”暗殺”という、何やら不穏な言葉が入ったタイトルで、まず敬遠してしまう。
加えて、主役キャラの殺せんせーのこのふざけたビジュアルから、単なるギャグマンガ・・くらいに思って、完全になめていた。
しかし、友人の勧めで読んでみて驚いた!
この松井優征て作者、メチャメチャ頭いーんじゃないだろーか・・?
そのハチャメチャな設定から、完全にギャグマンガと思わせつつ、ストーリーは最初から最後まで、非常によく計算され尽していて、無駄がない。
結末に向かって、見事に構成されている。
実際に教育の現場で使えそうなノウハウや知識、うんちくが盛り込まれていて、
「この作者、カリスマ塾講師か何かしていたんじゃなかろーか?」
・・と思ってしまう。
何より、殺せんせーの自らの命をかけて、生徒たちと向き合うその教育ぶりは、
「こんな先生に教わりたい・・」
・・と、誰しもが思ってしまうのではなかろーか・・?
だんだん年とってくると、新しいものになかなか食指が動かなくなって、それでいて昔を懐かんで、その自分の好みから動きだせなくなりがちである・・。
つまり、どんどん頭が硬く、頑固になっていく・・。
しかし、今、現在ヒットしている作品には、やはり、それなりの理由があるのだなぁ・・とあらためて痛感させられた作品だった。
オススメです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます