
4月29日、安楽寿院に続き北向山不動院を拝観しました。

















北向山不動院の歴史は、大治5年(1130)興教大師が鳥羽離宮内で鳥羽天皇の病気平癒を祈願された満願の日に、鳥羽天皇の夢の中に、結跏趺坐を解き右足を垂れ正にこれから立ち上がらんとされる半跏不動明王が御出現されました。


回復された天皇の勅命により、御本尊半跏不動明王(重要文化財)は王城鎮護のため北向にお祭りされ、「北向山」の山号となりました。



鳥羽天皇のお誕生日の1月16日には、毎年、ご本尊様のご開帳と、参拝者一人一人に特別加持祈祷が奉修されています。


また、午後2時より本堂内でのお護摩修法の後、境内での採燈大護摩供が厳修されています。
「一願の護摩」といわれ、お不動様にその願いを聞いて頂けます。
現在の本堂は、正徳2(1712)東山天皇の寄進によります。

内鐘楼にかかる梵鐘は、二品済深親王のご銘があって、元禄7年(1694)に名士、名越浄味によって鋳造されたものです。

境内には十二支守り本尊の石仏も安置されています。

境内には何度か来ていますが、本堂内やお不動さまにお詣りしたのは初めてで、御朱印を授与して頂きました。


また、近くには、白河天皇の御陵もあります。

帰りの竹田駅で地下鉄烏丸線の新型車両に遭遇しました。
まだ1編成しかないので、滅多に遭遇しません。
(去年に一度、乗車した事があります。車両内には京都の伝統工芸の説明などが掲載されていて、学習?出来る車両です。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます