木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

手話通訳者養成講座終了

2008年01月31日 23時52分33秒 | Weblog
ようやく先週の土曜日に地元の県手話通訳者養成講座が終わりました。
今夜はその打ち上げの時に撮った写真をハガキにしてみんなに送る作業をやりました。
一人ずつコメント書こうなどと遠大な計画で始めたのですが、だんだんくたびれてきてこうして今さぼっているわけです。「ひとこと」書くには、思い出がたくさんありすぎて、もっとああすれば良かった、こんな教材を使えれば良かったと反省ばかり思い浮かびます。統一試験の結果が出るのはもうしばらく先ですが、これからは共に学ぶ仲間として付き合って行けたらいいのになぁ~と思っています。
「のに」っていうのは、やっぱり地理的に遠いから「一緒に勉強会できたらいいねぇ」とは簡単に言えないもどかしさがあります。
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「別に…」は、通訳の機転?(ジミーペイジ来日)

2008年01月30日 00時52分54秒 | Weblog
私は高校生の頃、同級生と組んだロックバンドでドラムを叩いていました。レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムが大好きで、今風に言えば大いに「リスペクト」していたわけです。
そのツェッペリンのギタリスト、ジミーペイジが来日した様子をテレビでやってました。ジミーペイジが内田裕也みたいな風貌になっていたのに驚きましたが、その来日会見での「通訳の機転」が話題になっていました。
その詳細は以下のサンスポの記事をお読みいただきたいのですが、「沢尻えりかのことをどう思っているか」と聞かれたジミーペイジが「別に・・・」と答えて「会場大爆笑」だったとのこと。実際の発言「Unfortunately I don’t know her(残念ながら彼女を知らない)」を「通訳が気を利かせて?究極の意訳を行った。」と書かれている。
「もしこれが聴こえない人だったら」と疑問を投げかけているまっくろくろすけさんの記事もありました。
僕は、あくまでもエンターテイナーの「来日会見」という状況を踏まえた上で、芸能通訳としては「あり」なのかも・・と思う。
これが、例えばイギリスかアメリカあたりの有名なろうの俳優さんかなんかの読み取り通訳だったらどうだっただろうか。「あり」と言い切れるかというとちょっと自信ないけど、そのろうの俳優さんの大ファンである日本の有名な芸能人をもじった通訳って、そのろう俳優のエンタテイメントの一端として「あり」かもしれないと思う。

来日ジミー・ペイジ「別に…」通訳の機転?意訳で会場大爆笑

<1月29日8時3分配信 サンケイスポーツ>

 昨年12月にロンドンで再結成公演を行った英ロックバンド、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジ(64)が28日、都内で来日会見を開いた。

 ツェッペリンのベスト盤「マザー・シップ」とライブ盤「永遠の詩」をPRするため熱弁をふるったペイジは、日本の若いファンにも支持されていることに大喜び。特に女優、沢尻エリカ(21)に対する質問が及んだ時には、ウイットに富んだ受け答えで会場を大爆笑させた。

 音楽活動を行う際、ツェッペリンを唯一影響を受けたアーティストと公言し、恋人の映像作家、高城剛氏(43)と渡英して再結成公演を鑑賞した沢尻についてどう思うかを報道陣から問われ、ペイジは「別に…」とひと言。その瞬間、笑いの渦が起こると、すかさず「この反応を見ると、彼女に会っておいた方がよかったのかな?」と続け、「音楽をやっているのなら頑張りなさい」とエールを送った。

 昨年映画の舞台あいさつで、沢尻が不機嫌な態度で発して物議を醸した「別に…」だが、所属レコード会社によると、ペイジはそのことをまったく知らなかったという。実際の言葉は「Unfortunately I don’t know her(残念ながら彼女を知らない)」で、通訳が気を利かせて?究極の意訳を行った。

 ツェッペリンの再結成ツアーについては「(ボーカルの)ロバート・プラントが仕事で忙しいので、可能性は9月以降」と説明。来日公演が決まれば、沢尻は間違いなく招待されそうだ。
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手話通訳を見ない権利と情報を保障する義務

2008年01月28日 22時22分07秒 | Weblog
昔、通信制大学のスクーリングの手話通訳をしたときに感じたことです。学生ならみんなそうなんだけど長時間の聴講(ろう学生だから見てるんだけど・・)は当然猛烈な睡魔に襲われやすいわけです。
こっち(手話通訳者側)は15分くらいで交代してるからピンピンしてるし、先生の話を「一言も漏らさず伝える」のが使命だって勢い込んでるもんだから、手話自体もシムコムでバンバンいくわけです。聞いてる(見てる)学生さんは、授業の「内容」を理解したいのに、手話通訳は「音声対応手話千本ノック」状態ですからへとへとになるし、眠くなる。
そうするとこっち(手話通訳者)は、<私の通訳が分かりにくいのかもしれない>と不安になってさらに気合い入れて、しゃかりきになって手を動かします。
手話通訳者にとって「音声情報を保障する」というのはいわばミッション・使命・義務=何としても手話で伝えねば・・ならない、ですから、まあ「仕事熱心」な態度になるわけですけれども、見ているろう者にとっては、それが望んでいる「情報保障の姿」なんでしょうか。
私が表現している「手話」が音声対応で、先生の話の意味内容を「理解」しづらい、というところに問題の本質はありそうですが、そもそもろう学生の「授業中に居眠りする権利」だってあるじゃないかなどと考え始めるともうわけがわからなくなります。
一方、先日「休憩が終わってもおしゃべりが止まらなかったろう者の話を<気持ちが落ち着くまで>と思ってしばらく聞いていたら、サブの通訳者がその間、始まっていた会議の内容をずっとメモして残しておいてくれた」との経験談を友人の手話通訳者から聞き、二人ともすごい手話通訳者だなぁ~と感動したりもしました。それは手話通訳者を見ない権利というよりも、ろう者が「話したいことを話せること」の大切さと、それを手話通訳者が受け止めることの意義を気づかせてくれました。そして「情報を保障する義務」も忘れずに勤めてたっていうのに私はいたく感激いたしました。
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books84「月刊 言語 2008年2月号」(大修館書店)

2008年01月28日 21時45分01秒 | books
月刊 言語 2008年 02月号 [雑誌]

大修館書店

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久しぶりに早く帰れたので本屋さんに寄りました。
相変わらず大量の新刊が出ていて驚きますが、今回は雑誌を買ってきました。「月刊 言語」の2月号「特集 言語権とは何か」です。
目次を見て、水野真木子さんが「言語権の保証としての「コミュニティー通訳」」という文章を書かれているのを知って買うことを決めました。水野さんは、日本手話通訳士協会の機関誌「翼(つばさ)」に「コミュニティー通訳の世界」という連載をお書きいただいている日本通訳学会の理事さんです。
電車の中でパラパラめくると「バベルの呼び声」という連載が・・・。あれ!上農正剛(うえのう せいごう)さんの書かれたものだ。しかももう第2回。一昨年は市田さんの手話言語学の連載が一年間あったけど、今度はろう教育、というかろう教育における言語教育というテーマなのかな。
「言語権」について学べて、コミュニティー通訳について理解が深まって、さらに上農先生の連載も読めて、「月刊 言語2月号」は、手話通訳者必読の雑誌ですね。税込980円。もちろんこのリンクからAmazonでも購入できます。1月号2月号セットで申し込めば送料も無料!のはず。
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ベルギーチョコまん

2008年01月26日 11時43分07秒 | Weblog
セブンイレブンのベルギーチョコまんは、マジで美味い!です。
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テレビのニュースに自動字幕

2008年01月26日 00時26分28秒 | sign language
先日、ITmediaニュースで「アナウンサーに合わせて自動的にニュース字幕 NTTコムが販売」という記事を見かけた。

 私はそりゃすごい!と思ってブログで紹介しようとしたら、アナウンサーが話しているのをそのまま文字で流したら文字情報が多くなりすぎて理解できない、ニュースに要約筆記を!という批判記事があった。
 
 なるほど聴者の私が「すごい」と思う新技術も、情報の受け手であるろう者にとって過剰な情報で利用しづらい技術になる場合もあるのだと反省した。

 手話通訳通訳者が表現する情報も、単なるシムコムでは同じように「音声情報の垂れ流し」としか受け止めてもらえないのかもしれない。そこには情報の受け手の視点に立って「伝える」「届ける」という姿勢が不足しているといえるのだろう。

2008年01月21日 19時39分
「アナウンサーが読み上げるタイミングに自動的に合わせて、字幕を表示する」

NTTコミュニケーションズが、ニュース番組にリアルタイムに字幕を付けられるシステムの提供を始めた。自動で字幕を制作し、アナウンサーの読み上げに合わせて自動的に表示する。

 NTTコミュニケーションズは1月21日、テレビ局向けに、生放送のニュース番組に聴覚障害者向けの字幕を自動で付けられるシステムの販売を始めた。放送用原稿を字幕に自動変換し、アナウンサーが読み上げるタイミングに自動的に合わせて表示する。

 総務省は2017年度までに全番組に字幕を付ける目標を掲げているが、字幕テキストの準備には手間が掛かる。新システムは短時間で準備できる上、番組中は無人で運用できるため、地方局などの負担を減らせるとしている。

 新システムでは、放送用原稿を字幕用テキストに自動変換。放送中は音声認識ソフトを使い、アナウンサーの音声をテキストに変換して字幕用テキストと照合。アナウンサーが話すタイミングに合わせ、字幕を自動送出する仕組み。

 従来は字幕の制作と送出に時間と人手がかかっていたが、新システムは放送用原稿をシステムに取り込むだけで自動的に行えるのが特徴。従来方式では 30分の番組に1時間以上の準備と数人の担当者が必要な場合もあるが、新システムなら放送用原稿を取り込むのにかかる10秒ほどで済むという。

 北海道放送やKTS鹿児島テレビなどの地方局と共同実験を行い、放送品質との評価を得たことから商用化する。現在は5分程度のストレートニュースに対応しているが、今後、対応可能時間をのばし、各局の夕方の情報・ニュース番組でも使えるようにする。

 価格はソフトウェア一式で315万円。初年度の売り上げ目標は1~2億円で、20~30局での販売を目指す。
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東京都心は雪

2008年01月23日 23時39分20秒 | Weblog
今朝の東京都心は雪でした。「けっこう雪の粒が大きくてあっという間に積もりそうな勢いです。」って通勤途中に写メしました。
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デジタルペンを読み取り筆記学習に活用できたら・・・

2008年01月20日 13時15分52秒 | Weblog
1月20日(日)の朝日新聞朝刊21面に「デジタルペン授業に活気」という記事があった。
ワオネット社のデジタルペンを使って、子どもが書いた解答が、すぐに教室内のスクリーンに映し出されるとのこと。
これって手話通訳者養成における読み取り筆記の学習にあったらいいですよねぇ~。受講生が書いている読み取り筆記の様子がリアルタイムに講師にも見られるわけです。書いている受講生の方はたまったものではないですが、たとえば短い文の読み取りなどをやって声で回答するのでなくすぐにノートに書くという方法を採れば、ろう講師の読み取り指導に威力を発揮すると思います。
私が担当している手話通訳者養成講座の読み取り通訳実習では、今年度パソコン要約筆記を依頼して受講生の読み取り通訳した声をリアルタイムにプロジェクターに映しながら指導を行いましたが、ろう講師と共に読み取りの指導ができてとても良かったです。
ぜひ、全国各地の聴覚障害者情報提供施設や国立リハビリテーション学院、筑波技術大学などに導入してほしいものです。
でも、「デジタルペン」というキーワードで検索するとずいぶん沢山のサイトが拾えるので、もうすでに「デジタルペン」で読み取り筆記の指導をしているところがあるのかもしれません。
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大学入試センター試験英語リスニングICプレーヤー

2008年01月20日 00時45分35秒 | Weblog
今日は大学入試センター試験でした。娘が受験したので英語のヒアリング(リスニング)で使ったICプレーヤーを見せてもらいました。

手話通訳者試験でもipodみたいなので試験をやって、終わったらもらえたらいいのにね。
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books83「下流喰い」須田慎一郎(ちくま新書)

2008年01月17日 00時10分51秒 | books
下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書)
須田 慎一郎
筑摩書房

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これもお正月にブックオフで買ったうちの1冊。副題「消費者金融の実態」が示す通りの内容です。テレビを見ていて銀行系消費者金融のコマーシャルが朝から異常に多いことに驚きますが、この本に書かれている「借りている方の実態」を読むと、いつ自分が同じ立場に立たされてもおかしくないと恐ろしくなります。
実際、私もアマゾンで本を買ったり、パソコン系ネットショップで機材や消耗品を買ったりするときにはだいたいカード決済ですから、毎月10日の決済日にはいつもハラハラしています。
思わず姉貴の娘に「お金がない時には遠慮せずいいなさいよ、絶対消費者金融とかから借りたり、友達の保証人になったりしちゃダメだから」と声をかけざるを得ない気持ちになりました。
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