京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

あぶり餅 今宮神社門前名物

2022年03月27日 07時11分00秒 | 日記
 3月18日、今宮神社の門前名物"あぶり餅"を頂きに来ました。









今宮神社東門の北側には創業長保2年(1000)の一文字屋和輔(通称・一和)と向かいの南側には江戸時代寛永14年(1637)創業のかざり屋さんとが営業されています。
(両店ともに水曜日が定休日です。)







今回は一和さんにお邪魔しました。





一人前13本で500円です。
(右は通常の一人前で13本、
左はスタンプラリーの特典で6本)

店頭では親指くらいに千切られた餅を串に刺してきな粉をまぶし炭火で焦げ目が着く程に焼かれます。
白味噌ベースのたれがかけられて出されます。

おこげの香ばしさに甘めの白味噌のたれとのバランスが絶妙です。

京都には門前名物と呼ばれる菓子がたくさんありますが、やはり"あぶり餅"が一番ですね!







一和さんの店舗の下には井戸があり、創業以来枯れる事もなく今も現役で使われています。



お土産として持ち帰る事もでき、三人前1500円ですが賞味期限は当日限りです。

店内で頂いている間にもふたりの方がお求めになられていました。





お向かいのかざり屋さんです。

残念なお知らせですが4月1日より100円値上げされ一人前600円になります。







大徳寺聚光院 京の冬の旅⑪

2022年03月26日 08時56分00秒 | 日記
 ザ・プリンス京都宝ヶ池でランチを楽しみ、その後に大徳寺聚光院を拝観しました。

京都レストランウィンタースペシャルと同様、今日が最終日です。





こちら聚光院は堂内は無論ですが庭園も撮影が禁止されています。
そろそろ解禁してもいいのではと思います。

聚光院は永禄9年(1566)に三好義継が父・三好長慶の菩提を弔うために建立した寺院です。

開祖の笑嶺宗訴状(しょうれいそうきん)が千利休の参禅の師であったことから利休の墓所となり、以降三千家の菩提寺にもなっています。







方丈(重文)には狩野松栄・永徳親子の「花鳥図」や「瀟湘八景図」など国宝の障壁画が残ります。
現在は複製品が展示され、原画は京都国立博物館に寄託されています。

2016年には京博から里帰りし、原画が公開され16万人もの人が訪れました。

あれから5年半、ビックニュースが飛び込んで来ました。
今年9月3日(土)から2023年3月26日(日)まで再び京博から里帰りし特別公開される事が決まりました。

織田信長の時代に活躍した狩野永徳の作品は城郭の障壁画に多く、度重なる戦乱でそのほとんどは失われています。





同時に書院を飾る日本画家・千住博画伯の障壁画「滝」も公開の予定です。
こちらも5年半ぶりの公開になります。



庭園は「百積の庭」と呼ばれ、狩野永徳の下絵をもとに千利休が作庭した枯山水庭園です。
作庭当初は苔庭ではなく、白い砂が敷き詰められた庭園だったようです。





聚光院に残る茶室「閑隠席(かんいんせき)」と「枡床席(ますどこせき)」です。
いづれも国の重要文化財です。

これでスタンプラリーのスタンプが3つ揃い、またまた今宮神社の門前名物"あぶり餅"を頂きに行きます。




ザ・プリンス京都宝ヶ池 桃園

2022年03月25日 08時35分00秒 | 日記
 3月18日、城南宮で枝垂れ梅を鑑賞し、宝ヶ池にあるザ・プリンス京都宝ヶ池に来ました。







1月8日から始まった京都レストランウィンタースペシャルも今日が最終日です。

という訳で大好きな中国料理を最後に選択しました。



3月でロビー階には以前にカルチャー講座で行った"安藤人形店"の立派な雛人形が飾られていました。








中国料理桃園です。















北京料理が基本ですが、食材には京都産が多く使われています。

味は非常に上品な味付けで万人に好まれる味です。

個人的にはもう少しパンチの効いた辛さが欲しかったのと、一品あたりのボリューム感も欲しかったです。

最後の料理「和牛入り餡かけ焼きそば」が美味しかったです。
最近、京都牛が出回り始めていています。
肉質が柔らかく味も芳醇です。











高松塚古墳壁画発見50周年記念展 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

2022年03月24日 11時57分00秒 | 日記
 今年は奈良県明日香村にある高松塚古墳から鮮やかな極彩色壁画(国宝)が発見され50年になります。

当時、私は小学校4年生で色鮮やかな"女子群像"の壁画発見に感動したのを覚えています。



そこで2月15日に奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で行われている「よみがえる極彩色壁画」展に行って来ました。



高松塚古墳は7世紀から8世紀初めに築造されたとされ、1972年3月21日に石室から壁画が発見されました。





石室は16枚の凝灰岩で構成され、内側には漆喰が塗られ、その上には鮮やかな極彩色の男女群像や中国古代思想を現す「四神」のうち白虎、青龍、玄武が描かれていました。

南を守る朱雀は残念ながら盗掘の為に失われています。



展示物には発見当時の壁画の写真をもとにした原寸大コロタイプ複製パネルが目を引きます。

西壁の「飛鳥美人」だけではなく東壁と北壁に描かれている「星宿図」のパネルも展示されています。







また、発掘調査の成果の展示もあり木棺の飾り金具から想定復元された木棺の豪華さにも目を見張るものがあります。

発掘された海獣葡萄鏡やガラス玉などは国の重要文化財に指定されています。





当時の技法を忠実に再現し複製された「飛鳥美人」に感動を覚えます。

被葬者は、天武天皇の皇子説、渡来系氏族説など、未だ想像の域を出ていません。








城南宮 神苑の枝垂れ梅

2022年03月24日 08時32分00秒 | 日記
 3月18日は見頃を迎えた枝垂れ梅の鑑賞に城南宮を訪れました。







生憎の雨模様でしたが甘い香りを漂わせて満開に咲く枝垂れ梅を見ていると不思議に雨も気にならないです。





御本殿にお詣りを済ませ授与所で電子チケットを見せます。



今回はJR東海ツアーズの御朱印の特典付の企画を申し込んでいました。







神苑に入れると色々な種類の椿が咲いています。
恐らく京都でも屈指の椿の種類だと思います。







「春の山」と呼ばれる枝垂れ梅が多く植っているエリアです。



平安時代には白河上皇が造営した"鳥羽離宮"の跡と言われています。





枝垂れ梅の下に落ち椿の花の様子は何とも例えようのない美しさです。







苑路は御本殿の裏をとおり「曲水の宴」が行われる庭園に出ます。









一旦、ゲートを通り、道を挟んだ向い側には「城南宮離宮」「桃山の庭」「室町の庭」が広がっています。

毎年、茶室「楽水軒」でお茶を頂きながら庭を眺めるのが楽しみのひとつですが、コロナ禍の中で中止されているのが残念です。





「桃山の庭」には南国の蘇鉄が植っています。
寒さに弱いので冬の間は菰が巻かれています。







「室町の庭」は室町幕府三代将軍義滿、八代将軍義政により花開いた北山文化、東山文化を象徴する庭園です。

次にランチを予約している宝ヶ池へと向かいます。