木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books15NHK日本語なるほど塾10月号

2005年02月26日 17時51分58秒 | books
バックナンバーを頼んでいた本屋から「12月号が入りました。」と電話があって慌てて10月号を読んだ。

擬音・擬態語の世界がテーマ。そういえばゲストの山口仲美さんの「暮らしのことば 擬音・擬態語辞典」って本屋で見たな。

国語辞典に擬音・擬態語があまり載っていない理由について(1)引かなくても意味がわかるから、(2)生まれては消える流行語の側面があるから、(3)いささか品に欠ける言葉だから、の3つを挙げて、実はそうじゃないことを解説している。

日本語には特に擬音・擬態語が多いそうだ。英語には350種類なのに日本語には1200種類あるという調査があるそうだ。なぜだろうね?

第1回放送が「とぼとぼ」歩く 「すたすた」歩く
で、留学生が腹痛で医者に行ったら「しくしく痛むの? きりきり痛むの?」と聞かれてとても困ったという話しが載っていたけど、手話通訳者も大いに困るのだよ、そんなこと聞かれても。
”「しくしく」は、絶えず身体の奥が鈍い痛みを感じている状態を表すのに対して、「きりきり」は、鋭く差し込むような痛みを感じている状態を表しますね。”とさらっと書いてあるけど、さすが専門家です。

”擬音語は物まねではない”という話しも面白い。確かに犬や鶏の鳴き声なんて国によって全然違うもんね。よくテレビのクイズ番組なんかでやってる。
”擬音語は「言葉」なのです。”とのこと。そうか、だっから万国共通ではない手話も「言葉」なんだし、物まねじゃないんだよね。

第3回放送 マンガの言葉が面白い!
ってテーマでいろんなマンガで用いられている擬音語・擬態語が紹介してあってとてもホント「面白い!」です。真っ先に挙げてあるのが「北斗の拳」ってのが笑える。次が「Dr.スランプ」。3番目が「ドカベン」で、4番が「スラムダンク」。ほかに黒鉄ヒロシの「赤兵衛」も載ってます。

そいでもって”日本語を翻訳する苦悩”って話しは、まさに手話通訳者にも大いに参考になる話し。該当する擬音語・擬態語がない場合には、3つの対応があるそうだ。
(1)近い名詞や動詞、形容詞で代用する・・・「ピカ」は英語ではflashって訳されてるそうです。手話通訳者はこのやり方が多いかな。
(2)そもそも訳さない・・・空白にしてしまう。うっ、これは手話通訳者の禁じ手というか「奥の手」というか…。
(3)ローマ字でそのまま日本語を表記・・・手話通訳者はあまりやらないけど、特に擬態語の場合は、そのままってわけにもいかないから「血液がドロドロになって血栓ができる」とか通訳するの難しいよねぇ~。擬音語は(2)で逃げる場合が多いような…。

さらに”擬音語は時代の文物を映しだし、擬態語は時代の価値観を映し出す”という項目も面白い。確かに今時「ガタピシ」いう階段はないし、「チクタク」音のする時計も少ないよね。

そういえば黒鉄ヒロシの「赤兵衛」のサブタイトルには”日本語には擬態語(オノマトペ)がいっぱい。気付かぬうちにポロポロ使ってます。”とあって
・おめおめ
・くよくよ
・めそめそ
・ぬけぬけ
・のらりくらり
・はらはら
・ねちねち
・ふらふら
・へらへら
・にやにや
・いきいき
・どきどき
・わくわく・・・などが描かれています。(2003年10月10日号ビッグコミック)
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books13「実感的手話文法試論」(松本晶行)

2005年02月26日 16時58分10秒 | books
ようやく全部読みました。
この本は2001年に全日本ろうあ連盟から「手話コミュニケーション双書」の第1巻として発行されました。同時に第2巻「手話のための言語学の常識」が発行されて、そっちは簡単な書評も書いたのですが、こっちの松本さんのは途中まで読みかけて挫折してました。

■D-proへの反論書?
というのは、発行当時からちょっと「政治的な匂い」が強くて嫌だったのです。もともとは日本手話研究所が発行している「手話コミュニケーション研究」誌に連載されていたもので、D-proを始めとする「日本手話」派へ対抗して、全日本ろうあ連盟サイドからの反論文みたいなトーンが鼻についたのです。

「狭義の『日本手話』で話す者だけがろう者だ、などという言語至上主義には到底賛成できません。」「シムコムだとかピジン手話だとか言って、その概念で議論するのには賛成できない」という断片的な意見を書き込むことは、「日本で初めての手話文法書 」(全日本ろうあ連盟のコメント)としてこの本を手に取った多くの読者に無意味な疑問点を残すだけだと思います。

■「表情や視線は単語の要素ではない」の?
また、松本さんの主張の中でも特に「表情や視線は単語の要素ではない」した部分(13頁)は、腑に落ちません。
20頁でも「アメリカでは、視線・表情が手話単語の要素のように見られていると聞きます。しかし、仮にそうだとしても、アメリカ手話は、そもそも眉などの動きに一定の約束事があるようですので、これを日本手話と同列に論じることはできません。」と書かれていますが、全日本ろうあ連盟の「理論書」として発行している書籍の中で「~と聞きます」とか「仮にそうだとしても」というような曖昧な根拠の示し方で論じては、単なる感情的な反発、頭ごなしに否定しているという印象を持ってしまいます。

そもそも松本さんの言われる「表情」とは何なのかという定義も曖昧です。

■手話は話し言葉文法
一方で「音声語の話し言葉の文法をこそ参考にするべき」(22頁)との主張はまったくそのとおりだと思いますし、「手話動詞には受動態はない」(76頁)という整理も面白いと思います。

それでも、飛行機が様々に飛ぶ様子を表す手話について、「連続変化(複合変化)」とひとくくりにしてしまうのは、話しはわかりやすいですが、それでは文法を説明していることにならないと思います。また、”リュックを背負って山に登ると息が切れる”という例を挙げて、後半の「山に登ると息が切れる」は手話単語というより「イメージの動作」「表現技術の一種」であると書かれているのは、自ら言語としての手話文法を否定されているかのように感じました。

これでは「やっぱり手話って言うのは一部分は身振りも含んでいるんですね」と言われても反論できなくなってしまいます。単語としての柔軟性・時代的な変化のパターンとしてキチンと分析していく責任があると思います。

■「首かしげ・上目遣い」も文法項目から除外しちゃうの?
第10章の疑問詞の項では、「3.首かしげ表現・上目遣い表現」を取り上げていますが、いずれも「音声語でもある日本語でも、同じような表現(表情)で同じような意味を表します。」として「手話独特のものとは言えません。」と切り捨てています。しかし、ここで取り上げている例文「一緒に行く?」ひとつを考えても聴者、特に男性は「首をかしげたり」「上目遣い」になることはまずないと言えます。

そもそも音声日本語でもやるから手話文法じゃないって論法はおかしくないですか? 手話言語にとってどのような意味・役割をもっているのかを分析するのが文法論であって、実際に「首かしげ」や「上目遣い」は僕のようなへたっぴな手話通訳者にとっても、必要不可欠な表現となっているのだから、そこにどのようなルールがあるのか、後輩たちにキチンと説明できるように整理することが今切実に求められていると思うのです。

■松本文法というより松本話法じゃないのかな?
これはあくまでも個人的な印象・意見なのですが、全日本ろうあ連盟の元会長の高田英一さんや現理事長の安藤さん、そして松本さんなどこれまでの日本のろうあ運動を背負っていらした方々はみな口話が上手で、挨拶などを読み取ってもほぼ音声日本語どおりです。当然「首かしげ」や「上目遣い」も少ないように感じます。ですから松本さん個人の意識の中で「首かしげ」や「上目遣い」は手話の範疇に入らないのかもしれません。

■じゃあ、手話の「格」問題はどうなってしまうの?
最後から一つ前の12章「4.身体の移動」でも「論者によっては、文法上の問題であって、身体や視線の向きで「格」を意味するものだ、ということになるようです」として、ここでも身体の移動は「手話の文法的要素で格を明確化する機能を持つ、とまで言う理由はないでしょう。」と断じています。そしてここでも「話術というか、表現技術の問題だと考えます」と述べておられます。

手話言語における「格」の問題は、聴者がなかなか習得できない文法項目だと感じています。なかなか的確に読み取れないし、それ故キチンと格を表現し分けることもできないし、まして人に教える知識・技量はありません。だからこそ、わざわざこの「手話文法」書をお金を出して買ったんであって、それを「話術」とか「表現技術」というような言葉でお茶を濁されたんでは、「金返せ」と言いたい。

■一日も早く「試論」でなく全日本ろうあ連盟版「手話文法本論」の出版を!
ああ、こんな書き方するからまたどっかで怒られちゃうんだよな。
私はどっちがいいという議論をしたいのではないのです。
木村晴美さんと市田泰弘さんが「ろう文化宣言(言語的少数者としてのろう者)」を発表したのが1995年3月号の雑誌『現代思想』、それからもう10年が経つ。1998年4月には『月刊言語4月号』で「特集 手話の世界」が組まれ、米川明彦さん、神田和幸さん始め、12本の論文が掲載された。

その2年後、2002年12月発行の日本手話研究所「手話コミュニケーション研究」では”手話文法論”という特集を組んだが、”国内におけるこの種の研究は乏しく、遺憾にしてアメリカの手話研究を紹介するに留まっている”として日本の手話文法の研究成果は掲載されなかった。「日本手話」文法は、「日本の手話」文法研究とは言えないとの立場だったのだろうか?

■バイリンガル教育を最重要課題とした米内山さんたち
その後、『月刊言語』では2003年8月号でも手話を採り上げたが、特集タイトルは「バイリンガリズムとしての手話」、副題「日本手話によるろう教育を目指して」となった(10本の論文を掲載)。全日本ろうあ連盟との不毛な手話文法論議を避けて、実際のろう児の教育環境にとっての「日本手話」の確立を最優先にした米内山さんらの行動は、英断だと思う。

この間、全日本ろうあ連盟・日本手話研究所からの手話文法に関する論文は研究所所報を読む範囲では掲載されていない。わずかに全国手話通訳問題研究会から「手話ここが知りたい学びたい」(長谷川達也著)という小冊子が発行されたのが手話文法に触れた出版物だろう。

■全日本ろうあ連盟版「手話文法書」待ち望んでます!
そして2005年1月号から『月刊言語』で市田泰弘さんの連載「手話言語学」が始まった。
さあ、全日本ろうあ連盟も手話コミュニケーション研究誌上で「手話文法本論」をスタートさせよう! 筆者は大杉豊さんだろうか?
ああ、どうして僕はこう挑戦的なものの言い方になってしまうんだろう…。いかんいかん。でも、地方で手話通訳者養成に関わる者として、ホント待ち望んでます「手話文法書」
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何のために勉強するのでしょうか?

2005年02月25日 20時49分16秒 | Weblog
2月23日の朝日新聞に面白い記事を見つけた。

■「送る言葉、迎える言葉」
 考える力がたいせつだ。その基本となる日本語も重要だ。教育論がにわかに高まっているが、2人の自然科学者が、そのことを早くから率直な言葉で語っている。
 昨年の3月末、駿台予備校物理講師の山本義隆さんが、受験を終えた200人あまりの学生に話をした。著書の『磁力と重力の発見』で大佛次郎賞などを受賞した記念講演である。
 山本さんは、近代科学の歩みを説明し、最後に「ところで、何のために勉強するのでしょうか」と問いかけた。
 「専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するにものごとを自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです」「外国では、自己主張しない人間は単に不勉強で無能だと思われるだけです」


これが難しいんだよね。
「自分の言葉で」ってとても難しいことだと思う。こうしてブログを書いてて書籍の紹介なんかしてるとちっとも「自分の言葉」になっていないことに気づかされる。
前回の「若者が<社会的弱者>に転落する」なんて、読んだ時はずいぶん感動したのに、友達にそのことを話そうと思ったら自分の頭の中に全然残っていないことに気づいて愕然とした。
そんな意味でもこのブログを書くことは自分にとってちょっと意味あることだなと思ってる。

 自分の考えを持つだけでなく、それをきちんと話し、書くことも重要だ。そう主張した人に環境化学者の立川涼さんがいる。10年前に高知大学の学長に就任するや、まっとうな日本語の使い方を学ぶ「日本語技法」を新入生の必修科目にした。
 「決められた時間で自分の意見を明確に理解させ、あるいは決められた字数で速く必要なものを書くことは、専門にかかわらず、きわめて重要なことです」「日本語の表現能力は一生の問題です」
 物理学者の送る言葉と、環境化学者の迎える言葉。講演録や著書を読むと、どちらも核心を突いている。(清水建宇)
(コラム「窓・論説委員室」より)


ホント核心突いてますね。「決められた字数で」「速く」って手話通訳者にも求められるトレーニングかもなんて思ったよ。
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books14「若者が〈社会的弱者〉に転落する」(宮本みち子著)

2005年02月25日 20時08分29秒 | books
待ち合わせで立ち寄ったブックオフでたまたま見つけたが、引き込まれるように一気に読んでしまった。タイトルの「転落」という言葉がけっして大げさでない内容だ。しかも文章にキレがあって、無駄がない。

アマゾンの書評でdannyboy3さんが「必要十分に主張と根拠と提言が述べられる。1ページを無駄にするところの無い経済的な1冊である。」と書かれているが、的確な指摘だ。

また、本田今日子さんのブックレビュー「実生活では子供が就業可能年齢に近づきつつあり、公私共に実感していたことがズバリと裏づけられた也。特にこの3年ほどの「急降下」ともいえるほどのイヤな状況が、もっともっと堕ちていくであろう予感に暗鬱。」との書評にも、とても共感した。僕も姉貴の子供の高校卒業後の進路のことで著者が指摘されているのと全く同じ状況に陥っている。

「自分のやりたいことを見つけなさい」という親がもっとも多い。実は、自分たちの世代が体験してこなかった変動の時代のなか、自分たちには理解しがたいメンタリティを持つ子供を前に、ゴールをどこに定めて子育てしたらよいのかわからなくなっているのだ。(148頁)

ほ~んとそう思います。ここは「3 家族・親子関係から「若者の危機」を読む」という章の中の「友達親子という困難」という項に書かれている。
現代の子どもたちはアルバイト等を通じて「自立していないのに経済力を持っている」存在であり、「子供が消費の王様」であり、かつ、「消費市場では、大人と子どもの境界は完全に取り払われている」こと、すなわち「親と子、大人と子どもの消費のボーダーレス化」を背景にして「友達のような親子関係」が生まれているというのです。
そしてそれは「消費だけが取り持つ親子関係」であり「成人に達する年齢になっても、若者は家庭の中でいかなる役割も負わないでいることが許され」ており、「友達親子とは一見対等だが、実は一方的な供給と消費で成り立っている依存の関係」になってしまっていると論じている。

そうだよねぇ~、私は単なるお財布か?とお父さんは言いたい。

最終章「4 日本の社会に未来はあるのか」では、「長期停滞の時代の若者たちの選択」として

彼女たちは、今という時代を直感的にわかっているのだ。大学は無業という暗い現実からの最終避難所となりつつあること、学校で学ぶことの積極的な意味など初めからないこと、学生と社会人の境界が薄くなっていることを。そして、いくら頑張っても先が見えないから、ほどほどのところで今を楽しく暮らす方がトクだという諦めがあるのだ。

そういえば昨日だったかテレビで、近頃は大学院(生)が増えているんだそうで、学生も大して学校に出てこなくていいし、教授も楽だし、それなのに大学は授業料きっちり入って3方メデタシメデタシなんだって!おい、授業料払ってる親を忘れてるだろうがぁ~。でも、世間の親たちは「こんな時代に下手なところに就職して苦労するより、大学院にでも行っててくれた方が安心~ん」っていうじゃなぁ~い…なんだそうだ。

確かに、何を目指したらとか、こんな勉強したら、って僕ら親は言えないんだよね。それはなぜかっていうと、「2 若者の危機が隠蔽される社会」にズバリ書いてあるのだよ。

日本型大衆社会は「会社」を中心として組織されてきた。福祉国家としての日本の特徴は、人々の生活保障が「会社」と家族によって担われる点にあった。これが日本型福祉国家である。そのことは若者の自立の道筋をも規定した。すなわち、若者の自立は「親掛かり」「会社頼み」という性格を強く持つことになったのである。(45頁)

うっ、鋭すぎる。確かに私は入社当初「会社の」独身寮住まいで、結婚後は「会社の」社宅に移り住んで、夏のレジャーと言えば「会社が」契約している保養所、「会社の」長期・低利ローンを借りれたからこそ家を持つこともできたもんなぁ。その上、就職当時は「安定した職場」で、年功序列に従って「黙っていても給料上がる」と言われていた。これじゃ自立も何もあったもんじゃない。ただ、それなりの会社に入ることが人生のゴールみたいな感じだったもんね。(でも、今じゃその会社も「あと10年持てば御の字」と言われているしぃ)

「戦後型青年期」が確立していた時代には、自立への支援は、学校による就職斡旋(特に中・高卒者)と親や身近な人々の支援による配偶者選択・結婚の二本柱で成り立っていたといってよい。終身雇用を建前とする職場では雇用による所得保障、社交、福利厚生など生活全般が保障されていたから、あえて「自立」を問う必要はなかったのである。(62頁)

いいよ、いいよ、もうわかりましたよ、どうせ私なんか「会社」がなかったら全然自立できませんでしたよぉ~っだ。結婚だって、親の支援受けましたよ~っだ。
そうした僕らの世代の次の世代、そして僕らの子どもたちはどんな時代にいるのかといえば「1 若者たちは崖っぷちに立っている」というのだ。
80年代に「独身貴族」が出現し、90年代には「パラサイトシングル」として親と同居を続ける未婚の若者が豊かなモラトリアム期を謳歌できるようになった。しかし一方でパラサイトシングルは「離陸のための気圧が低い」ために、学生時代が終わった後も社会に飛び立てなくなってしまう若者を生み出した。それが「フリーター」である。
でも、ここで一般的な「フリーター・バッシング」にならないところがこの著書の優れたところだ。

親と子の果てしない逡巡。…彼らの目には、「おやじの人生とはいったい何だったのか」と映る。生涯をあくせく会社に捧げ、妻子を養う人生をおぞましいものと感じるのである。今すぐ就職したら、おやじと同じことになってしまう。親の家にいればそこそこの生活はできる。もし、自力でやるとなれば、失うものがあまりに多い。当面アルバイトの口はいくらでもある。へたに正社員になるより、よほど実入りはよく時間は自由になる。でも、それがいつまで続くことか。それにこの状態では、結婚相手を見つけることもできないかも…。これがポスト青年期を生きる男性の果てしない逡巡なのである。(29頁)

この本のすぐれたところは、こうした若者の気持ちを代弁する言葉があちこちに書かれていて、僕など「そんな風に思うのか?僕らの時代には考えもしなかった。」という気づきがあることだ。
また1980年以降の比較的最近の状況の変化を元に若者を分析しているため、身近な、けれども実は全然わかっていなかった「ちょっと下の世代の思い」に対しても新たな認識を持つことができたことだ。

「真の危機とは何か-若者がなだれをうって社会的弱者に転落する。」
…いま、日本で親世代を覆うリストラの波は、子ども世代の矛盾した立場を根こそぎ覆す災難である。親の甘い汁が切れる頃には、飛び立つ力が萎えてしまい、不毛の地上をさまよわざるを得ない者が出てくるだろう。自由を犠牲にしながら働き続ける親の人生にパラサイトして、行き着くところまでいくのか、それとも親世代のライフスタイルに対して反旗をひるがえし、道なき道の開拓者になるのか。ここに若者の分かれ道がある。
(中略)
現代の若者が生きているのは、長期停滞と不確実性の時代。乗り込める列車などないのだ。
われわれ大人は彼らに「早く大人になれ」というべきなのか、それとも別の生き方を期待すべきなのだろうか。これまでの価値観が無力化する中で、どんな選択肢があり得るのか、何が彼らにとって有益な援助なのか。(38頁)


この本ことを話した友人は「それでどうすればいいって書いてあるの?」と聞いてきた。それは是非この本を読んで、一緒に考えてもらいたいのだ。欧米諸国では、すでに80年代に若者の失業問題に始まる若者の危機と社会構造のゆらぎに直面し、「それぞれ試行錯誤を経て異なる方向に向けて歩みを進めている」そうだ。答えはたった一つだけじゃないのだ。
僕も姉貴の娘の高校卒業後の進路について一緒に考えながら、もっともっと悩んでいきたい。

若者が『社会的弱者』に転落する

洋泉社

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<目次>
1 若者たちは崖っぷちに立っている
2 若者の危機が隠蔽される社会
 ・経済
 ・心理
 ・結婚・出産
3 家族・親子から「若者の危機」を読む
 ・なぜ子育ては苦労な仕事になってしまったのか
 ・各国レポート「子どもの現在」
 ・友達親子という困難
4 日本の社会に未来はあるのか
 ・長期停滞の時代の若者の選択
 ・若者の没落をふせぐために社会がすべきことは何か
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books12「手話でいこう-ろう者の言い分 聴者のホンネ」

2005年02月25日 15時06分36秒 | books
この本は、京都で一緒に住んでるろう者のねこさん(女性)と、聴者のかめさん(男性)の「ふだんの暮らしをつづったもの」です。
僕が読後、心にひっかかったのは、

68頁ねこさんの「口話って歩み寄り?」の項
よく言われるフレーズがある。
「ろう者も歩み寄ってしゃべって」


僕自身は「しゃべって」と直接頼んだことはないけど、結果的に口話してもらわないと読み取れないことはしばしば…。なんかそれは仕方ないというか「歩み寄り」として当然みたいに考えていたように思う。「声を出してもらう」ことと「口型をつけてもらう」ことはちょっと違うけど、口話をする側のろうの気持ちって、そこまで考えたことがなかった。「そこまで」っていうのは、口話を身につけてきた中でのネガティブな体験や思い。

2つ目は、
87頁のかめさんの「町行く人の目」
ねこは、町を行く人の視線が気になることがあるという。

それに対して聴者のかめさんは「目の違いだろうか」「(ねこは)めちゃくちゃ視野が広いのだ」とか「メンタリティの違いもあるかもしれない。ろう者は聴者の悪意や偏見を、おそろしいほどの敏感さで見抜いている」と書いている。
僕も地域のろう者と接するとき「ろう者は、聴者社会から有形無形に与えられる手話への圧迫を鋭く見抜いている。」ということを常に忘れず活動できるようになりたいと考えている。

3つ目は、
159頁ねこさんの「ミラノ決議」
「ミラノ決議」を書き写していたときのことだった。感情がこみ上げてきてわーっと泣いてしまって、その後手がつけられずしばらく寝込んだ。

知識としての「ミラノ決議」しか知らなかった僕は、「ろう教育から手話を取り上げたこと」の意味、いやむしろ「純粋口話法」がろう者に与えた「ねこの経験してきたいろんな光景」を実感としてわかっていなかったことに気づいた。

そして、ねこさんは最後に書いている。
あのミラノ会議の内容は21世紀に読むととても悲しかった。それはやはり、この国ではまだミラノ決議の精神が生きているからだろう。
聴者のかめさんも「聴者がしてはいけないこと」ってタイトルで
「ろう者は文化だけでは語れない」(中略)聞こえないこと。このことがもたらすリアリティは、やはりろう者にとって本質的に大きいのだと思う。そのことで損失をこうむり、腹立たしい思いをし、でもあきらめなければならない現実もしばしばある。そういったマイナスの側面もすべて含めたところに、現実の「ろう者という生き方」がある。


手話でいこう―ろう者の言い分聴者のホンネ

ミネルヴァ書房

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books11「グズをなおせば人生はうまくいく」(斎藤茂太)

2005年02月25日 14時17分39秒 | books
アマゾンのレビュアーdannyboy3さんのプロフィールを見て知りました。
彼のコメント

「グズ」と言うときつい表現だが、要は様々な理由で仕事がはかどらなくて、あせりを覚えている多くの人を対象にしていて、ちゃんと味方になってくれる。
最後のページに、とても正しい言葉が書かれていた。
「人生がうまくいかないことを他人のせいにしない」
…グズ克服の4か条のひとつだそうだ。


がとても気に入って、本屋で探しました。

1.先のばしグズ

(2)「英語を話せるようになりたいが、いろいろやりたいことがあって、後回しにしがち。勉強が長続きしない。」
→■動機の明確化

・・・おっしゃることはわかるのですが、なかなか動機見つけられませんもん。今考えてるのが英語の手話の本を読破するというのです。

(4)「ダイエットしてはリバウンドの繰り返し。永遠に痩せられそうにない。」
→■「体重を計るだけダイエット」

・・・これはなかなか言えてる。最近体重計に乗るのを避けていたのがいけなかった。体重よりも体脂肪率が上がっていて驚いた。絶対痩せるぞ!

3.のんびりグズ

(1)「とりかかればすぐにできる仕事なのに、やる気になるまでが大変。グズグズと時間を浪費している。」
→■朝一番に取り組む

・・・そうなんですよね、忙しいときは電車の中でその日の仕事の段取りが頭に浮かんで、席に着いたらすぐに仕事にかかれるんですが、ちょっと暇になるとす~ぐグズな性格が顔を出しちゃって、まともに仕事に取りかかるのが午後になってたりして…。

(5)「毎日、やるべきことをこなすのに精いっぱい。運動や勉強をする時間をつくり出せない。」→■「ながら時間」の活用
・・・「ながら運動」始めますですよぉ~僕も!

(6)「なんだか、行動力が鈍ってきた。もう若い頃のようにはいかないのかと思うと、ちょっと悲しい。」
→■「やってみたいな」「知りたいな」と心が動いたことを片っ端からメモ書き

・・・今年は運勢悪くて「専守防衛」じゃない「籠城退守」せよと言われてるんですよねぇ~(暦の本に書いてある)。新しいことをあれいろ始めてみても八方塞がりで何をやってもダメなんだそうです。トホホ…。

4.せっかちグズ

→■仕事の時間割を作る
・・・実は私は”あんたいっつも計画たててるばっかで計画を実行してるところを見たことがない”と言われています。切腹~(>_<)

→■相手の言葉を復唱する習慣をつける
・・・知らない人からは”いつも落ち着き払っている”と言われることが多いのですが、人と約束して家を出てから「そういえば今日はどこで会うことになってるんだろう?」ということが少なからずあるのです。

というワケでとても「ためになる」本でした。
最後に「グズ克服の4ヵ条」は、

1.自分がグズだと自覚する。
2.人生がうまくいかないことを他人のせいにしない
3.いいと思ったら、まず実行してみる。
4.いいわけを考える前に、1つ片付ける。



図解グズをなおせば人生はうまくいく

大和書房

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music02「さくら」ケツメイシ

2005年02月25日 13時28分08秒 | music
ケツメイシの新曲は「桜」がテーマです。とってもいい歌。着うたもダウンロードしてしまった。「ヒュルリーラ ヒュルリーラ」ってリフレインが好きです。 

静岡で出会った木村圭吾さんの桜の絵が3月2日(水)まで池袋の東武美術館で見られるそうです。

高校があった愛知県岡崎市は岡崎城の桜が有名だけど、僕は高校近くを流れていた伊賀川沿いの桜並木がすっごく好きでした。毎年桜の季節になると岡崎まで飛んでいきたい気持ちになります。

ケツメイシ聞いていると、高校の時好きだった女の子と会いたくなっちゃうね。

さくら
ケツメイシ, Naoki-t, YANAGIMAN
トイズファクトリー

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books10「声のトレーニング」(小林由起子著)

2005年02月25日 12時33分12秒 | books
風邪引いて寝ててもなかなか一日中は寝られなくてて、次に読んだのがこの本です。

とても面白い本です。寝ながらでも読めますし「実践」できます。声のトレーニングなんで…。平日の昼間に誰もいそうにない家から「う~う~」とか「あ~あ~」とかぶっとい声が聞こえてご近所の方はかなり気味悪かったと思います。

声は「息の勢い」であり「息の量」なんだそうですね、驚きました。「声とは息なのだ」という気づきが著者である小林さんを開眼させたとのこと。

第1章 声と息のしくみを知ろう(良い声とはどんな声? 発声のしくみを知ろう ほか)

私がこの本を特に気に入ったのは図解が丁寧なんです。声帯や横隔膜の様子がわかりやすいイラストで紹介されていて、それによって腹式呼吸の意味するところを実感できました。またトレーニングの説明ではご自身が写真で登場されています。

第2章 楽器としての身体(声はどこから出るの? 自分の姿勢を観察しよう ほか)

「ボディマッピング」という言葉も恥ずかしながら初めて知りました。例えば”身体の中心線がどこにあるか?”を正しくイメージできるようになることによって「立ち姿勢」を修正しましょうということが易しく書かれています。私はメチャメチャ身体が固いのですが、下半身の関節の柔軟性がとても大切であることを知って「ながら運動」でストレッチをしようと思い立ったくらいです。

第3章 話し声のトレーニング(話し声のヒミツ 声帯を知ろう ほか)

以前、読み取り通訳の時の滑舌をよくしたいと思って、「アナウンサーの話し方教室」(角川oneテーマ21)という本を読んだのですが、話し方というよりむしろ「言葉の問題」が中心でがっかりしたことがあります。
この本はまさに「話し声のトレーニング」をしてくれます。口を開く、早口にならない、という一般的なアドバイスに続いて「声帯を知ろう」「舌を知ろう」という解説につながるのです。これぞ私が探し求めていた本って感じです。そして「母音の発音」をきっちりトレーニングして「子音の発音」最後に「話し方のためのワーク」として宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を音読します。

第4章 歌声のトレーニング(地声と裏声のヒミツ 響く声のヒミツ ほか)

最後は歌声なんですが、実際には「響く声のヒミツ」とか「音域を知ろう」とか話し声にとっても参考になる話しが読めます。付録として「一人でできるヴォイストレーニング簡単メニュー」がついています。
それも(1)ウォーミングアップ編(足踏みやラジオ体操、ソフトストレッチ、股関節のストレッチ、腹筋体操)、から始まって(2)呼吸トレーニング編(腹式呼吸、ため息発声のワーク、フーヴーウーのワークをこなして初めて(3)発音練習編に進めるのです。

私は口から息を吸うとお腹が膨らむのはどうしてだろうと不思議に思っていたのですが、横隔膜が下がって胸郭を広げるのだけれど、この横隔膜に押されて、お腹にある内臓が前後と横にもぶよーんと広がるんだと知ってとても感動しました。吸気は「器を広げることによって、自然に空気が流れ込んでくる」のだそうです。吸うのではなくフイゴのように胸郭を広げてやる、空間を広げてやるのだという感覚は自分の身体にとって新たな発見です。特に「お腹の側面も広げる」とさらに息が吸えるというのがマジ感動ものでした。

声のトレーニング―歌える!話せる!自信がつく!

日本放送出版協会

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books09「日常ながら運動のすすめ」(長野茂著)

2005年02月25日 11時33分01秒 | books
この本の巻末に「日常ながら運動」早見表なるものが掲載されています。時と場所別にこんな「ながら運動」をしましょうという一覧表なわけです。
私的には、朝起きたところから考えると…

(1)料理&歯磨き・・・【かかと】上げ下げのつま先立ち運動。〔ゆっくり10回、速く20~30回〕

(2)トイレ・・・【顔面筋肉】の運動(1-両目を強く閉じたり、大きく見開く。強く軽く速くゆっくりウインク、おでこを見て口元を見て左右の耳を見て鼻を見る、2-口を大きく開けて、左右に引っ張って、さらにできるだけすぼめる。早口言葉を言ってみる。3-顎の運動(頬杖をつくように手のひらで顎を押しながら開いたり、左右に動かす。)

(3)シャワー・・・長野さんはモーニングシャワーをお奨めです。シャワーをしながら、1-首の運動、2-前屈運動、3-太もも前の筋肉を伸ばす(右膝を後ろに曲げ、右手で足首をつかんで、かかとをお尻につける。)、4-上体そらし、

(4)通勤電車・・・【背中の筋肉】を刺激する(つり革を片手で握って、真下に引く。お腹を引っ込め背筋をまっすぐに保つ。1回8秒×左右交互に3回ずつ)

(5)駅の階段・・・登りはすばやく、下りはゆっくり。

(6)ウォーキング・・・1-お腹とお尻を引き締め背筋を伸ばし顎を軽く引き、2-かかとから着地し、3-足の親指に意識を集中してつま先で地面を押すように蹴る、4-歩幅をやや大きく取る+10センチ、5-意識して一直線上を歩く。

(7)電話中・・・腰痛予防の【腹筋】運動(お腹を引き姿勢を正す。椅子に浅く座り背もたれと背中の間を空ける。顎を引いておへそを見るように背中を丸めてゆっくり後ろに倒していく。背もたれに触れる寸前で5秒間保持。元に戻す。ポイントは息を止めないこと。1回の電話で5回。)

(8)会議中・・・1-腕の曲げ伸ばし(おなかの前でこぶしを作り、手首の内側どうしを上下に当ててクロスさせ、押しつけ合う。)、2-胸の開閉(合掌のポーズで左右から押し合う。逆にオペラ歌手のように手を組んで引き合う。)、3-太ももの曲げ伸ばし(椅子に座って足首を少し浮かせてクロスさせ上下に押し合う。8秒制止後脱力×3回×左右)、4-太もも開き(両手で膝の外側から押さえながら両足を左右に開く、逆に両手を内側に当てて太ももを閉じようとする。)、5-足首の曲げ伸ばし(3の曲げ伸ばしを足首だけでやる)、6-両手を握って開いてのグーパー運動(30~40回。開くときも思い切り力一杯伸ばすのがこつ。)

(9)座席で・・・【すねの筋肉】を強化する(つま先の上げ下げを左右交互に30回。)、【肩】の上げ下げ運動(上げに4秒、下げに4秒。前回り、後ろ回り。10回ワンセットで休みを入れて3回)

さらに家に帰っても…
(10)風呂・・・最後に入って浴室の掃除。+私は浴槽内で上半身を左右にひねる運動をすることにしました。

(11)テレビを見ながらストレッチ・・・1-首ひねり(前後、左右、回転、伸縮)、2-開脚ストレッチ、3-腰のストレッチ、4-腹筋のストレッチ(うつぶせの状態から、お腹を床に着けたまま腕立て伏せのように両手を伸ばして腹筋を伸ばす。)、5-腰痛ストレッチ(仰向けに寝て、両膝を曲げて両手で抱え、ゆっくり胸元に引き寄せ、腰から背中を伸ばす。)、6-太ももストレッチ(正座をして両手を後ろの床について、身体を反らし気味にする。太ももの前が伸びる。)、7-脇腹ストレッチ(正座の姿勢から膝を片方に崩し上半身は反対方向にひねる。)、8-背中のストレッチ(両手を前で組んで、手のひらを返しながら肘を伸ばす。おへそを除くように顎を引いて背中を丸める。)、9-胸のストレッチ(両手を後ろで組んで肘を伸ばしたまま、肩胛骨を寄せるように、胸を前に突き出す。両腕をゆっくり引き上げるとさらに良い。)、10-バンザイのポーズで両手を組み、手のひらを返してぐーんと背伸び。身体を左右に傾ければさらに良し。)

(12)もっといいのは室内ウォーキング・・・1-青竹踏みのイメージでその場で足踏み、2-ゆっくり1秒1歩のもも上げウォーキング、3-ボールを蹴るように膝から下を蹴り出しウォーキング、4-かかとをお尻に付けるように交互に膝を後ろに曲げる巻き上げウォーキング、5-地団駄を踏むように小刻みに足踏み(10秒で50歩)

(13)さらにいいのは・・・1日15分のダンベル体操(男性で2~3キロのダンベル、ゆっくりと曲げに4秒伸ばしで4秒、10種類×各15回。1-腕の巻き上げ、2-腕の引き上げ、3-肩から押し上げ、4-脇腹ひねり、5-腹筋運動、6-膝の上下運動とかかとの上げ下げ)

(14)寝る前だって、布団の上で・・・ストレッチ、スクワット(この本には書かれていませんが俳優の森光子さんは毎晩欠かさずやってるそうで、私もやっています…いや、やっていた時があります。)

休みの日だって
(15)草むしり・・・1-ちょっとした移動も一度立ち上がりまたしゃがむ。2-しぶとい雑草は膝を曲げ背筋をまっすぐ伸ばした姿勢で取る。3-抜いた草は左右に身体をひねって後ろの1カ所に投げる。(私もこの「後ろの1カ所に投げる」をかつて実践したことがありますが、かなりキツイです。)

確かにこれだけ「ながら運動」できたらスリムになれるよね。

日常ながら運動のすすめ―フィットネスクラブ無用論

講談社

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またまた雪です。

2005年02月25日 09時43分13秒 | Weblog
今年は去年の夏暑かった反動か寒いし雪も降る。かなわないなぁー(+_+)
咳もまだ出るし、背中のゾクゾク感がなかなか治らないよぉ~。年を取るとホント回復遅いよねぇ~、悲しいものがある。それにやっぱ正月以降ブヨブヨ太ってきてたのを放置してたのが一番の元凶じゃあ~。「日常ながら運動」で必ずやせなければ!
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