こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

坂本龍一のサウンドストリート 1983年5月17日 YMO「浮気なぼくら」特集

2007-03-11 21:34:05 | 坂本龍一のサウンドストリート


今では「浮気なぼくら」は、大好きなアルバムだが、当時は、聞き込むまで、表面的な明るさに違和感があった。しかし、聞き込むたびに、実は「歌謡曲」なんていう軽さではない、「裏テクノデリック」(細野さんのコメント)としての名曲そろいのアルバムである。

***

この日は、YMO3人で、芝浦のアルファレコードのスタジオにて、エフェクターをいじりながら、声を変えて、3人で「お笑い」を演じながら、曲を紹介した。

3人でじゃんけんをして、DJを決めるといって、最初、DJになったのは、幸宏。

坂本「細野さん、寝ないでください。」
幸宏「坂本くん、僕がDJやると民放っぽいんですけど・・・。」
坂本「何かやってるらしいですね。悪口なんか言ってませんか。」
幸宏「好きです。悪口言うの。悪口言うと、ホントに仲悪いんじゃないかと思うらしくて、それが好きでしょうがない。」
「実は、別に仲悪くありません。」
坂本「割と仲良いですね。最近は。」
幸宏「接吻なんかしますから・・。」(「ルージュマジック」への揶揄?)

一同苦笑

***

1・YMO 「君に胸キュン」

幸宏「次は、お電話のコーナーですね。もう繋がっていますね。自分のお名前と学年を言ってください。」
坂本「鶴田こういちです。小学校4年です。」
幸宏「今、何やってました?」
坂本「いいづらいんですけど・・・今、アレしてました・・・。」
幸宏「アレ?アレね・・。今どんなところにいるの?」
坂本「狭いところです。」
幸宏「一人だけ?」
坂本「もちろんです。」
幸宏「女性なんか、好みがあるのかな?」
坂本「今年のキャンペーン・ギャルのアイダさんなんか結構好みですね。」
幸宏「あの化粧品会社のね。」
坂本「そうです。」
幸宏「どこがいいのかな?」
坂本「豊満な胸の辺りなんかいいですね。」
幸宏「豊満な(笑)なるほどね。」
坂本「いつも先生に言われるんです。やり過ぎはいけないよ、って。」
幸宏「そうっ。一日に何回くらいかな?」
坂本「そうですね。僕の場合、朝と晩と2回くらいです。」
幸宏「それはねえ・・多いね、ちょっと。」
坂本「そうですか?でも、溜まると・・<耐え切れず笑い止まらず>カラダに良くないから。うちのおじいさんもしてますよ。」
幸宏「何人家族ですか?」
坂本「うちは4人と1匹です。」
幸宏「まさか、その1匹はしてませんよね?」
坂本「よくしますよ。」
幸宏「ラジオは最近こういう事を言っても大丈夫だから、何をしていたか全国の人に発表しましょう。」
坂本「・・・・・大便です・・・・おやすみなさい。」

こんな具合に、進行していく。

***

2・YMO 「希望の河」
3・YMO 「ケイオス・パニック」(シングル「君に胸キュン」B面)
4・YMO 「邂逅」(かいこう)

・企画ソロレコードを細野さんは作るとこのとき、言っていたが、それは何だったのだろうか?またもや、ボツになったアルバムなのだろうか?この年、細野さんはソロは発売されなかった。

・幸宏は、このあと「薔薇色の明日」と連動したライブがあることを言う。
ゲスト:ビル・ネルソン、デヴィッド・パーマー、立花ハジメ、鈴木慶一などなど。
ここで教授は「今回は、すみれ小僧は出ないのか?」と聞く。
すみれ小僧=土屋昌巳である。このとき、一風堂=土屋昌巳は、別でライブ・ツアーをしており、ここには、スティーヴ・ジャンセンが参加している。
教授は「スティーヴもねえ・・」と「何であんなものに参加するんだ」と言わんばかりのことを言う。

5・YMO 「希望の路」

・「笑っていいとも」に細野さんが出たときの話題。電報がたくさん来ていて、どれも「幸宏さんを出して」「教授を出して」というものばかりだったという。しかし、2人は「前に出ているのに、見てなかったんだ」とのこと。

坂本「最近、1981年ウィンターライブのヴィデオ見ましたねえ。」
細野・幸宏「見ました。」
坂本「暗い・・・。暗いYMOもいいですねえ。」
細野・幸宏「いいですよねえ。」
坂本「あの頃の真剣さというか、切なさというか・・・。」

坂本「そのへんの過激とか言われるバンドより、過激というか、根が深いですね。」
幸宏「(笑)病的ですね。」

6・YMO 「以心電信」

最後は、NHKのテレビでの「世界コミュニケーション年」のテーマである「以心電信」で終わった。
コメント (10)
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