kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『ボーン・レガシー』を観て

2012-10-07 16:24:28 | アメリカ映画 2012

12-80.ボーン・レガシー
■原題:The Bourne Legacy
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:135分
■字幕:戸田奈津子
■観賞日:10月7日、新宿バルト9(新宿三丁目)
■料金:1,800円

 

□監督・脚本・原案・編集:ジョン・ギルロイ
□脚本:ダン・ギルロイ
◆ジェレミー・レナー(アーロン・クロス)
◆レイチェル・ワイズ(マルタ・シェアリング博士)
◆エドワード・ノートン(リック・バイヤー)
◆マーク・ターソ(ステイシー・キーチ)
◆オスカー・アイザック(アウトカム計画工作員)
◆ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)
◆アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ博士)
◆デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)
◆スコット・グレン(エズラ・クレイマーCIA長官)
【この映画について】
暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。
『ハート・ロッカー』『アヴェンジャーズ』(ホークアイ役)のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる。
(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
CIAの極秘プログラム“トレッドストーン計画”によって生み出された最強の暗殺者、ジェイソン・ボーンが、ロンドンで新聞記者に接触しようとしていた頃。ボーンと内部調査局のパメラ・ランディの告発によって計画が明るみに出ることを恐れたCIA本部では、国家調査研究所のリック・バイヤーが証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる。

一方、アラスカのCIA訓練地では、“アウトカム計画”によって生み出された暗殺者、アーロン・クロスが訓練を積んでいた。薬の服用を義務づけられていた彼は、相次ぐ予定変更によって自分の身に迫る危険を察知する。
彼の体調を管理しているステリシン・モルランタ社では、突然、職員が銃を乱射。居合わせたマルタ・シェアリング博士は九死に一生を得るが、研究所で行なっていたことに事件の原因があると知っていた彼女に、再び危機が迫る。その窮地を救ったのはアーロン。薬を求めてマルタのところへやってきた彼は、薬はすでに服用が中止され、プログラム従事者の体には半永久的な効果を持つ活性ウイルスが培養されていることを聞き、彼女とともにウイルスを製造しているマニラへ向かう。

急転する事態に混乱するマルタに、“自分はかつてケネス・キットソンという名前で、イラクで戦死したとされる兵士だ”と告げるアーロン。一方、マルタ暗殺の失敗を知ったバイヤーは、彼女を病原体盗難の重要容疑者に仕立て上げ、安全保障局や国防省を巻き込んだ非常事態宣言を発令。組織的な捜査によって2人の行方を洗い出す。
マニラに到着し、研究所に向かうマルタとアーロンだったが、追跡を察知して逃走。バイヤーは精鋭の人間兵器“ラークス計画”の作戦員をタイのバンコクから送り込む。路地の入り組んだマニラのスラム街で、究極の暗殺者たちによるチェイスが始まる……。

ボーン・シリーズと言えば言わずと知れたマット・デイモンの出世作でもあるヒット・シリーズだが、今作はジェイソン・ボーンとは別の工作員アーロン・クロスのお話で、そのクロスを演じるのが「アヴェンジャーズ」で『ホークアイ』を演じていたジェレミー・レナー。ジェレミー・レナーは最近良く観るけど、まだまだマット・デイモンと比べると馴染みがイマイチだけど、個人的には注目している俳優だ。
ジェイソン・ボーンとクロスの関係が映像だけでは分かり辛いのだが、プログラムを購入して読むと「あ~そうなんだ!」となるのだが、予告編にもあるようにNYにジェイソン・ボーンが今にも現れるような表現がされるのだが、マット・デイモンがバ~ンと派手に登場する事を期待していたファンもいるでしょうが登場しませんよ!!

時系列としては確かに同時進行の計画だが、クロスはあくまでも別物と考えましょう。ストーリーの進行は前半は中々進まず、冒頭に酷寒のアラスカでの訓練でクロスがただ者出ない事が分かる。研究所で研究者が突如銃を乱射してからストーリーはクロスとシェアリング博士二人の逃走劇へと話の中心が移り、この二人をCIAが必死に追いマニラまで飛ぶ。
予告編にあるオートバイでの追走劇はこのマニラでの出来事で、この辺りにきて始めてボーン・シリーズらしい動きが出て来る。そもそもマニラに飛んだのは、クロスの体内で培養されているウィルス製造元であるのがマニラだからだ。彼に取ってこれが切れることは一大事だからだ。
ここでCIAからの追撃を二人は振り切って、無事に南の海へと消えて行くことになるのだが、果たして問屋がそう簡単に二人を無罪放免とするのかは次回作を観てみないと分かりませんよね?

前半から中盤のCIAでの動きがメインだった部分から、二人での逃走になってからは面白かった。クロス役のジェレミー・レナーはマット・デイモンのような華やかさは無いけど、これと「アヴェンジャーズ」で名を随分と売っただろうから注目したい。


時計