11月21日は、京都市緑化協会さんの「京の庭巡り」せに参加し、等持院と真如寺を巡りました。
講師は、協会の理事もされておられる吉田昌弘先生です。先生は平安遷都1200年の記念事業のひとつ梅小路公園内の「朱雀の庭」を設計され賞もお取りになられています。
まずは、足利氏の菩提寺 等持院です。
最近、方丈、義政好みの茶室清漣亭、足利歴代将軍の木像が安置されている霊光殿の改修が行われており拝観が出来ません。その分、拝観料が割引されており良心的な対応だと思います。
庭園には初代将軍尊氏の墓があり台座の正面には延文三年四月の銘があり大きさは思いのほか小さい宝篋印塔です。尊氏の人柄が伺えます。
庭園は西側と東側とでは随分と趣きが違います。
東側は鎌倉時代の高僧 夢想疎石作庭で心字池を中心に回遊するに従って風景が変わります。護岸の石組、枯滝にその特長を見る事が出来ます。
その他に西方寺の上段の庭園、天龍寺の曹源池庭園が夢想の作庭と伝わります。
一方、書院から望む西側の庭園は芙蓉池を中心とした庭園で、寒の頃から春先にかけ咲き始める有楽椿(侘助椿)、初夏の皐月、7月頃からのくちなしの花、初秋の芙蓉の花などが見どころとなっています。また、尊氏百年忌の長禄元年(1457)に復興した際に茶室清漣亭が新築されました。
等持院は、「きぬかけの道」の南側に位置し、景観の良い場所にあります。平安時代には嵯峨天皇が夏に雪山が見たいと言われ絹を掛け、雪山に見立てた衣笠山があり等持院からは借景になるのですが、立命館大学の校舎で見えなくなっています。その校舎を隠すために背の高い植栽で囲まれているのが残念です。
講師は、協会の理事もされておられる吉田昌弘先生です。先生は平安遷都1200年の記念事業のひとつ梅小路公園内の「朱雀の庭」を設計され賞もお取りになられています。
まずは、足利氏の菩提寺 等持院です。
最近、方丈、義政好みの茶室清漣亭、足利歴代将軍の木像が安置されている霊光殿の改修が行われており拝観が出来ません。その分、拝観料が割引されており良心的な対応だと思います。
庭園には初代将軍尊氏の墓があり台座の正面には延文三年四月の銘があり大きさは思いのほか小さい宝篋印塔です。尊氏の人柄が伺えます。
庭園は西側と東側とでは随分と趣きが違います。
東側は鎌倉時代の高僧 夢想疎石作庭で心字池を中心に回遊するに従って風景が変わります。護岸の石組、枯滝にその特長を見る事が出来ます。
その他に西方寺の上段の庭園、天龍寺の曹源池庭園が夢想の作庭と伝わります。
一方、書院から望む西側の庭園は芙蓉池を中心とした庭園で、寒の頃から春先にかけ咲き始める有楽椿(侘助椿)、初夏の皐月、7月頃からのくちなしの花、初秋の芙蓉の花などが見どころとなっています。また、尊氏百年忌の長禄元年(1457)に復興した際に茶室清漣亭が新築されました。
等持院は、「きぬかけの道」の南側に位置し、景観の良い場所にあります。平安時代には嵯峨天皇が夏に雪山が見たいと言われ絹を掛け、雪山に見立てた衣笠山があり等持院からは借景になるのですが、立命館大学の校舎で見えなくなっています。その校舎を隠すために背の高い植栽で囲まれているのが残念です。