Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

MIHO KANNOの人形劇

2008年11月24日 | 美術
11/23
日曜日なのに、大学での仕事があり、西生田へ。仕事が終わってしばらく、学生に貸してもらった2000年の浜崎あゆみライブDVDを見ていた。「trauma」「season」はやっぱりすごい。なんども涙腺が刺激される。
その後、
MIHO KANNOの人形劇を等々力のある住宅のようなアトリエに見に行った。
CINRA でのインタビュー
多摩美卒の作家を中心としたアーティスト集団らしい。普通の2階建て住宅の一階居間空間をギャラリースペースにして、窓を開け放ち、庭に人形劇用の劇スペースを拵え上げてそこで上演。20人くらいでなごやかに始まりを待つ時間や、はじまってからのアットホームな観客の失笑の波とかが、とても心地よく、バリの芸能を現地で見ている時のような気分にさせられる。専制的な王と歌を集めている怪物との一騎打ち?ほとんど内容は覚えていないのだけれど、アンビエント?な音響とろうそくと両手でひとり熱演する人形劇とは、5時間くらい延々やってくれれば、どんどんトランシーな気分になってくるように思えて、今後の活動に期待をしてしまった。CINRAの記事では、とてもやわらかいやさしい今時の若者な感じだけれど、そこに沸々と爆発しそうになっているのは、何やら今日的な宗教性のよう。なかなかの珍味でした。