2度に渡る心臓移植手術を経験したドイツの元競歩選手、ハートヴィッヒ・ガウダーによって考案されたのがパワーウォーキング。
ウォーキングでもなく、ジョギングでもないパワーウォーキングは、ただ歩くだけでなく、心拍数を基準にして、ダイナミックな腕の動きと、少し早足くらいの歩行速度で歩くコトが特徴で、通常のウォーキングの1.5倍程度の速度が目安となる。
直立した状態から、やや体を前傾させた時、自然に足が出るくらいの歩幅がベスト。
腕は90度に曲げ、大きくしっかり振るが、特に後ろへの振りを大きくするコトで、よりいっそう効果があるという。
自分の年齢にあわせた最大心拍数(心臓が最大に動いた時の脈拍数/分)を算出し、その60~75%を目安にして負荷の調整をしながら、心拍数を維持することがポイント。
その算出方法はいろいろあるが、220から年齢をひいた数値というのが一般的。
たとえば、40歳の場合の最大心拍数は、
220-40=180
・・となり、その60~75%なので、心拍数は108~135を維持するようにする。
ごく大ざっぱに言うと、安静時75、睡眠時60、運動時120くらい・・で、負荷をかけた時の心拍数が120くらいを意識するとよい。
体力がつき、心臓から血液を送り出す力が強くなると、同じ運動でも心拍数は下がってくるので、歩くスピードを上げたり、坂道や階段をコースに入れるなど、負荷を調節しながら、心拍数を維持していくワケである。
全身の筋力アップや、体重のコントロ-ル、コレステロールや脂肪も減るので、生活習慣病の予防などにも効果がある。
(カテゴリー/健康メモ:「コレステロールは悪玉と善玉のバランスが重要」参照http://blog.goo.ne.jp/kinto1or8/e/5ff9e3fd4c02102f221ba94c84a0a97c)
運動によって脳も刺激され、活性化する。
心拍数を計るコトで、運動の負荷を客観的に判断するコトが出来るので、心臓手術後の自己管理とケアにもよいとされている。
ただし、手術後の運動には、必ず医師に相談し、その指示に従うコト!
おそらく、もっとも手軽に出来る運動の1つがウォーキングであろうが、ただ漫然と歩くよりも、心拍数などを意識するコトで、その効果も飛躍的にあがるので、ぜひ、お試しあれ。
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