合成燃料製造など、業界共通の研究拠点に ＪＰＥＣ石油基盤技術研究所、新施設披露

石油エネルギー技術センター（JPEC）の石油基盤技術研究所の新研究施設（東京都江東区新木場）への移転がこのほど、完了した。
JPECではこれまで、千葉市緑区の千葉土気緑の森工業団地に研究所を設置し、1991年4月からJCAPやJATOP、バイオ燃料、燃焼技術、ペトロリオミクスなど様々な研究を進め、現在は合成燃料技術、製油所グリーン化技術、プラスチック資源循環などの研究開発を進めていた。新研究施設でもこうした研究開発を引き継ぎながら、2050年カーボンニュートラルに貢献する研究開発を推進する。
新研究施設は、都市近郊型研究ラボとして建設された三井リンクラボ新木場1に設置された。この施設は、東京メトロやJR東日本の新木場駅に近くにありながら、危険物や高圧ガスの取り扱いが可能で、各階に少量危険物保管庫が整備されているなどの特長がある。

石油通信社