昨夜の雨は、さほどでもなく過ぎていった。
深く眠れぬまま、トイレをもよおして起きる。
起きると6時なので、二度寝をさけるために起きる。
だるいのは、かわらない。
ゆっくりストレッチをする。
よく広告で「トイレが近い人」などと、老年に入った人が、皆なるようなフリをして、クスリを売っている。
じぶんは、単純に夜呑んだビールのせい。
こんなことを繰り返していたら、眠りも良くない。
そう言いながら、呑んでしまう。
要因が分かっているなら、さっさと正せ。
とじぶんを一喝。
朝のもっさり感には「Sagor & Swing」。
■Sagor & Swing 「Vals pa vingar」'01■
ウルリッヒ・シュナウスやクライストといった「エレクトロニカ」を知ったころ。
ジャニスに「フォークトロニカ」と書いたアルバムを発見して借りて聴いていた。
これを聴くと、お正月・三が日に、
劇団「ラッパ屋」のお芝居『裸でスキップ』を、新宿まで3人で観に行ったのを想い出す。
その穏やかなハレの日に自室で聴いていた。
ぼーっと出来るオルガンの優しい曲。
このアルバムには、まるで「日本むかしばなし」のバックで流れていても、何ら違和感のない曲も入っていたりする。
朝の時間は、ついぼーっとしていると、あっという間に過ぎてしまう。
ほんとうは、ずーっとぼーっとしていたいのだが。
時間の長さというのは、伸びたり縮んだりする。
朝の時間は不思議と、体内はスローで・外の時計時間は早い。
それを朝風呂や歯磨きが調整弁となって、次第に双方の足並みを揃えていくようである。