10連休もガソリン給油行動が続く 5月家計調査、給油世帯6割超える

総務省がまとめた、5月の家計調査によると、全国（2人以上の世帯）の1世帯当たりのガソリン支出金額は、5843円（前年同月比9.5％増）となっている。小売価格は142.60円／リットル（0.7％上昇）、購入数量は1世帯当たり40.99リットル（8.7％増）に増加。11ヵ月連続で前年を上回っている。
また、調査対象世帯の62.25％（3.72ポイント増）が5月中に1回以上ガソリンを購入するなど3ヵ月連続で60％を超えている。購入頻度は1.46回（0.08回増）に増加している。
5月の1世帯当たりガソリン購入動向は、過去最大の10連休の影響が注目されたが、4月にも連休中の行楽や帰省に向けたユーザーの給油行動がみられたものの、5月に入ってもなお給油行動が続いたということになる。10連休ではマイカーなどの出足が分散されたことで例年のゴールデンウィークに比べ渋滞も少なく、燃費が改善。需要は伸びなかったとされるが、家計調査におけるガソリンの購入動向は、やや異なっている。

石油通信社