会社の近く(茅場町-新川)に「いさみや」という、古ぼけた肉屋さんがある。
我輩は肉食はしないが、ここの揚げ物のお弁当が大好きだ。
お店をやっているのはみんなお年寄り。
→ご飯を用意するおばあちゃんたち
→揚げ物を揚げるおじいちゃん
→注文を聞いて、揚げ物を選んで詰めるおばあちゃん。
総勢4名のシルバーお弁当屋さん。
人気があって、OLも含めていつも行列。
おまかせ弁当もあるが、自分は肉はダメなので、1つずつ自分で選んで入れてもらう。
我輩が好きで選ぶのは、
●チーズが中に入った三角はんぺん 110円
●クリームコロッケ 90円
●枝豆コロッケ 110円
●ポテト 1個20円
●イカフライ 80円
実に庶民的な、下町的味わいの「味」と店構え。
おいしい・・・。
時折、いつものメンバーがいないと心配になる。
いつまでも、おじいちゃん・おばあちゃん、みんな元気で、おいしいお弁当を作って欲しいな。
下町のコロッケのにおい。それに集まる人々。みんなが安心して食堂やお店を利用し、顔を見ながら交流している。そういう場面はとても人間的で安心できる一コマだと思います。昔から大都会であるローマや東京の人には人情があるのはこういう生活によるものでしょうね。
地球のためにも、家にオーブンをおかずに、町のパン屋さんが代行するのは、よいですね。
自分は、コンビニというのが嫌いです。
ああして行けば、すぐ目の前で加工品が手に入るというのがなじめません。お金さえあれば何でも買えるのさ、という姿勢にもなじめません。
下町の商店街の活気が自分は好きです。
「今日は、安いよ~」
「今日は、どの野菜が安いの?」
「これとこれがおすすめかな」
「じゃあ、1つもらうわ」
「これが、大きくていいっすよ」
八百屋さんの一風景・・・。
コロッケ屋さんの店頭も、そんな感じ。
うちの若いヤツもこのお店が好きですが、なまいきで、よくおばあちゃんに、「揚げたてちょうだい。それじゃなくて、こっちが大きいからそれ。」とか「おばあちゃん、おまけしてよ」なんてやりとりしてます。
こういうお店がまだまだ一杯東京の商店街にあるのは、まだニンゲンも捨てたもんじゃないと思えます。