「ART MON ZEN KYOTO 」での館内ツアーを終えて「THE TERRACE&BAR」でイタリアン料理のコースを頂きます。
①季節の雫
聖護院蕪と酒粕の雫 芹の香り
京都の冬には大根よりも聖護院蕪がよく使われます。
酒粕の入った熱々のスープで体が温まります。
さりげなく七草のひとつ芹の緑色が鮮やかです。
②前菜
鯛の昆布締めカルパッチョサラダ仕立て
鮑 土佐酢のジュレ
鮮やかな葉物野菜の下には鯛の昆布締めと鮑が隠れています。
ドレッシングもシンプルに土佐酢のジュレ
鯛と鮑の旨味がダイレクトに伝わって来ます。
③パスタ
自家製トロフィエ 大葉のペスト イタリアン産唐墨
トロフィエはイタリアン北西部ジェノヴァで生まれた手打ちのショートパスタです。
大葉のペストの緑色とエキストラバージョンのオリーブオイル、唐墨の塩味とのバランスが抜群です。
唐墨は日本だけの珍味だと思っていましたがイタリアにもあるのですね。初めて知りました。
調べてみると日本の唐墨の歴史は400年ほどですが、イタリア南部では2000年以上もの歴史があるそうです。
日本では滅多に口に出来ない高級食材ですがイタリアでは普通に食卓に上がるようです。
④グラニテ
柚子のグラニテ
要は柚子のシャーベットです。
フランス料理のコースで肉料理とローストの間に出され、口直しの意味合いがあります。
次にメインの肉料理が出されるので、その前に口の中をリセットしてメインを楽しんで貰いたいとのシェフの意図だと思います。
⑤プレミアムビーフサーロイン
トリュフと柑橘のソース
プレミアムビーフとあるので米国産の最上位の牛肉です。
火の通りも抜群で柔らかく牛肉の味を楽しめるメインの肉料理です。
蕾菜も珍しいです。
しっかりとした食感で蕾菜の形や鮮やかな緑色から早春の雰囲気が漂います。
⑥季節のデザート
大人の苺クリームソーダ
苺とアイスクリームが運ばれて、その中にシャンパンが注がれます。
色は透明ですが、まさに"大人のクリームソーダ"です。
アルコールは感じなかったのでノンアルコールのシャンパンだと思います。
(シャンメリーではないでしょうが、、、)
⑦プティフール コーヒー
プティフールはフランス語で本来の意味「小さな窯」に由来し、そこから"一口サイズのケーキ"や食後のデザートを意味するようになったようです。
イタリアンなので"ドルチェ"でいいと思うのですが、、、
いつも思いますが、どうしてホテルのパンはこんなに美味しいのでしょうか?
パンが好きな事もありますが、いつも追加をお願いしてしまいます。
貴重な美術品を鑑賞し、美味しいイタリアンを頂き十二分に満足した講座(?)でした。