京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高松塚古墳壁画発見50周年記念展 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

2022年03月24日 11時57分00秒 | 日記
 今年は奈良県明日香村にある高松塚古墳から鮮やかな極彩色壁画(国宝)が発見され50年になります。

当時、私は小学校4年生で色鮮やかな"女子群像"の壁画発見に感動したのを覚えています。



そこで2月15日に奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で行われている「よみがえる極彩色壁画」展に行って来ました。



高松塚古墳は7世紀から8世紀初めに築造されたとされ、1972年3月21日に石室から壁画が発見されました。





石室は16枚の凝灰岩で構成され、内側には漆喰が塗られ、その上には鮮やかな極彩色の男女群像や中国古代思想を現す「四神」のうち白虎、青龍、玄武が描かれていました。

南を守る朱雀は残念ながら盗掘の為に失われています。



展示物には発見当時の壁画の写真をもとにした原寸大コロタイプ複製パネルが目を引きます。

西壁の「飛鳥美人」だけではなく東壁と北壁に描かれている「星宿図」のパネルも展示されています。







また、発掘調査の成果の展示もあり木棺の飾り金具から想定復元された木棺の豪華さにも目を見張るものがあります。

発掘された海獣葡萄鏡やガラス玉などは国の重要文化財に指定されています。





当時の技法を忠実に再現し複製された「飛鳥美人」に感動を覚えます。

被葬者は、天武天皇の皇子説、渡来系氏族説など、未だ想像の域を出ていません。








城南宮 神苑の枝垂れ梅

2022年03月24日 08時32分00秒 | 日記
 3月18日は見頃を迎えた枝垂れ梅の鑑賞に城南宮を訪れました。







生憎の雨模様でしたが甘い香りを漂わせて満開に咲く枝垂れ梅を見ていると不思議に雨も気にならないです。





御本殿にお詣りを済ませ授与所で電子チケットを見せます。



今回はJR東海ツアーズの御朱印の特典付の企画を申し込んでいました。







神苑に入れると色々な種類の椿が咲いています。
恐らく京都でも屈指の椿の種類だと思います。







「春の山」と呼ばれる枝垂れ梅が多く植っているエリアです。



平安時代には白河上皇が造営した"鳥羽離宮"の跡と言われています。





枝垂れ梅の下に落ち椿の花の様子は何とも例えようのない美しさです。







苑路は御本殿の裏をとおり「曲水の宴」が行われる庭園に出ます。









一旦、ゲートを通り、道を挟んだ向い側には「城南宮離宮」「桃山の庭」「室町の庭」が広がっています。

毎年、茶室「楽水軒」でお茶を頂きながら庭を眺めるのが楽しみのひとつですが、コロナ禍の中で中止されているのが残念です。





「桃山の庭」には南国の蘇鉄が植っています。
寒さに弱いので冬の間は菰が巻かれています。







「室町の庭」は室町幕府三代将軍義滿、八代将軍義政により花開いた北山文化、東山文化を象徴する庭園です。

次にランチを予約している宝ヶ池へと向かいます。