石油元売各社の9月第3週から1週間の仕切価格は、足下の原油コストが大幅に上昇していることを受けて、各社とも2.0~2.5円値上げを通知している。
各社が指標としている先週の原油価格は、米中が貿易摩擦解消に向けて歩み寄りを見せていたことから前半から強含みで推移していたが、さらに14日にサウジアラムコの石油施設が何者かによる攻撃に遭ったことで生産能力が半減。これにより週明けにかけてWTI、ドバイなど主要原油が1割程度上昇。為替は米中貿易摩擦の緩和で円安が進んでおり、サウジ石油施設の攻撃は円高の材料にはならなず、元売各社が指標としている原油コストは2円強上昇していた。
元売各社はこうした状況を反映して大幅値上げを通知しているが、サウジの石油生産は早期に回復するとの観測などでその後の油価は反落しており、来週以降の原油コストが注目される。
石油通信社
各社が指標としている先週の原油価格は、米中が貿易摩擦解消に向けて歩み寄りを見せていたことから前半から強含みで推移していたが、さらに14日にサウジアラムコの石油施設が何者かによる攻撃に遭ったことで生産能力が半減。これにより週明けにかけてWTI、ドバイなど主要原油が1割程度上昇。為替は米中貿易摩擦の緩和で円安が進んでおり、サウジ石油施設の攻撃は円高の材料にはならなず、元売各社が指標としている原油コストは2円強上昇していた。
元売各社はこうした状況を反映して大幅値上げを通知しているが、サウジの石油生産は早期に回復するとの観測などでその後の油価は反落しており、来週以降の原油コストが注目される。
石油通信社