IEAはこのほど、6月の石油市場報告を発表し2021年の石油需要見通しを初めて示した。OECDは4604万BD、非OECDは5137万BD、世界合計では9742万BDと予測している。前年比ではOPECが266万BD増、非OECDは302万BD増、世界合計では570万BD増とCOVID-19感染対策と並行して進められている経済活動の再開で20年に比べ大幅な増加を見込んでいるものの、過去最高だった19年の水準(OECD4759万BD、非OECD5224万BD、世界合計9984万BD)には遠く及ばず、16年の水準(OECD4697万BD、非OECD4923万BD、世界合計9620万BD)に近い水準で推移するなど、世界需要は5年前の需要に回帰する見込みとなっている。
石油通信社
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