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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2018京都夜間拝観⑤ 無鄰菴

2018年11月26日 08時51分14秒 | 日記
東寺での夜間拝観を終えて、7名の大所帯なのでタクシー2台に分乗して訪れたのは、明治時代の政治家山縣有朋の別荘、無鄰菴です。22日(木)から24日(土)の3日間「無鄰菴ライトアップパーティー」と題して夜間参観をされています。
無鄰菴でのナイト参観はあまり機会がないのでやって来た次第です。





無鄰菴の概略の記事は過去にも書いているので 11月15日の記事をご覧下さい。

玄関で受付を済ませると、こちら無鄰菴を管理運営されている植彌加藤造園の加藤友規社長がおられ先日、智積院での講演に参加させて頂いた旨をお伝えし挨拶させて頂きました。まずは母屋2階に。見頃の紅葉が幻想的に浮かんでいます。



1階に降りると広間は人、人、人でほぼ満席の状態で皆さん7時から始まる庭園コンシェルジュの説明を待っておられます。

僕はその間に庭園を散策。派手に演出するのではなく園路はほのかな行灯、しかし、見どころの三段の滝や山縣自慢の醍醐の巨石は白昼色で下からライトアップされ散策する人の視線を向ける演出がなされています。











再び母屋に戻り無鄰菴のプログラムディレクターをされているSYさんと少しお話をさせて頂きましたが、あまりに多くの方が来られてトラブルや事故の心配、折角に来園して頂いたのに、ゆっくりと散策が出来ない事、庭園コンシェルジュの説明が希望される方々に出来るのかを心配しておられました。

しかし、ライトアップ全体的に言える事ですが、演出の見事さには目を見張るものがあります。
行灯の火ひとつ取ってもLEDの発明、進歩は画期的なものがあります。かってのローソクから電球、そしてLEDへ。省エネで発熱も配線も要らず電池で何時間も持ちます。さらにローソクの火のように灯りが揺らぐLEDまであるのです。
さらに妙顕寺さんのように、日蓮宗寺院まで夜間拝観をする時代になってきたのですね。





来場者が多い事以外は、昼間の顔とは違う表情の無鄰菴を堪能させて頂きました。

無鄰菴のスタッフの皆様、お疲れさまです。
お疲れが出ませんように御自愛下さい。

2018錦秋の京都⑥ 醍醐寺

2018年11月26日 06時30分02秒 | 日記
醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山です。
まずは三宝院へ。醍醐寺の本坊的な存在で唐門は国宝です。また、庭園は豊臣秀吉自ら設計し、各地の名石が各大名から寄進され惜しげもなく使われており、中でも藤戸石は「天下人の石」といわれ足利将軍家、織田信長、豊臣秀吉と受け継がれて来ました。







この時期は純浄観も公開されています。(別料金500円ですがそれ以上の価値があります。)







次に伽藍の拝観です。仁王門の受付をして境内に入ると、たくさんの倒木が、、、南側は檜が全て伐採され、ほぼ更地の状態になっており、北側はまだ、手付かずの状態でした。改めて台風21号の被害の大きさに驚いた次第です。





国宝の金堂、五重塔は無事なようで安心しました。

醍醐寺の紅葉🍁の一番の名所は下醍醐の最奥にある弁天堂と、池周辺の紅葉で、山側には銀杏の大木があり赤と黄と緑のコントラストが美しいです。









最後に霊宝館です。こちらの枝垂れ桜も有名ですが、やはり台風の被害を受けていました。
今回、水晶に納められた快慶作と思われる阿弥陀如来さまが初公開されています。
高さが5.5cmの立像ですが、細部まで作り込まれており、背中の袈裟まで美しい仕上がりです。







まだ、予定の時間まで余裕があるのでバスで行ける小野小町ゆかりの随心院へと向かいます。