
4月27日は、毎年の春と秋に開催されている「上京茶会」に参加しました。
























今回の会場は枝垂れ桜が有名な本満寺です。
茶の湯文化の継承と振興のため、昭和40年(1965)からお寺や神社等を会場とした「上京茶会」が開催されており、今回の本満寺での開催は初めてだそうです。






本満寺は、正式には広宣流布山本願満足寺と言う日蓮宗の由緒あるお寺で、京都八本山のひとつです。
江戸時代には、八代将軍徳川吉宗の病院平癒を祈願し効果があったことから、将軍家の祈願所として栄えました。
本満寺と言う名前には「人の苦しみを取り除くことでみんなが幸せになり、満足のいく世の中であってほしい。」と言う願いが込められています。
春には桜や牡丹の名所としても有名なお寺です。





今回の懸釜は表千家が担当されています。
本席は一席が約30名の大寄せの茶会なので、非常にアットホームな雰囲気で茶会は進行します。
しかし、お道具をはじめ、お菓子は"とらや"、お抹茶は一保堂茶舗で本格的なものです。
副席は毎回、青年部の方が担当され立礼席で行われます。

今回は、初めての試みで12時と12時30分のお茶席は中学生以上25歳以下の限定席が設けられています。
茶の湯文化の継承の意図からも、いい試みだと思います。





本満寺さんに、これ程立派な書院と中庭があるとは、外部からは想像が出来なかったです。
いい経験をさせて頂きました。

本満寺の本堂です。
また、秋の「上京茶会」が楽しみです。
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