記憶が定かでない場合が多い。
かくて、「3cm」に鼻を近づけ、
ふんふん、くんくん、ふがふが
やる羽目になるのです。
香りの特徴を見つけて、自分の記憶の
中から似たものを選び、お客様にも
確認してもらって・・・という作業を
続けて、近いものにたどり着きます。
香道をたしなむ方なら
お易い御用なのでしょうが
私、不調法ですのでそうそう上手くいきません。
冷や汗、脂汗で首をひねることもしばしば。
お願いだから、空き箱持ってきてちょうだいよ!!
ほんでもって、観光地で買った
「○○寺香」などというオリジナル線香は
一般のお店で売っておりません。
ご了承下さい。似て非なるものならございます。
ついでのことに、
「仙○香」とか、勝手に商品名をつけないで下さい。
取り寄せようにも探せません.
お線香メーカーがこんなに多いなんて、
この業界に入るまで思ったこともなかったわ。