京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

酬恩庵一休寺 (一休寺納豆を使ったソフトクリーム)

2019年08月14日 06時48分22秒 | 日記
8月10日は、京田辺市にある酬恩庵一休寺に来ました。



とんちで有名な一休宗純が応仁の乱を避け京都東山から移り住んだ禅寺です。





何度か記事にしているので詳細や由緒については頂いたパンフレットをご覧下さい。

今日の目的は京都新聞の記事で見た、一休寺納豆を使ったソフトクリームが提供させてて、それがお目当でした。





ソフトクリームに一休寺納豆を砕いてトッピングされていて、一休寺納豆の塩っぱさがいいアクセントになっていて美味しかったです。
一緒に出された冷たい煎茶で、しばし暑さを忘れました。

方丈、庭園、本堂、開山堂、宝蔵と一通り巡りました。

















去年の秋にJR東海「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーン寺院になり凄い数の方々が訪れましたが今年はどうなるのでしょうか?

僕としては、元の静かな一休寺に戻って欲しいのですが、、、

京田辺市 月読神社

2019年08月13日 08時16分20秒 | 日記
8月10日は、京田辺市大住に鎮座される月読神社を参拝しました。





平安時代に定められた延喜式に載る由緒正しい神社で月読尊、伊邪那岐尊、伊邪那美命を祭神としてお詣りしています。

中世にはたひわたび兵火は巻き込まれ、社殿の復興が繰り返えされました。
明治維新の戦乱では石清水八幡宮が一時遷座され、ご神宝が薬師堂に安置された歴史があります。

ご本殿は一間社春日造りで、この南山城が奈良の強い影響下にあった事が分かります。
実際、この大住地区は室町時代末までは奈良興福寺の荘園だったそうです。

境内にはかって神宮寺として宝生山福養寺が明治初めまで存在し、六坊がありましたが神仏分離令で全て廃寺となりました。













清水寺 千日詣り

2019年08月09日 20時59分03秒 | 日記
今日8月8日は高台寺の教化ホールでアンドロイド観音さまの法話を拝聴した後に清水寺へと来ました。









清水寺では今日、8月9日から16日まで千日詣りが行われています。

一日の参詣で千日分のご利益があると言われる観音信仰における最大の功徳日とされています。

いつもは本堂外陣からしかお詣り出来ませんが、この期間は内々陣に入ってお詣りができます。
近くからご本尊様にお詣りをし、健康と仕事の充実をお願いしました。

いつもは、ご本尊様の前におられるお前立ちの観音さましか見えませんが、ご本尊様をお守りされている持国天はじめ四天王のお姿を間近で拝見できます。

また、轟門をくぐると涼やか風鈴の音色が迎えてくれます。





久しぶりに拝見コースを回り、子安の塔にも立ち寄りました。平成から令和の長い期間の修復工事の第一弾が子安の塔でした。半解体修理で鮮やかな朱色が蘇りました。工事期間中はフェンスに塔が描かれていました。









清水寺のある辺りは京の葬送地の鳥辺野にあたるので多くの石仏がお祀りされています。





帰りは茶碗坂を下り、五条坂陶器祭りを見て回り、"陶 点晴かわさき"さんで気に入った抹茶茶碗を見つけ買い求めました。




京都文化博物館 (横山崋山展)

2019年08月07日 09時00分08秒 | 日記
東華菜館の見学、昼食を終え向かったのが京都文化博物館です。特別展「横山崋山」展が行われています。江戸時代後期の有名な絵師ですが最近ではスポットライトを浴びることもなく"忘れられた絵師"とも呼ばれています。僕も知りませんでした。



三条通に面した煉瓦の建物は旧日本銀行京都支店で辰野金吾の設計です。

受付窓口はシャッター式になっており今でも正確に動きます。



天井の装飾も素晴らしく二階分が吹き抜きになっており周りには回廊が設けられています。





新館との間の中庭には金庫室があり、今は、前田珈琲さんが出店されています。金庫室だけあり扉は厚く建物全体が重厚な感じがらします。屋根には日本銀行のマークの瓦が四隅を飾っています。





いよいよ展覧会です。エレベーターで4階まで行きます。



横山崋山は、江戸時代後期に活躍した絵師で幼少期から曽我蕭白に憧れて絵師になっています。会場最初の展示が「蝦蟇仙人図」で曽我蕭白と横山崋山の同じ構図の絵が並べられています。

ちょうど、尾形光琳が俵屋宗達の「風神雷神図屏風」を真似て描いた屏風を彷彿させます。

見ものは30mにも及ぶ「祇園祭礼図巻」ですね。
山や鉾が克明に描かれていて、2022年に復興を目指している"鷹山"も詳細に描かれていて、山の復興の資料として参考にされているそうです。また、御神体三体の図面も残っていて、近年忠実に再現されました。

展示手法も①蕭白を学ぶ②人物③花鳥④山水⑤風俗⑥描かれた祇園祭と横山崋山の画業を系統的になっていて分かりやすい展示でした。

横山崋山は現役絵師時代、明治から大正時代に世間に知られた絵師でしたが、何故か、それ以降忘れらた絵師となっていました。

今回の特別展で再び脚光を浴びる絵師になって欲しいと願う素晴らしい作品の数々でした。










東華菜館見学とランチ

2019年08月03日 08時58分31秒 | 日記
東華菜館は四条大橋の西詰にある北京料理のお店です。 長年の内部見学の願望がようやく叶いました。す








(白黒写真は東華菜館のHPよりの引用です。)

京都、滋賀で多くの建築設計を手掛けたアメリカ人ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計による唯一の飲食店の建築物です。
当初は西洋料理店「矢尾政」でしたが第二次世界対戦中でもあり"洋食"店の存続が難しくなり、店主の浅井保次郎は、中国人の友人、于(う)永善さんに譲渡しました。于さんは中国大連で北京料理のベースとなる広東料理を修得しており、洋食「八尾政」から北京料理「東華菜館」へと生まれ変わりました。

外観は、スペイン・バロック様式と呼ばれ、装飾が多いのが特徴です。









入口からして、飲食店らしく貝やタコの装飾が施されています。











注目のひとつはエレベーターです。
大正13年(1924)に輸入・設計されたアメリカOTIS社製で国内エレベーターの中では、最も古いものです。内側に蛇腹式の内扉が付き運転手による手動式です。

また、エレベーター入口上のインジケーター は各フロアの高さに合わせて数字が打刻されています。











ヴォーリズが手掛けた学校建築や個人住宅には、無駄を省いた実用的な建築が多いですが、こちらは飲食店でもあり、これでもかと言う程の装飾が施されています。

各階の天井や装飾品はそれぞれに違っていますし、同じ部屋でも区画ごとに天井や梁のデザインが違った凝りようです。











天井の梁の色彩も同時に復元されていますが一本だけは当時のまま、わざと残しているのだそうです。

特別に屋上に上げて頂きました。夏場はビアガーデンとして使われています。











昼食は3千さんのコースで"それなり"の料理でした。