kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

ハワイアンAOR/ソウルの名盤「AURA」

2010-08-01 00:00:00 | 音楽

AURA/「AURA」(1979)2010_0719_182052-2010_0719_182051-aura.jpgProduce:Gary Shimabukuro
<曲目>
1.I'll Remember You
2.Let Go,It's Over
3.Magic Lover
4.Yesterday's Love
5.No Beginning,No End
6.Short And Sweet
7.Winds Of Love
8.Let Me Say Dis About Dat
9.Can't Waste No Time
10.The Feeling's Right
11.Stop



最近、音楽関係のブログを書いていなかったので、久し振りに書いてみたいと思いました。
ここで取り上げたのは、ハワイの「AURA(オーラ)」というメンドーサ一家のハウスバンド?と言っても過言では無いバンドのアルバム。
これが発表されたのは1979年、当時大学生だった自分は全く知りませんでしたが、AOR系アーティストのリイシューに関心のある管理人としては、AURAの存在は知っていましたので再発されたと知って直ちにDユニオンで購入しました。Dユニオン以外で扱っている店舗は稀の様なので、Dユニオンに行ける方は早いうちに購入しないと、店頭から姿を消す日が直ぐに訪れそうです。ハワイアンの大所帯のグループといえば1978年のレムリアがよく知られていますが、こちらも11人の大所帯。
しかも、うち8人はメンドーサ一家の子供たちなんです。この作品は、病に臥した父の生きている間にと、メンドーサ・ファミリーの活動の集大成をレコードに刻んでおきたいという家族の結束心から作られたものらしいのです。

サウンド的にはEW&Fの影響を感じさせるものがあったり、この辺は「Lemuria」にも見られる傾向。インスト曲に交じって女性ヴォーカルがフィーチャーされていたり、7では男性ヴォーカルのファルセットが魅力なメロウ系サウンドありと、まさにヴァラエティに富んだ選曲になっています。
Lemuria,Seawind,Kalapanaが紡ぎ出すサウンドにも似ていて、でも、大所帯バンドらしい個性が感じられます。ジャンル的には「ハワイアンAOR」に分類されて販売されています。、1982年に発表されたTender LeafはAURAのサウンドに近いものを感じるが、米国本土での流行をハワイ流に取りこんで消化(昇華?)させた、そんな感じのするアルバムです。

最後に、家族愛に支えられて制作されたアルバムとして聴いてください。


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