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ガソリン価格高騰、「これ以上は実需に影響も」 石連会長、今冬も灯油の安定供給に万全期す

2021-10-28 07:45:09 | 日記
石油連盟の杉森務会長は、27日の定例記者会見で今冬の燃料需要や供給体制について、ガソリンは新型コロナウイルス新規感染者が縮小する中で、ガソリンは前年比99%程度、灯油、軽油、A重油を含めた4品計で97%程度で推移するとの見通しを示したものの、資源エネルギー庁の調査でレギュラーガソリンの小売価格が160円/リットルを超えている状況をふまえ、「これ以上の価格になると、実需に影響する可能性がある」との認識を示した。
また、今冬の灯油供給について、厳冬予想もある中で、「実際に寒くなるかはわからないが、安定供給は最も重要なことであり、灯油在庫の積み増しを行っている。何があっても供給するというのが、我々のスタンスだ」と強調。さらに日本国内では今冬の電力需給のひっ迫が懸念される中で、電力用C重油などの供給については、「東日本大震災以降、電力用C重油などの需要は減少を続け、サプライチェーンも縮小している。今冬の石油火力向け燃料の供給要請はあるが、可能な限り対応していきたい」と語った。

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