木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

第16回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)合格発表!

2005年03月31日 14時27分28秒 | Weblog
第16回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)の合格発表がありました。
合格者数を見て、いくつか感じたことを書きます。

1.合格者0人が12県ありました。

2.今回の全合格者数を分母にした比率を考えると東京17.7%、神奈川12.4%、埼玉9.7%で39.8%を占めています。これに京都4.4%、大阪7.1%、兵庫4.4%の計15.9%を加えると55.7%になり、6都府県で全体の半分以上を占めています。

3.第1回から第16回までの累計合格者数では、東京23.9%、神奈川11.1%、埼玉6.8%で41.8%と4割を超え、関西の京都4.4%、大阪5.8%、兵庫3.6%の計13.8%を加えると55.6%とやはり5割を超えます。

4.これら6都府県はいずれも大都市ですから、「そもそも人口が多いから」という気もしますが、人口100万人あたりの人数(合格者累計~H16)を見ると、東京28.1人(1位)、神奈川18.4人(3位)、埼玉13.9人(6位)、京都24.2人(2位)、大阪9.5人(20位)、9.3人(23位)となっています。

5.合格者累計人口100万人当たりで健闘しているのが、和歌山17.0人(4位)、群馬15.7人(5位)、石川13.5人(7位)、滋賀12.5人(8位)、山梨12.4人(9位)、三重12.3人(10位)でした。

6.残念ながら私の地元は人口300万人弱に14名(実際は16名)で100万人当たり4.68人で全国43位に甘んじています。20万人に1人いないんだよなぁ~。そもそも手話通訳士創設当時は「1000人に一人の手話通訳士」を目指すと言っていたのに…。取りあえず10万人に1人を目指して「手話通訳士倍増計画」を立てなければ!


〔参考〕とんでもない数字の羅列になってますが・・・

■第16回手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)合格者(113名)

(1)県名(2)合格者数(3)全合格者比(合格者ゼロの県は空欄)(4)H15人口(千人)(5)合格者数累計(6)全合格者累計比(7)人口100万人当たり累計合格者数(8)同人口比ランク
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
北海道 4 3.5% 5,659 42 2.9% 7.42 32
青森 0 1,462 15 1.0% 10.26 15
岩手 1 0.9% 1,402 8 0.6% 5.71 37
宮城 1 0.9% 2,373 18 1.2% 7.59 31
秋田 0 1,167 6 0.4% 5.14 40
山形 1 0.9% 1,230 7 0.5% 5.69 38
福島 1 0.9% 2,113 20 1.4% 9.47 21
茨城 2 1.8% 2,991 14 1.0% 4.68 43
栃木 0 2,011 9 0.6% 4.48 44
群馬 5 4.4% 2,034 32 2.2% 15.73 5
埼玉 11 9.7% 7,029 98 6.8% 13.94 6
千葉 3 2.7% 6,024 30 2.1% 4.98 41
東京 20 17.7% 12,310 346 23.9% 28.11 1
神奈川 14 12.4% 8,687 160 11.1% 18.42 3
新潟 1 0.9% 2,460 9 0.6% 3.66 46
富山 1 0.9% 1,117 9 0.6% 8.06 30
石川 1 0.9% 1,180 16 1.1% 13.56 7
福井 0 827 7 0.5% 8.46 27
山梨 3 2.7% 887 11 0.8% 12.40 9
長野 0 2,215 22 1.5% 9.93 16
岐阜 2 1.8% 2,111 14 1.0% 6.63 36
静岡 1 0.9% 3,793 18 1.2% 4.75 42
愛知 1 0.9% 7,158 39 2.7% 5.45 39
三重 0 1,862 23 1.6% 12.35 10
滋賀 5 4.4% 1,366 17 1.2% 12.45 8
京都 5 4.4% 2,641 64 4.4% 24.23 2
大阪 8 7.1% 8,816 84 5.8% 9.53 20
兵庫 5 4.4% 5,585 52 3.6% 9.31 23
奈良 1 0.9% 1,436 17 1.2% 11.84 11
和歌山 1 0.9% 1,056 18 1.2% 17.05 4
鳥取 1 0.9% 611 7 0.5% 11.46 13
島根 0 753 7 0.5% 9.30 24
岡山 0 1,953 16 1.1% 8.19 28
広島 2 1.8% 2,878 25 1.7% 8.69 26
山口 1 0.9% 1,512 11 0.8% 7.28 35
徳島 1 0.9% 817 8 0.6% 9.79 19
香川 0 1,020 9 0.6% 8.82 25
愛媛 1 0.9% 1,483 17 1.2% 11.46 12
高知 0 807 8 0.6% 9.91 17
福岡 1 0.9% 5,051 37 2.6% 7.33 33
佐賀 0 872 3 0.2% 3.44 47
長崎 1 0.9% 1,501 14 1.0% 9.33 22
熊本 2 1.8% 1,855 15 1.0% 8.09 29
大分 2 1.8% 1,218 12 0.8% 9.85 18
宮崎 1 0.9% 1,164 12 0.8% 10.31 14
鹿児島 2 1.8% 1,775 13 0.9% 7.32 34
沖縄 0 1,349 6 0.4% 4.45 45
合計 113 127,621 1,445

学科試験  実技試験
受験者数 642人  756人
合格者数 289人  113人
合 格 率 45.0% 14.9%
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「盲・ろう・養護免許一本化」なんですか。

2005年03月31日 00時35分39秒 | Weblog
moody cafeさんのブログに、”盲・ろう・養護免許一本化 担当教員に保持義務付けへ”という3月29日付けの共同通信の記事が紹介されていました。

「障害児教育をめぐる教員免許の在り方を検討してきた中央教育審議会の教員養成部会」なる会議が、現在、盲・ろう・養護の学校別に分かれている教員免許を、「特別支援学校教諭免許(仮称)に一本化し、担当教員に免許保持を義務付ける審議のまとめを了承した。」とのことです。

ろう学校の担当教員は、特別支援学校教諭免許を必ず持っていなければならない、という普通に考えると至極当たり前なことが、ようやく実施に向かって動き出すようです。

 文部科学省は来年の通常国会にも関連法案を提出。早ければ2007年4月から、大学や短大で新免許に対応した教員養成が始まる。新免許状は、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの子どもにも対応する専門性を育てるのが狙い。(共同通信)3月29日20時46分更新

とのことでした。ろう学校教諭が専門免許を持つことを必須にすることは大いに喜ばしいのですが、それがイコール特別支援学校教諭免許と言えるのかどうかは今後も注視していく必要があると思います。

特にろう学校教諭にとっての日本手話の修得は非常に重要なものがあると思いますが、盲や養護の教員も含めた統一免許となると、自ずとそのレベルが下がるおそれがあると感じますし、何よりも教育における「日本手話」の位置づけが不十分なものになる心配もあります。

さらには、日本手話のみならずろう文化への理解が不可欠な要素と思いますので、今後具体的な養成カリキュラム等にキチンとそうした項目を入れさせていかなければならないと思いますし、そのためには、教員養成の現場で日本手話やろう文化についてキチンと指導できる人材の養成も急がなければならいでしょう。
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こういう手話通訳者をのさばらせていいのか?

2005年03月26日 23時40分47秒 | Weblog
読み取りの通訳をしてきました。若い女性のろう者の発言がさっぱり読み取れず、しばしば「無言状態」を出現させてしまい、パソコン要約筆記に大いに迷惑をかけてしまいました。どうも私はろう女性の読み取りに関して苦手意識があります。視線が定まらないというのか、「口元を中心に視線を集中する」ということができないのです。
今日も自分がその女性の読み取りを担当することに決まった段階で「うう、自信がない」という逃げの気持ちになってしまいました。そもそもそういう後ろ向きの気持ちで通訳に臨んでいるので、ちょっと読み取れない部分が出ると、すっかり動揺してパニックになってしまいました。二人ペアで通訳していたので、サブの人にフォローして欲しいという気持ちが起きたのも余計に言葉を出なくしてしまいました。コンセントレーションの欠如というのか、気持ちを立て直せずに終わってしまいました。
終了後、年配のろう者から「君は全然ダメだ、もっと勉強が必要」と言われてしまいました。今日は優秀なパソコン要約筆記がついていたおかげで私の読み取り通訳の状況がほぼリアルタイムでスクリーン上に文字で再現されていましたので、舞台上のろう女性の手話表現と、スクリーン上の読み取り通訳者の声を文字化したものとを、客席のろう者が「比較」できたから、このように「通訳者を叱る」ことができたのです。パソコン要約通訳がついていなかったら「私の失敗・通訳の不全」はろう者の検証を受けることなく単なる「通訳者の反省」で終わっていたでしょう。
私が大いにめげたことはいうまでもありませんが、今日の場合は、参加者のほとんどが手話を解する人だったので「実害」は少なかったかもしれないことがせめてもの救いでした。(もしかして今日のパソコン要約筆記は、客席のためというより、パネラーが自分の発言が正しく読み取り通訳されているかチェックするためにあったのだろうか?)
ここで奮起して一生懸命勉強するべきなのですが、やっぱなかなか気持ちを奮い立たせることは容易ではありません。だからいつまでたっても上手にならないという「性格上の問題」もあると思います。ただ、自分の中に「永久に読み取れるようにはならないんじゃないか」という不安というのか、「自分にはやっぱ手話通訳の才能がないんじゃないか」という自己嫌悪の気持ちがわき起こって、めげるばかりなのです。若いときと違って、普段ろう者と会っておしゃべりする時間もほとんどありませんし、日常的にもほとんど手話を使うことがなく、たまの休みに依頼を受けて手話通訳にいくような「登録」手話通訳者である私がこの先上手になれるわけがない、という言い訳に逃げ込みたくなるのです。
本来、ここで最初に書くべきことは、私の下手な読み取り通訳によって「意見表明権」を侵害されたろう女性に対して手話通訳者としての私の責任はどうなんだ、ということだと思ったのですが、その答えは「そのような力量で通訳を引き受けることが間違っている」ということで終わってしまうと思いました。でも、「ろう者との日常的な接点のない、練習不足・技術研鑽もしてない私のようなサラリーマン通訳者は登録を降りるべきだ」という答えでは、問題解決にならない地域の状況(手話通訳者の絶対的不足)も一方ではあります。結局、下手なまま、なかなか効果的な練習もできないまま、また次の通訳依頼を受けることになる自分がホント嫌になってきます。
CODAを中心とした若い世代の真の日本手話通訳者が育ってきてくれるまで何とか「つなぎ」の役割を果たさなければということなのかな。
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books19「ようこそ ろうの赤ちゃん」(全国ろう児をもつ親の会編著)

2005年03月25日 00時36分21秒 | books
以前、「手話でいこう」の記事におじょうひんさんからトラックバックをいただいて、「それじゃ”ようこそ ろうの赤ちゃん”を読んだら、こちらからもトラックバックさせてもらおう」と思ってて、ようやく今頃書くことができました。

1.「あとがき」の最後に、全国ろう児をもつ親の会代表の岡本みどりさんがこう書いている。

わたしたちの思いが届いて、ろう児にとって大切なろう学校で、日本手話による教育を選択できる日が、一日でも早く来ることを、心から願っている。

「願っている」ということは、そんな日が「まだ遠くにある」ことを示している。文部科学省の壁はまだまだ厚いのだ。「敵は本能寺」じゃないけど、ホントの壁は厚労省より文科省なのだと思う。公的教育の分野でろう者の人権が尊重されて初めて、ろう者のエンパワメント(能力開化・権限付与)が進むのだと思う。そして、ろう者の社会進出を拒んでいるのは、ろう者の持つ力を十分に引き出せずにいるろう教育に一番の原因があると思う。

2.奈良県の神戸さんは1999年の夏に行われた第11回ろう教育を考える全国討論集会に参加して”ろう児 ゆうき”が誕生した、と書かれている(154頁)。私も夏に行くなら全通研集会よりろう教育集会に魅力を感じる。何より参加しているろう者が皆”熱い”のだ。
このろう教育集会は「ろう教育の明日を考える連絡協議会」が1989年から毎年夏にやってる全国集会だ。去年(2004年)は第16回目の集会が広島で開かれた。とっても行きたかったけど、とてもじゃないけど広島まで行く金がなかった。年会費3000円を払うと「ろう教育の”明日”」という分厚い機関誌が年3回くらい送られてくる。この「考える会」には全日本ろうあ連盟(全日ろう連)も加入しているんだけど、この第11回奈良集会における鳥越隆士さんの講演は、全日ろう連にとってもエポックメイキングなものだったのではないだろうか。その証拠に日本手話研究所は、2001年11月にブックレット「手話・ことば・ろう教育」(鳥越隆士)を発行している。奈良集会における講演が下敷きになっている。

けれども全日ろう連の「日本手話」への対応は極めて厳しいものがある。
この「ようこそ ろうの赤ちゃん」を読んで、ろう学校で手話を正規に教えていないことを驚いた人は多いだろうけど、この本でこれほど親たちが願っている「日本手話」によるろう学校教育に対して、全日ろう連は「日本の聴覚障害教育構想-中間報告書」(「考える会」のサイトでpdfファイルをダウンロードできます。A4で127頁もありますけど…)の中で次のように書いていることをどのように受け止めるだろうか。

(4) 手話をめぐる問題
① 現在では、聞こえない児童・生徒に手話が必要であり、聴覚障害教育に携わる教師は手話で自由に会話できる力が要求される、ということは、少なくとも理念的には当然のこととされつつある。
ただ、その理念と聾学校現場との間には大きな乖離があるのが現実である。手話を身につける研修が保障されず、地域によっては、専門性を無視した人事異動が行われ、手話を身につけることを阻んでおり、結局、個々の教師の個人的努力に委ねられているからである。
② その中で、手話を「日本手話」と「日本語対応手話」とに二分し、聾学校では「日本手話」が保障されるべきである、という新しい議論も出てきている。
教師の手話能力がまだまだ低いこと、その手話も率直に言って片言程度のたどたどしい手話であり、発声を基本にした補助的なものとしている場合が多いことは事実である。従って、教師には、手話での自由な会話能力獲得が求められる。
ただ、手話を単純に、日本手話・日本語対応手話に二分し、両者を対比させる発想は、聴覚障害者の実際の手話、実際のコミュニケーション方法を無視し、紙上の理屈で手話を議論するものであって、賛成できない。
「日本語対応手話」とは、口話を補助するために使用される、日本語の手指による表現であり、後述する口話併用手話とは、異なる。つまり、「日本語対応手話」単独でコミュニケーション手段となるものではなく、口話の補助手段として、初めて意味を持つ。厳密な意味での「日本語対応手話」としては、栃木聾学校の「同時法」があり、それはそれで一定の言語指導に役立っている。手話と「日本語対応手話」とでは、言語の種類も使用目的も異なるのであって、同列に論ずることはできない。
聴覚障害者の手話は、口形を併用する場合もあれば、併用しない場合もあり、日本語を大きく取り入れる場合もあれば、そうでない場合もある。さまざまである。個人個人で異なるし、個人でも会話の場面によって異なる。それら全体が手話なのであって、聴覚障害者の使用する手話の間に価値の序列をつけることはできない。
重要なことは、手話の言語学的特徴が典型的に表れるのは、口話を併用しない「純粋手話」(日本手話)であり、こうした日本手話が他の様々な手話の-言語学的な特徴の理解でも、その使用・習得においても-基本になる、ということである。


論点がねじれていると僕は思う。先の岡本みどりさんも「日本手話による教育を選択できる日が」とわざわざ言葉を選んでいると思う。成人聴覚障害者のコミュニケーション手段に様々なタイプの手話があることと、これからバイリンガルとして言葉を身につけていこうとする子どもたちにとってネイティブな言語である「日本手話」で教育して欲しいということとは、次元の異なる議論であることは明らかだ。
また、現場のろう学校教師が「日本手話を身につけられない」という問題点が、なぜか「紙上の理屈で手話を議論するもの」という論点にすり替えられている。日本人英語教師の英語がなかなか上達しないという課題があるなら、もっとネイティブ・ランガー(外国人)教師の活用をしていこうというのが昨今の教育界の流れではないだろうか。「ネイティブ英語を望むなんて、くだらん理屈だ」などという教育者がいるだろうか。しかし、残念ながら(これは僕の気持ち)、全日ろう連の現在の「教育における日本手話」に対するスタンスは、このような「ねじれ現象」が起きていると僕は受け止めている。「ようこそ ろうの赤ちゃん」を読んだ方は、身近なろう協役員に聞いてみよう、「この本には、日本手話で学びたいって書いてありますけど、どこがおかしいんですか」と。

3.広島県の山中さんは、「手話サークルの手話では、”正確には通じない”んだ!」と書かれています(66頁)。また、東京都の宮坂さんは「実は、わたしがつかっていた手話は、まちがいだらけだった。ななみが自然とマスターできる手話、つまり日本手話ではなかったのだ。」(139頁)と告白されているのです。

全国で手話を学ぶ私たち、手話サークルの仲間たちは、この言葉(叫び)をどのように受け止めたらよいのだろうか。確かに全日ろう連が言われるように「聴覚障害者の手話は、口形を併用する場合もあれば、併用しない場合もあり、日本語を大きく取り入れる場合もあれば、そうでない場合もある。さまざまである。個人個人で異なるし、個人でも会話の場面によって異なる。それら全体が手話」なんだと思う。それでも僕は、これからこの本に書かれたようなろう者がどんどん増えてくることに対して手話サークルも手話講習会指導者も何らかの対応が求められてくることを覚悟しなければならないと思う。「何らかの対応」ったって「ベテランも講師もひたすら謙虚に勉強やり直す」しかないんだけどね。

4.愛知県の木村さんは「口話教育に走った2年間」を振り返って、最後にこう書かれている。(171頁)

子どもの耳が聞こえないといわれたばかりの親にとっては、最初に接する医療機関やセンターの一言は大きい。かたよった情報ではなく、ろう文化や日本手話のことなどをふくめた、いろいろな情報を伝えて欲しい。
 子どもの成長ははやい。赤ちゃん時代なんてあっというまだ。ほんとうの意味で、幅広い選択肢から親が選べるようになって欲しいと願っている。


重い言葉だ。この本は、親たちの心の叫びと、そんな親たちを解放した「日本手話を取り戻した」ろう児たちのまさに「成長」記録です。
<参考サイト>「新生児聴覚スクリーニング支援ネットワーク

ようこそろうの赤ちゃん

三省堂

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日本手話教育研究会のブログ版始まる

2005年03月23日 09時35分04秒 | Weblog
先日、第5回の大会があった日本手話研究会ホームページがココログ版になりました。
過去の発表テーマなどが掲載されています。ほとんどの発表内容をDVDでも見ることができます。お金に余裕のある方は是非勉強しましょう(メール会員になるとちょっと安く買えます)。聴者にとっては、「そもそも発表内容をキチンと把握できるかどうか」から勉強が始まるという素晴らしいDVDです。(^_^;)
私も一昨年くらいまでのを以前一括購入したのですが、それ以降のは資金繰りがつかずにいます。勉強するにもお金がかかりますね。それでも手話講習会などで指導を担当されている特に聴者は一度は見た方が良いDVDだと思います。一つ一つの発表内容は日本手話教育(指導)上のティップス的なもので体系的な指導マニュアルが示されているわけではありません。また報告内容のレベルにもかなりばらつきを感じます。けれども、現在の多くの手話講習会・手話サークルで「そもそも何を学ぶべきなのか」を改めて考え直すようなきっかけを与えてくれます。
できればサークルの役員会とか講習会の指導者会議なんかでみんなで「取りあえず1本」見ることをお奨めします。案外、「聴者は誰も報告内容を正確に読み取れなく」て、そこから議論が始まるかもしれません。
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全通研討論集会報告会に行ってきました。(訂正)

2005年03月23日 00時50分15秒 | Weblog
 3月19日に書いた内容にちょっと間違ってるところがあったので訂正します。
 まず、私の地元では県のろうあ団体が、「県傘下のすべての消防組合に緊急連絡システムの整備、年1回の確認、ろう者が参加する防災訓練の実施などを要望」しています。報告会の中でもM市やT市ではやってるという話しが出たのです。「MやTでできるんだったら他の市町村だってやれるやれる~」と調子こいたのが私なのです。市町村で改めて交渉するにあたっては、「県に裏からつついてもらおう」というのが私の魂胆な訳ですね。こういう発想だから単なる利益誘導型の国会議員や県会議員がはびこるんですよねぇ~。「お上から圧力かけて市町村を動かそう」という古い頭の構造がばれてしまった!

 それから「県消防本部」というのは思いつきで「そんな名前だろう」と思って勝手に書きました。県のホームページをチェックしましたら「生活環境部消防防災課」というセクションが防災関係の係のようです。また、トピックスとして「県内消防本部へのFAXでの緊急通報番号一覧について」という一覧表も掲載されておりました。こんな時でもないと県のホームページも読まないという姿勢がいけませんね。「県のパイプを太くしよう」と偉そうなことを言う前に、私自らもっと県政を知る努力をしなければなりませんね。河合洋祐さんもおっしゃってましたが「福祉制度を良くしていくためには、その制度の仕組みや行政のことをしっかり勉強しなければならない」ほんとそのとおりだと思います。

 えっと、それから「通研の弱いのは、こうしたアイデアを実際の運動に結びつける仕組みがキチンとできていない」発言ですね。すみません、一般論のような書き方しまして…全通研全般を批判したものではありません。「私の地元では」通研がなかなか政治力というかろう運動における力になり得てないのではないかということを書きたかったのです。他県のことはよく知りません。
 といっても全通研組織やその運動論については、いろいろ思うところもあるので、稿を改めてまたいつかじっくり書きたいと思っています。

 とりあえずお詫びと訂正です。

3月19日(再掲載)
4.緊急時の手話通訳派遣
 なぜかどういう経過でこのテーマに話しが流れたのか忘れちゃったのですが、救急車を呼ぶような緊急時の手話通訳対応についても、あれこれ話しが出ました。僕も先日の防災講演会で、市の消防署の指令課長さんが手話通訳者名簿のことを認識しておられなかったことなどを紹介し、「是非年に1回でもろう者が参加する”緊急時の連絡訓練”をやってもらえるよう、県消防本部に働きかけよう」と意見を出しました。

 通研の弱いのは、こうしたアイデアを実際の運動に結びつける仕組みがキチンとできていないことだと思うのです。手話サークルレベルだと「じゃ、今度役所の担当者に相談してみようか?」って話しが進むのですが、県レベルの通研だと県庁の担当者と何らかのパイプがなければ、実現の可能性は低いと思います。通研の役員は意識的に県庁とのパイプを作っていくような人脈づくりが必要になってきますね。
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お昼ご飯は、やっぱラーメンっしょ!

2005年03月21日 22時21分28秒 | Weblog
ラーメン博物館より横濱カレーミュージアムに行きたかったんだけど、そっちは関内なんだね、トホホ。というわけで写真だけ撮って、横濱ハイハイ樓なるお店で「ハイロウ麺」を食べました。

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手話通訳とろう者の人権を考える会in新横浜

2005年03月21日 21時58分21秒 | Weblog
 やって来ました、新横浜。午前中は河合さんの講演。(写真は日産スタジアム横浜ラポール
1.人権をどのように考えるか
 いきなりご自分の経歴から話を始められて、それがあの「蛇の目寿司事件」(昭和40年)につながっていくのです。 この事件に関わったことが、河合さんのろうあ運動の原点の一つだったとのこと。深い感銘を受けました。″ろうあ者の生活と権利を守る運動に共に参加する″ということが手話サークルの基本姿勢だ、という昭和41年の長野ろう者大会の決議も紹介されました。河合さん自身が具体的な経験を通して人権意識や手話通訳の意義を認識されてきたことをお話しくださいました。そして国連の世界人権宣言の第1条と第12条を実現していくことが大切だとお話し下さいました。

2.手話通訳者制度の論議
 次に日本における手話通訳者制度の歴史を説明しながら、最終的にできあがった「手話通訳士制度」について、その「職務の範囲」が手話通訳技能と情報提供の2つに限定されてしまったことが大きな問題であると指摘されました。本来、手話通訳はケースワークやカウンセリングの役割も果たすべきだったのに、こうした業務を制度に盛り込めなかったことが、今の手話通訳者の問題につながっているとのこと。ろう運動から見た手話通訳者像については、第8回世界ろう者会議に提起された「安藤・高田論文」に書かれているとのことでした。
 私もこれについては個人的に、制度化運動当時から疑問を感じていました。歴史的に、京都・大阪を初めとする関西では聴言センターやろうあ会館などを基盤にしてケースワークやカウンセリングも手話通訳者の役割だという主張がありました。これに対して、登録手話通訳者の派遣制度を中心としていた東京はコミュニケーション通訳に絞った業務という考え方を持ち、ずっと両者が全通研討論集会などで対立するような状況がありました。私は「東京の考え方は、単なる登録手話通訳者にはケースワークやカウンセリングの役割まではとても負いきれないという状況からくる後ろ向きの姿勢でしかないのではないか」と思っていたのですが、結果的には「行政に都合の良い」東京方式で、手話通訳士制度がまとめれられてしまったわけです。センター(根城)が必要なこと、そこに専従の通訳者を設置し、ケースワークやカウンセリングも行えるような事業形態を求めていくことが重要だったにも関わらず、東京がそうした方向性を持てなかったことが、制度化運動の結果にも少なからぬ影響があったと残念でなりませんでした。(これは河合さんの講演ではなく私個人の意見です。)

3.手話通訳者の裁判証人と守秘義務
 そのあと具体的な事例として手話通訳者がろう者に無断で民事裁判の証人に立った事件の紹介がありました。僕も、このように他人の事例を話しとして聞くだけなら冷静に判断できますが、果たして自分が担当した通訳案件だった場合「中立」という立場をきちんと踏まえて行動できただろうか?と考えると、大変難しいことだと感じました。やはり普段から地域の仲間達と学習を重ねていくことが不可欠だと思いました。手話通訳者として「聞こえない人の自立支援のための手話通訳」という理念は知っていても、それを具体的に行動する時の判断基準とすることができるかどうかは、常に「自分を振り返る」「仲間と共に集団検証する」という運動の中から培っていくものなのだということを改めて感じました。
 一方で河合さんは「生活の全てを支配するような手話通訳を認めてしまったろう者にも責任がある」と言われました。「手話通訳者の過干渉とろう者の依存的な生活」がこうした手話通訳者の一人歩きを加速させる土壌になっていたのかもしれません。僕も「単なる情報の仲介者・提供者としてだけでなく、ろう者の生活向上をサポートできる手話通訳者」になりたいと考えながら一方で「世話焼きな、おせっかいな、過干渉な手話通訳者」にならないよう気をつけたいと思いました。河合さんは「(1)必要以上の干渉はしないこと、(2)ろう者の自立心=主体性の確立(自分で決定・選択できること)をサポートすること」が大切だと話されました。

4.障害者自立支援給付法で手話通訳事業はどう変わるか
 事業主体が都道府県から市町村に委譲されると共に、手話通訳派遣の有料化へ進むだろうとのこと。そうしたら介護保険のように1割負担。3000円の通訳料なら300円をろう者が負担することになる。でも、それによって手話通訳者に対する見方がもっと厳しくなるだろうし、手話通訳を「選択する権利」ということについても認識が高まるだろうとのお話しでした。河合さんは有料化が良いとか悪いとか判断を示されたのではなく、「そうした流れは、ろう者にとって手話通訳制度を改めて見つめ直す良い機会だ」と言われました。私が河合さんを尊敬するのはこうした「極めて現実的な判断・思考」も併せ持っておられるところです。有料化はおかしいという理屈は誰でも話されます。しかし「おかしいから反対だ」と言っているだけでは現実の福祉制度の動きに対して何ら有効な手立てを採ることができないと思います。むしろそうした流れを逆手にとって「手話通訳者倫理を高める良いチャンスだ」と捉え、絶対に無料化を譲れない部分を死守すると共に、有料化された部分への対応を予測して新しい制度をより充実したものにさせていく運動を盛り上げることが重要なんだと思います。河合さんは「手話通訳者は、ろう者の”自立支援”ということの意味を改めて考えて欲しい」と言われました。

5.聴覚障害者情報提供施設の運営が鍵となる
 最後に河合さんは、これからの具体的な運動の方法について提言されました。それが聴覚障害者情報提供施設(情提施設)です。河合さんは「情提施設の運営権限をろう団体が握ることが重要だ」と言われました。現在全国に28の情提施設がある中で、ろう団体が運営権を確保している県は数少ない、今後手話通訳派遣事業が市町村に下ろされてきた場合、それを担う力量のない地域では、費用負担は市町村にしてもらった上で、情提施設が手話通訳派遣事業の運営を受託し、派遣を継続・実施させる必要があるとのこと。河合さんの地元埼玉県では社会福祉法人 埼玉聴覚障害者福祉会が県から情提施設の運営を委託され、ろう団体の管理の下で派遣事業が行われているそうです。関西のようなろうあセンター等の「根城(ろうあ運動基地)」を持たない関東のろう運動にとって情提施設の有効活用は、本当に重要な運動ツールだと私も思います。情提施設をろう運動側がどう活用するかが今後のろう運動の命運を左右すると言っても過言ではないと思います。また、松本晶行さんが「ろう団体と手話通訳者集団の関係は、これまでの”仲よし時代”から、”対決する時代”になるかもしれないが、良い意味での”緊張関係”を築き、新しい関係づくりが進めばよい。」と言われたというお話しも紹介されました。”良い緊張関係”って素晴らしいことですね。

 あまり上手くまとめられませんでしたが、午前中の河合さんの講演はこんな感じでした。河合さんの講演はホント素晴らしかったのでDVDにして売り出して欲しいくらいです。
 私はこの「手話通訳派遣問題とろう者の人権を考える会」の活動に多くの手話通訳者や手話通訳者養成に関わる人が参加してきて欲しいと思います。河合さんも「手話通訳者養成の中で倫理の問題をキチンと教えていくことが大変重要だ」とおっしゃられていました。
 最後に講演のレジュメを紹介したいと思ったのですが、そこまで書いてしまうと個人的なブログ(参加記)の範囲を逸脱して考える会の事務局からお叱りを受けそうなので、詳しい内容は、事務局からの正式な報告書をお待ちください。ここに書きましたのは、あくまでも私個人の受け止め&思いです。
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books18「社会福祉と通訳論」(全通研学校講義集1)

2005年03月21日 00時41分56秒 | books
3月12日に「いずれ書評を書きたい」と書いた真田是さんと長尾ひろみさんの全通研学校・講演記録です。

前半は、
「福祉大転換期、私たちはなにができるか-今日の社会福祉と実践・運動の課題」
というテーマで、真田さんが今の福祉の状況について分かりやすくお話しされています。

目次を読むとだいたいの内容が分かると思いますので転記します。
はじめに
”右肩上がり”だった社会保障・社会福祉
バラ色に見えた「日本型企業社会」
甘くない高齢者福祉問題
80年代の臨調行革はなぜ
日本型福祉社会の崩壊-措置制度から支援費制度へ
福祉サービスを買わせる「市場福祉」化
いま、社会福祉法人の危機
芸の細かさにだまされないために-政策推進の手法
「措置制度」-効率論のごまかし
政策の本性を見破りにくくしている事情とは
私たちはなにができるか-社会福祉の当面の課題
実践・運動の課題に寄せて
「地域住民セクター」形成の兆し


真田さんもやはり「日本型企業社会」の行き詰まりを指摘されている。books14の「若者が『社会的弱者』に転落する」の宮本みち子さんは、「福祉国家としての日本の特徴は、人々の生活保障が「会社」と家族によって担われる点にあった。」と指摘された。真田さんは、その結果福祉サービスを買わせる「市場福祉」化が推し進められていることが一番の問題だとされています。

〔つづく〕

社会福祉と通訳論

文理閣

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全通研討論集会報告会に行ってきました。

2005年03月19日 22時24分30秒 | Weblog
2月に東京で開催された全通研討論集会の報告会が開かれたのでバイクで70キロ激走して参加してきました。
実は道に迷って遅刻してしまって最初の方を参加しそびれたのですが、とっても充実した報告会でした。参加者が少なかったのはもったいなかったのですが、お互いにフランクに話ができて僕は楽しかったです。

■第8「医療」分科会の報告

1.相変わらず「各県の状況の違いを説明」するのに時間がかかっているようで、「事前に各県の状況をアンケートして、当日、分科会資料として配付できないか?」という課題が解決されていないようです。「お金がない」というのがその理由とのことですが、今やメールを使えばそれほどお金をかけずにアンケートなどいくらでも集められる時代なんじゃないかと感じました。

 むしろ、全通研事務局がそうしたアンケートを事前に各県支部に依頼(もちろんメールで)すれば、討論集会に向けて各県支部が、準備せざるを得ない状況を作れるのではないでしょうか。私の地元支部も、医療班は活動休止中なんだそうです。でも、もし12月の討論集会参加者募集段階で、各県支部に「地域の医療場面の手話通訳対応状況や問題点を報告するように」というアンケート依頼があれば・・・まあ各県支部から嫌がられるんでしょうが、調べざるを得ないわけですから、それが支部活動を活性化させる「テコ」になり、「医療班活動再開」につながりうると思うのですが、どうでしょうか?

2.神奈川県では「医療班」ではなく、「医療手話班(?)」として、手話通訳の問題と言うより「医療問題についてみんなで共に学ぶ」というスタンスで活動をしているそうです。これは素晴らしいと思いました。その中で、必要な言葉の手話表現をみんなで学んだり、そもそも医療用語について、ろう者と手話通訳者が共通理解を図っていくことはとても大切な、かつ実践的な活動だと感じました。

 神奈川支部には、お医者さんの会員さんが3名いらっしゃるそうで(あれ?広島の話しだったかな?)、会員のお医者さん自身が講師となって勉強会を開けるそうで、なんとも羨ましい限りです。でも、地方でも地域の医師会や看護師会(?)、薬剤師会(?)などにお願いすれば、協力を得られるかもしれません。さらには、ギブアンドテイクというか、ろう協からは一般のお医者さん向けに手話学習会を提供することで、逆に、お医者さんからは、医療知識や用語について教えてもらうという方法も良いかもしれません。そして、ろうの患者さんと接する際に医師に気をつけて欲しいことなど理解を深めてもらうこともできるでしょう。広島支部(広島県手話通訳問題研究会)では、そういった活動も続けられているそうです。

3.手話のできるお医者さんに関する情報も得られました。
 東京の足立区に「北千住西口みみはなのどクリニック」という手話のできるお医者さん(平野浩二氏)がやってる耳鼻科があるそうです。手話通訳士資格を持っている方も雇用されていて医療事務とかやりながら必要な場合に手話通訳してくださるそうです。

 その平野医師が幹事をされているのが、「聴覚障害者の医療に関心をもつ医療関係者のネットワーク」です。以前、「聴覚障害者の精神保健に関する集会」に参加していた頃、このサイトを見たりしていたのですが、今日の報告会で久しぶりにこのネットワークの名前を聞きました。最近は、医療関連の手話通訳でも、精神保健に関係した依頼が増えているそうです。手話通訳者の専門性がますます問われてくる状況になっていることを痛感しました。

4.緊急時の手話通訳派遣
 なぜかどういう経過でこのテーマに話しが流れたのか忘れちゃったのですが、救急車を呼ぶような緊急時の手話通訳対応についても、あれこれ話しが出ました。僕も先日の防災講演会で、市の消防署の指令課長さんが手話通訳者名簿のことを認識しておられなかったことなどを紹介し、「是非年に1回でもろう者が参加する”緊急時の連絡訓練”をやってもらえるよう、県消防本部に働きかけよう」と意見を出しました。

 通研の弱いのは、こうしたアイデアを実際の運動に結びつける仕組みがキチンとできていないことだと思うのです。手話サークルレベルだと「じゃ、今度役所の担当者に相談してみようか?」って話しが進むのですが、県レベルの通研だと県庁の担当者と何らかのパイプがなければ、実現の可能性は低いと思います。通研の役員は意識的に県庁とのパイプを作っていくような人脈づくりが必要になってきますね。

 この他にも、手話奉仕員養成や手話通訳者の健康に関する分科会からも報告がありました。
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