先日、ふと思い出した1975年のアニメ作品、「ガンバの冒険」!
巨大な白イタチ、ノロイに支配された島から、命からがら逃れてきた島ネズミの忠太。
故郷の仲間を助けて欲しいという必死の呼びかけにも、ノロイの名を聞いて、誰もが恐れをなして逃げていく。
そんな中、勇敢な7匹のネズミたちが、仲間を助けるため、忠太とともに冒険の旅に出発する・・とゆーストーリー。
主人公は好奇心旺盛な元気印、町ネズミで自称、”頑張り屋”のガンバ。
ガンバの友達、食いしん坊でノンビリ屋のボーボ。
気は優しくて力もち、船乗りネズミで親分肌のヨイショ。
物知りだが、少々器の小さいガクシャ。(笑)
皮肉屋だが情に厚い”韋駄天”、イカサマ。
酒好きの医者、シジン。
そして、素直でまっすぐな皆の弟分、島ネズミの忠太・・という一行は、どれも個性豊かで、それぞれの個性や特技を活かし、時にぶつかりながらも力をあわせて、幾多の困難を乗り越えて行く。
まあ、人間だって、いろんなタイプがいるからねー・・。
斉藤惇夫の原作「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」では、タイトル通り、15匹の仲間が出てくるそうだが、それがアニメでは7匹に集約されているので、より1匹ずつのネズミのキャラクターに奥行きが出来、親しみやすい。
イカサマは文句なしに格好いい!
無頼を気取って、サイコロを振りながら「ピンゾロの丁!」・・なんてセリフは、ワケがわかんないながらも、子ども心にしびれたものだ。
風来坊で「恋にやぶれた酔いどれネズミ」という、シジンのキャラクターがまた大好きで、いつも、杯とひょうたんに見立てた王冠と落花生を持ち歩いては、チビリチビリやりながら詩を詠むその姿は、山頭火のような漂泊の詩人を思わせる。
医者とゆー職業柄もあり、茫洋とした佇まいなら、ガクシャ以上の知識人ではあるまいか・・?
もちろん、大人なヨイショや、ストレートなガンバなど、いずれも劣らぬ、愛すべきキャラクターたちである。
ちなみに自分は昔、ボーボに似てると言われたコトも・・。
30年以上前の作品だが、「友情」、「勇気」、「愛」、「仲間への思いやり」・・といった普遍的、かつ不変のテーマを真っ向から扱っており、今見ても、まったく古臭さを感じさせないアニメだと思う。
時代は変わっても、よいものはよい。
ジブリ作品にならぶ名作!・・とゆーか、個人的には最も好きなアニメ作品かも・・。
全26話。
なんだか、また、唐突に見返したくなった。
仲間を助ける為に冒険の旅に出た、熱い気持ちをもったガンバたちに、また会いたいなぁ・・。
子どもたちには、必ず見せたい”熱い”作品です。
しっぽを立てろっ!!
ぜひ、トーマス。も、”ねずみ男”君と一緒に見て欲しいですな~・・。
どこぞのねずみ男クン、
見習っていただきたいものですな~。
・・て、確定申告もしなくちゃだ・・。
ま、またの機会に、よろしくお願いします・・。
今度、貸しましょか?