こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

U2、ブライアン・イーノ、ラノワ&リリィホワイト「名前をまだ持たない通りで・・・」’87

2011-01-25 12:00:00 | 音楽帳


無意識に血塗られたアメリカを想起させる意図的仕掛けのアトモスフィアとコードが低音に奏でられる。

巨大なモンスター=アメリカという不毛の地でも、自分は自分たちの軸のブレない花を咲かせると言う断固とした意志。

えりを正すような荘厳な響き。

誰にも超越不可能なイーノ独自の拡がるエコーに、ジ・エッジのギターがループを起こしながら絡まり、そして本編の曲が走り出す。

U2の4人、イーノ、ラノア、リリィホワイトが融合し、化学変化することで産まれた、不毛の地に咲いた花。

その結晶として結実した「魂」の歌。

自分が逆境やどん底になった時。

この曲に耳を静かにそばだて聴く度に、自分の魂は震え、気は「それでも・・・・」と新たな魂を自分の体内に産み出し、再び奮い立つ。


【U2、ブライアン・イーノ、ラノワ&リリィホワイト「Where The Streets Have No Name」’87】




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3 コメント

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生きてます(^^ゞ (さくりん)
2011-01-26 13:45:29
昨日から時短でリハビリ出勤をしています。
ご心配をおかけしましたm(__)m

徐々に静かにペースアップしていくつもりが、
休みの間の報告を受けるうちに、ぶちっ…
自分が人間としてやっていくのも一苦労ですが、
「異なる」次元の異星人とコンタクトをとるのは至難ですね。
せめて仕事上では人間の皮を被る処世術を身につけて欲しいものです。

「不毛の地に花を咲かせる」
挫折にかき消されそうな遠く深い意志に、まだ灯がともっていることを思い出す言葉です。

U2がアメリカで花を咲かすのに不可欠だった養分=イーノのエッセンス。
当時は垢ぬけたね~くらいに聴いていましたが、
遅ればせながらイーノを聴き始めた今は
「誰にも超越不可能なイーノ独自の拡がるエコー」を意味をもって感じることができます。
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魂の疼き (かたちんば→さくりんさんへ)
2011-01-27 01:54:23
さくりんさんへ
御無事で何より(・V・)。
あ~。
こちらは仕事と異星人関係でうんざり。
なんかいまさらですが孤独。

仕事に感情持ち込む人ばかりだとギャー(;`皿´)
叫びたくなります。

夕飯とお風呂上がると1時。
睡眠薬飲んで寝床でノンアルコールビール。
そして今書いてます。
最悪のつらい夜。

***

リハビリ出勤。
少しずつ慣らしていくのは自分の抑鬱と同じ。
まあ気長にやりましょう。

今夜、やりきれなくてブックオフに寄り道。
2冊購入。

まーいまさらながら「処世術」本の多いこと。
ほとんどがくだらないものでしょうが。
「そんなことなら滝に打たれに行く方が早い」と思いながらも、人から浴びる悪性放射能には身動き出来ず。

***

わたしも、当時より今。
U2とイーノの化学変化を、時を置いて、最認識しています。

聴きながら「いつか【おまえ】を必ず超えてやる」と精神のハガネを密に、体内に意識を結集させています。

それは地位名誉カネ以外のモノ。

***

さくりんさんのお手製カセット。

ジェーンの「It's a fine day」。
数年前、シングルCDジャニスで発見。
静かさこの上無いアンビエント。

「広い草むらで午後を過ごす」
このオフィシャルビデオ、まさにその通りの映像ですよ。

やはり聴覚は視覚より鋭し。

マーク・ノップラーのCALは映画は見てませんが【イメージ壊れるので】「牧歌的にギター中心に奏でられたケルト民族色強い」が匂うなら、多分メインテーマの「ザ・ロング・ロード」ではないかと思います。
自分は、人の居ないこんもりした丘の上に小さく見える馬が霧の中佇むインデックスカードを思い出しました。
良い静かなアルバムです。

私は同時期に、レスポンドレーベル(ポールウェラーの)のトレイシー・ヤングの優しいアルバムを聴いていたのも繋がりました。

これは聴いて欲しいなあ。。。

***

「コロニアル・ホテルの出来事」
竜真知子作詞曲はたんまりありますよ。

しかしまーなまめかしいですなあ。

まあ得てしてそういうもの。
トレイシー・ソーンの「ナイト&デイ」も、実は「夜も昼も、【愛】したい」という歌詞らしいですし…

知らない方が良いこともあります。
返信する
幻想、或いは遠い記憶か (さくりん)
2011-01-28 18:40:23
今週もお疲れ様でした。
「脱げる」週末がやってきましたね。

私の「草むらの午後」を構築する要素として、
「」の他に
ブレッド&バターの「一枚の絵」、木下夕爾の「野」
などがあります。

「一枚の絵」は小学生の頃?にラジオで聴きました。
ブレッド&バターとはどのような位置づけの人達なのか…この曲しか知らず、この部分しか印象にないのですが(笑)
 どこに居るのかヒバリがさえずる
 君は四葉のクローバー探すよ
 丘の上には君と僕だけだ
 午後の日差しが揺らめいている

木下夕爾は国語の教科書がきっかけで好きになった詩人です。
 「野」
 家畜があるくように
 雲が往ったり来たり
 雲の影が往ったり来たり

 草むらに寝ころんで
 ぼくはもう何も思うことがなくなった

 雲の影よ
 ここへ
 ぼくのそばへ来たまえ
 ぼくはぼくの席を君に譲ろう
 あたたかい日差しのこの草むらを


これらが相まって、おぼろげながら
しかしはっきりと作り上げられた「草むらの午後」は、
単なる理想郷のようでもあり、
ひょっとしたら遠いふるさと(地球に堕ちる前)の穏やかな記憶かもしれません…

 * * * * *

気に入った曲に針を落とし、思いを巡らせ聴いていたのが、
ナンパな内容だったり(ありがち)、
実は「捨て曲」だったり。
知らない方が良かった(+_+)が、なんと多いことか。

トレイシー・ヤング、聴いてみますね。

トレイシー繋がりでトレイシー・ソーンですが、私のテープは
マーク・ノップラー→「It's a fine day」→マリン・ガールズ「A place in the sun」→モーリス・ディーバンク(FELT)と続きます。
ジェーンとマリン・ガールズは「PILLOWS AND PRAYERS」とは逆の曲順ですが、自分には断然この流れ、
陽だまりで過ごした後、野原を駆け抜けて家路に向かうと次第に夕暮れが…という展開です。

マーク・ノップラーのソロの代わりにダイアー・ストレイツの「Wild west end」を使っているバージョンもあり(迷ったんでしょうね^^ゞ)
当時の私に拍手。

かたちんばさんのテープ・シリーズ、楽しみです。
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