3月24日は京都で最も早咲きの桜がある長得寺へと来ました。
(京阪電車出町柳駅すぐ南の川端通沿い)
浄土宗のお寺で山門から中は非公開ですが"おかめ桜"は山門の前にある為に鑑賞する事が出来ます。
昭和22年(1947年)に発表された寒彼桜と豆桜との交配種でイギリスの桜研究家イングラムにより作出されたそうです。
日本の美女のひとり「阿亀(おかめ)」にちなんで命名されました。
ソメイヨシノより濃いピンクの花が特徴的でベージュ色の塀とのコントラストが綺麗です。
満開は少し前だったようで早くも地面には落花が覆っています。
かっては裏寺町で創建されましたが江戸時代寛文12年(1672)に現在地に移ってきたようです。
当時、この辺りには鴨川に合流する砂川(すながわ)が流れていて近隣にある常林寺、正定院とともに浄土宗の「砂川の三軒寺」として信仰を集めています。
現在では暗渠になっていますが、お隣の常林寺は砂地を好む"萩"の名所になっています。
境内の地蔵堂の前には白木蓮が開花を始めています。
いよいよ春本番ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます