石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

2028年度にHEFA-SAF製造へ   出光、徳山事業所で基本設計段階移行

2024-08-06 07:37:51 | 日記

出光興産は、徳山事業所(山口県周南市)でHEFA技術によるSAF(持続可能な航空燃料)製造プロジェクトについて、FS(事業化調査)を完了し、FEED(基本設計)に移行することを決めたと発表した。同社は、2030年までに年間50万klのSAF国内供給体制の構築に向けて準備を進めているが、このうち徳山事業所では、2028年度から年間25万klのSAF生産開始を目指す。
HEFAとは、植物油などを水素化処理して得られる水素化エステル・脂肪酸からSAFを製造する技術・プロセスで、SAF の国際規格に認証されている。
SAFの製造方法としてはこのほか、ATJ(Alcohol to Jet)があり、エタノールなどから SAFを製造する技術・プロセスとして、SAFの国際規格として認証されている。
出光興産は、千葉事業所(千葉県市原市)でNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金を活用したATJ技術導入によるSAF実証生産に向けた準備を進めており、2028年度までに10万klの生産開始を目指しているほか、豪州のSAF企業に出資するなどして、海外から15万klのニートSAF(バイオマスや廃食油などから生産された航空燃料)の輸入を目指しており、3つのルートでのSAF安定供給を目指している。

石油通信社

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 登録車7ヵ月ぶり増加、軽は... | トップ | 合計2万1223ヵ所、前年... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事