木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

紫陽花の季節ですね。

2007年05月31日 18時45分42秒 | Weblog
梅雨は苦手ですが、紫陽花の花の色合いは好きです。一度この季節に箱根に行ってみたいです。
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手話の“讃岐弁”冊子(香川県ろうあ協)

2007年05月30日 23時15分54秒 | sign language
5月20日の読売新聞の記事です。
全国大会を機にこうした活動が盛り上がるのってとても素晴らしいですねぇ~。
私の地元でも「地名の手話」に続き、「地域独自の手話」のとりまとめが進められていると聞いています。とても楽しみです。
私は「地元の地名」および「地域独特の手話表現」は、登録手話通訳者養成の必須科目に取り入れるべきだと思っています。試験で出すぞ!って言ったら、どの表現が出題されるか分からないから、みんな必死に地元の年配のろう者に教えてもらおうとするだろうから、県下に古くからある手話表現の掘り起こしにもつながるし、それを地域手話表現の保存にもつなげていけたら良いなと思います。
県ろう協や県通研の機関誌で毎月分解写真を載せて、その意味を当てるクイズにしたらどうだろうか? 賞品は・・・スポンサーが必要ですね。
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手話の“讃岐弁”「温かみと情あり」…香川県ろうあ協など冊子

 香川県内の聴覚障害者らの間で、古くから使われてきた地域独自の手話を次世代に伝えようと、県ろうあ協会と全国手話通訳問題研究会県支部は、手話の“讃岐弁”を紹介する冊子「香川の手話」(B5判、48ページ)を作成した。同協会は「口話と同じで手話にも方言があり、温かみと情がある。地域の先輩たちが何とか会話しようとして生みだした手話なので、その思いを残したい」とアピールしている。

■香川県しか通用せぬ120紹介■

 <屋島→片手で「台形」/さぬき→たぬきのようにおなかたたく>

 同協会などは、これまで香川独自の「さぬき手話」をまとめた本がなかったことから、2005年8月に古くからの手話を使える高齢の聴覚障害者ら16人で、香川の手話作成委員会を結成。若い人に通じにくいものや、香川でしか通用しない手話を選んだ。

 冊子では地名や食べ物、生活などの項目に分けて、約120もの手話を写真と文章で解説しているほか、その由来を記載している。

 栗林公園(高松市)は「園内の池に赤いコイがいる」ことから、「赤」「魚」「眺める」の三つの手話で表現。屋島(同)は、東西から見た際の「台形」の形状を片手で示す。銭形の砂絵が有名な琴弾公園(観音寺市)は、「お金」と、両手で大きな円を表す手話を組み合わせるなど、それぞれの土地の特徴をうまくとらえている。

 また、「さぬき」は、屋島にたぬきがいたという言い伝えや、言葉が似ていることから「たぬき」と同じ手話で、両手の握り拳でおなかをたたくようにする。この手話を使って「さぬきうどん」を表したとき、県外の人が見れば「たぬきうどん」になるが、県内の人は会話の文脈で理解するのだという。

 ほかにも、高松から西の駅の一部は、JR高松駅を基準に何番目かで言い表すことや、「でたらめ」や「~しにくい」など香川でしか通用しない手話の表現の仕方も盛り込んだ。

 最近は交通やインターネットの発達、障害者教育の充実のため、若い聴覚障害者らは“標準語”の手話を使うことが増えているという。藤井真作憲事務局長は「ものの特徴を感性良くとらえた手話が多く、その表現力も豊か。若い聴覚障害者だけでなく、手話を勉強しようとする健聴者にも知ってもらいたい」と話している。

 冊子は1部800円。問い合わせは、同協会に電話(087・868・9200)か、ファクス(087・867・2166)で。
(2007年05月20日 読売新聞)
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第55回全国ろうあ者大会・香川大会開幕!

2007年05月30日 22時52分45秒 | Weblog
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いよいよ始まりました「第55回全国ろうあ者大会・香川大会」
四国新聞にも大会のことが掲載されたようです。
聴覚障害者2000人参加-全国ろうあ者大会開幕
私は土日の参加ですが、高松には前日の6月1日(金)に入る予定です。
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香川に行くぞ~!

2007年05月30日 22時40分24秒 | Weblog
金曜日から全国ろうあ者大会参加のため、香川県高松市に行ってきます。とりあえず下調べ。
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介護保険拡大、2案併記

2007年05月25日 01時34分31秒 | Weblog
5月21日(月)の朝日新聞、1回目読んだときには気がつかなかったが、さっきトイレで読み直したらこんな記事が載っていた。

「介護保険の対象拡大、2案併記 有識者会議が中間報告」

 介護保険の対象範囲を拡大する問題について検討していた厚生労働省の有識者会議は21日、被保険者を現行の40歳以上から30歳以上に拡大する案と、収入がある人すべてから保険料を徴収する案の2案を併記した中間報告書をまとめた。拡大の具体的な方向を絞りきれなかったことで、次の介護保険料改定を行う09年度からの範囲拡大は厳しい情勢となった。

 被保険者とサービス対象者の拡大は、保険料を負担する人を増やして介護財政の安定を図ることが最大の目的。04年度から05年度にかけての制度改革の焦点だったが、結論を出せず「09年度をめどに所要の措置を講じる」として先送りしていた。

 昨年3月に設けられた有識者会議で議論が再開され、「将来的には被保険者、サービス対象者の範囲を拡大し、障害者も介護保険を利用するべきだ」という方向性では一致したが、具体的な拡大範囲や時期については経済界や地方自治体の意見が一致せず、今回も合意が得られなかった。


 自立支援法が介護保険に飲み込まれる日は近いわけだ。そのとき手話通訳制度はどのような形であるべきなのだろうか。手話の世界でもっとこうした議論をすべきだと思う。今は「反対」ばかりで、飲み込まれた後の話をするのは「条件闘争」みたいで批判が強い気がする。
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障害者就業・生活支援センター400ヶ所増設へ

2007年05月23日 23時25分43秒 | Weblog
朝日新聞には、「障害者の生活・就職を支援する施設、400カ所に増設へ」という記事が2007年05月22日(火)の朝刊に載った。

こうした施設にも、最低県内に1ヶ所は、手話通訳士の配置をして欲しいものだと思う。国リハや私立の福祉専門学校を卒業し「士」資格を取得したような若い「士」を積極的に採用して欲しいと思う。経験不足なのは当然だが、新たに開拓される職場に若い人をどんどん配置して欲しい。そうした若い「士」を地域の先輩手話通訳「者」が全面的にバックアップするような体制を取れたら素晴らしいと思う。とにかくまずは「士」が社会保障制度にキチンと組み込まれて設置されるような仕組みをもっと社会のいろいろな場面に作っていく必要があると思うのだ。

 厚生労働省は21日、障害者の就職と日常生活を合わせて支援する「障害者就業・生活支援センター」を11年度までの5年間で、現在の約3倍の全国400カ所に増やす方針を固めた。ハローワークや福祉事務所よりもきめ細かい支援ができる同センターの大幅な増設で、障害者の就職率アップを目指す。

 同センターは、02年施行の改正障害者雇用促進法で創設された。就業支援を担うハローワークは障害者の働く能力の判断に限界がある一方、日常生活を支援している福祉事務所は就職支援のノウハウが乏しいため、同センターが両方を橋渡しすることになった。

 同センターは現在、社会福祉法人などに業務を委託する形で、全国に135カ所設置。各センターに生活支援担当1人と就業支援担当2人を配置。約2万2000人の障害者が登録し、健康管理や住居の確保などの生活面で支援を受けている。

 就業面ではハローワークでの求職活動に担当者が付き添うなどしており、05年度は約4300人の新規求職者の6割にあたる約2500人が一般企業に就職できた。

 厚労省は、こうした成果を踏まえ、全国400カ所ある「福祉圏域」ごとに同センターを設置する方針だ。政府は障害者雇用の促進を「成長力底上げ戦略」のひとつに位置づけ、今年度中にまとめる障害者就労支援の5カ年計画に盛り込む考えだ。
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障害学生支援、1年間で倍増

2007年05月23日 18時15分31秒 | Weblog
webの東京新聞で「「障害学生を支援」倍増 大学・短大の実態調査で」との記事を読んだ。(2007年5月22日 20時05分(共同))
そのこと自体はとても素晴らしいことだと思うが、「手話通訳」の中には学生同士の派遣がかなりの割合で含まれていると思う。こうした部分にもっと手話通訳士の「職場」開拓がなされて欲しいと思う。

 大学や短大、高等専門学校で、心身に障害がある学生に対し手話通訳や点訳などで授業内容を伝える支援をしているのは計約397校に上り、1年間でほぼ倍増したことが22日、日本学生支援機構の調査で分かった。

 調査は2006年5月に実施。全国1244校の94%から回答を得た。このうち障害のある学生が1人以上在籍している学校は57%だった。

 障害のある学生は4937人で、うち学校に支援を申し出て受け入れられたのは2256人。授業内容をノートに要約して伝える「ノートテイク」や点訳などの支援をしている学校は05年調査の206校から397校に増えた。

 日本学生支援機構は「学校側の態勢が徐々に整備され、障害のある学生が支援を求めやすい空気が生まれているようだ」と評価している。


ちなみに「日本学生支援機構」のホームページで詳しい結果が読める。
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手話通訳士のゆくえ(2)

2007年05月22日 00時52分52秒 | sign language
手話通訳士について最近感じたことの2つ目を書こうと思う。
説明では、「者」資格(「者」とは都道府県登録手話通訳者などを指す)を有して活躍している人が手話通訳「士」資格を取得しようとする際に求められる技能は何なのか。再度検討を加える必要がある、とあった。
これは何を意味するのだろうか。私の地元でも7年かかって「士」試験に合格した「者」がいる。「者」としての経験は十分だし、地域でのろうあ運動への貢献度も高い、県域の手話通訳者の運動を先頭に立って引っ張ってくださっている。しかし、だからといって「士として求められる技能」に違いがあるのだろうか。
また「手話通訳者を養成する学校を卒業して手話通訳士資格に挑戦する者との差はあるのかないのか」との説明もあった。私には暗に「学校卒」の士を批判するような意図を感じた。(「学校卒」者は、手話通訳現場のなんたるかを分かっていない、といってるように聞こえるのだが、それは地域の者養成講座受講生も同じ、いやそれ以上に「通訳現場」そのものをホント教え切れていない。週1回で実習も貧弱、講師は片手間なのだから、これ以上頑張れと言われても応えられないが・・・。)
むしろここでも手話通訳士を養成している「学校」に対する全日本ろうあ連盟の冷たい視線を感じてしまったのだ。
そもそも現在の「士」試験は、筆記試験と聞き取り・読み取りだけの「実技」試験が課されたもので、手話通訳の現場で必要とされる「情報伝達以外の技能」の有無を問うものではない。その意味では、前回批判的に書いたけれどもまさに「入口程度の技能」試験なのだ。
だからこそ国リハや世田谷福祉のように2年制でのカリキュラムが成り立つのだと思う。もし「士」資格に、精神保健福祉士のような「援助技術」が求められたら、やはり4年制で演習や実習を伴う教育課程が必要だろう。
そんな試験制度自体が悪い、という批判があるかもしれない。しかし、すでに18年を経過する士試験制度を、制度化前時代の「アイラブパンフ運動」のような国民運動としての盛り上がりを目指して本気で変えようというような「ろうあ運動」があっただろうか。
全日ろう連は、一方で「差別法改正」運動のような優れて高度な政治的運動を貫徹する力量がありならがら、「士試験制度」については、どこか冷めた対応を取り続けてきたように感じる。確かに60年中間報告であれほど高らかに手話通訳者の制度化を謳いながら、最終報告では、単なる技能認定試験制度に終わらせてしまったという意味で「ろうあ運動の汚点」だったのかもしれないけれど(う~ん、これは違うかも・・・)、どこか「手話通訳者」の地位向上は「自分たちのことではない」ような心情的な壁があるように感じる。
私は「者」として長い経験を積んでこられた先輩方の「援助技術」を否定するものではないけれども、だからといって「コミュニケーション技術」を試す「士」試験を突破できないのは、やはり現在のろう者がもとめる「ろう手話」によるコミュニケーションを橋渡しする力量が及ばないからだと思う。
そして「援助技術」においてこそ、実は一番「コミュニケーション力」の基礎的な力が必要とされるのだから、「入口程度の技能」試験としての「士」制度をクリアした上で、むしろ手話通訳士の「現任研修」として「援助技術」が必須とされるような制度化を目指していくのが本来のあり方だと思う。
一方的な「お世話型」援助技術でなく、ろう者が自分の言葉で自分のニーズを語れ自分の課題を発見できるようになっていく過程を支援する「援助技術」の土台となるようなコミュニケーション力が求められているのだと思う(この点で意見の相違はないと思う)。
それが国リハの4年制化にもつながると思うし(ただ、これには4年後に確実に「手話通訳士として就職できる」環境の整備とセットであることが不可欠だが)、全日ろう連や士協会が世田谷福祉などの専門学校とタイアップして「公開模擬試験」をやるくらいの方向性を出して欲しいと思うのだ。つまり「入り口」を広げるのでなく、「入り口を突破できる力量の育成」にまだまだやれることがたくさんあると思うのだ。
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月曜日は嫌いですが…

2007年05月21日 08時54分12秒 | Weblog
そもそも会社嫌いのサラリーマンですが、この季節は花がワァ~っと咲きだしでいいですね。
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手話通訳士のゆくえ

2007年05月15日 00時19分32秒 | sign language
最近、手話通訳士のことをあらためて考える機会があった。
あるところで、手話通訳士資格についてつぎのような説明があった。
「成熟した職場があれば他の専門職同様、入口程度の技能で資格が取れることも検討」とのこと。これにはすかさず「成熟した職場とは?」との鋭い質問が飛んでいた。これに対して「今の養成課程では士になるのに12年もかかる。もっと士を増やすには、資格取得の再検討が必要ではないか。」との答えだったが、つまり士制度を統一試験レベルのものに落として数の確保を図ろうというのだろうか? そもそも今の日本の手話通訳士に「成熟した職場」などないことは説明された方も認めているので、論理的な矛盾を感じた。
士の合格者がなかなか増えないから、試験をもっと簡単なものにしようというのは、司法試験なんかと同じ発想かもしれないけれど、東京などではむしろ「士」は都の登録資格の前提条件程度にしか見ていない状況もあるなかでは、「士」資格認定制度を軽視する風潮を助長するのではないかと感じた。(士試験だけでは試せないより高度な技術を要求している東京の姿勢は肯定するけれども、地方であそこまでレベルを上げたら県登録手話通訳者試験合格者がいなくなる。)
自立支援法がらみで市町村に手話通訳派遣制度が下りた結果、地域における「士」の立場が中途半端になっているのだと思う。でも、市町村の登録に「士」資格を求めうる状況にほど遠いからといって、「士」資格自体を安易に「者」と一体化する方向性というのは、結果的に「安上がりな手話通訳制度」を固定化することにつながりかねないのではないか。
もともとは、単なる「手話通訳技能認定試験」に過ぎない「士」制度を一日も早く「職業としての手話通訳制度」に高めていくというのが運動の目標だったのではないだろうか。
かなりうがった見方かもしれないけれど、全日ろう連は、元の民間資格である「全日ろう連登録試験」に逆戻りしたいという意図があるのではないかとさえ感じてしまう。その背景には(社福)全国手話研修センターの「経営」問題があるように思えるのだ。
ろうあ運動あっての「士」制度であるけれど、ろうあ運動にとって「士」とはいったい何なのだろうかと考え込んでしまった。
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