京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

【夜の二条城】まいまい京都

2022年03月10日 15時25分00秒 | 日記
 3月3日は"まいまい京都"のツアーで「一夜限り貸切潜入!建築技師&仕掛け人と、非公開エリアも拝見」に参加しました。









柱にある装飾金具に唯一ある"千鳥"です。
次回に行かれた際に探して見て下さい。



先ずは東大手門前で二条城の歴史のカルチャーがあり、東大手門の潜戸から城内へ。








門が閉まっている内側から見るのは初めてです。
1枚の扉に三個の巨大な蝶番があり鉄で強化された重い扉を支えています。







"番所"の内部です。
普段はアクリル板越しにしか内部を見れませんが今回は特別に入室が出来ます。
防犯対策で天井は貼られずシンプルな内装です。

徳川の天下泰平な時代、、、在番の武士もさぞかし暇だったようで柱の内側には無数の槍跡や落書きの類いが見られます。
外からでは見れない所です。







重要文化財の唐門です。
プロジェションマッピングの時の様な派手なライトアップではなく、ホント裸電球の灯のようです。





その後、ガイドさんが代わり国宝の二の丸御殿内へ。

何度も訪れている御殿ですが、解説があるとよりリアルに感じられます。

廊下の壁の絵も傷みが激しく、何ヵ所も応急措置のシールが貼られています。
建築から400年以上も経過した建物を維持管理するのは大変な事だと思います。




観音正寺 西国三十三ヶ所観音霊場 第32番札所

2022年03月10日 10時02分00秒 | 日記
 観音正寺は観音寺城と同じ繖山(きぬがさやま)の山上に伽藍を構える天台宗寺院です。

また、西国三十三ヶ所観音巡礼第三十二番札所としても名高い寺院で標高370mの高所にある為、難所のひとつに数えられていましたが近年、9合目まで道路が施設されました。






仁王門がないのが寂しいですね。



寺伝によれば推古13年(605)、聖徳太子が訪れ自刻の千手観音をお祀りされたのが始まりと伝わります。





新たに造立されたご本尊千手観音坐像です。
大仏師松本明慶の作でインドから特別の許可で輸入された白檀が使われています。

旧本尊が約1mの立像てあったのを像高3.56mの巨大な坐像として作られた新たなご本尊さまです。



また、創建に関わる「人魚伝説」もあり人魚のミイラが実在していましたが平成5年(1993)の火災で焼失しています。







今年は聖徳太子1400年の御御忌大法会が5月22日から2025年12月18日まで伽藍の復興が計画されています。

佐々木六角氏の観音寺城の拡張により山上にあった伽藍は麓の観音堂に移りますが、戦乱が収まった慶長2年(1597)に再び山上に伽藍を復興されています。







近年、旧本尊のお前立が発見され、修復を受け新たな秘仏として住職一代限り、また、33年毎にご開帳される予定だそうです。