石油連盟の杉森務会長は、20日の定例記者会見で「足下のガソリン需要はすでにコロナ前の状況に戻っており、(ENEOSとして)新型コロナウイルスによる影響を想定しなくなっている」との認識を示した。
また、岸田首相が先日の記者会見で当面の電力需給対策として、最大9基の原発稼働と火力発電所10ヵ所程度の稼働を表明したが、今後の電力用C重油の引き合いについての記者の質問に対し、「(ENEOSとして)2022年度上期は前年同期比191%の需要に対し、供給は162%にとどまっている」とし、最大限供給に配慮するとしながらも、近年の電力用C重油の需要減少によりサプライチェーンが縮小していることで、供給には限界があるとの認識をあらためて示した。
杉森会長はこうしたうえで、「冬季を含めた下期もLNG価格が高止まりすれば、同様の状況になると考える」とLNG価格が低下しない限り、電力用C重油の引き合いは続くとの認識を示した。
石油通信社
また、岸田首相が先日の記者会見で当面の電力需給対策として、最大9基の原発稼働と火力発電所10ヵ所程度の稼働を表明したが、今後の電力用C重油の引き合いについての記者の質問に対し、「(ENEOSとして)2022年度上期は前年同期比191%の需要に対し、供給は162%にとどまっている」とし、最大限供給に配慮するとしながらも、近年の電力用C重油の需要減少によりサプライチェーンが縮小していることで、供給には限界があるとの認識をあらためて示した。
杉森会長はこうしたうえで、「冬季を含めた下期もLNG価格が高止まりすれば、同様の状況になると考える」とLNG価格が低下しない限り、電力用C重油の引き合いは続くとの認識を示した。
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