NPO法人 手話教師センターのホームページを見るとその設立経過には
「設立までの経緯
当センターは、クラッシェン&テレルが提唱した語学教授法「ナチュラル・アプローチ」で日本手話を教えるひとたちのための団体です。
現在、約80人の手話教師が登録されています。そのほとんどが日本手話のネイティブ・サイナー(日本手話を第一言語とするろう者、コーダ)、トレーニングを積んだ人たちです。
当センターの前身はDproの手話教授法チームです。当時のメンバーが手話教師センターを立ち上げ、2009年5月14日に特定非営利活動法人手話教師センターとして生まれ変わりました。」
と書かれており、国リハで学ぶ学生たちのカリキュラムのバックボーンが感じられますが、私のように旧態然とした指導を未だに続けている者には、国リハの学生の卒業研究発表でさえ「新鮮な学び」につながります。こうした学びを今後の地元の手話通訳者養成に生かせるといいなぁ~と感じました。
例えば、
1-1.手話の他動詞と自動詞という概念。
1-2.それに対応する操作CLと実体CLという考え方
1-3.そこに絡む「責任性」を構成する「コントロール」と「知覚の有無」
2-1.発見構文
2-2.発見のNMS(非手指動作)
2-3.認知言語学の知見
3-1.発見の心的手続き;プロセス(知覚;インターフェイスと思考;作業バッファ、そしてデータベース)
3-2.構成要素の配列①探索→仮説、②検知・想起→照合、③参照→推論、④結論→更新
3-3.知覚系NMS(前後)と思考系NMS(上下)
3-4.「経緯」の「無探索」には①身体移動、②視線移動、③没頭、④無兆候の4つの形式がある
3-5.「検知」「照合」「結論」という転換点を表すNMSの形式は、プロセスの長さに呼応している
4-1.形容詞の感動詞的用法;事例「失敗」
4-2.スロットの位置①照合(先)、②照合(後)、③推論、④結論、⑤現在(音声言語と同じ)
4-3.過去のことを出来事時点で話す用法は日本手話にはない→発話時、つまり過去に戻って追体験したように語る
5-1.発見構文は文レベルの現象である
5-2.発見構文の中で獲得が難しい(遅れて獲得される)のが経緯・照合のNMS
6-1.「A違うB構文」
6-2.「A違うB構文」の「違う」には3つの表現がある①違う、②ない、③しない(意思が含意)
6-3.「A違うB構文」における「交代スキーマ」においては①行為的事態の場合は日本語に訳すと「Aの代わりにB」という言い方ができる、②状態的事態の場合は「Aの代わりにB」という言い方ができない→「ふつうはAだがBである」
6-4.「A違うB構文」における「選択スキーマ」においては①行為的事態の場合のみ直訳的に「AではなくB」という言い方ができる。②状態的事態の場合は「AというほどではなくB」「AというわけでなくB」などの言い方ができる
7-1.実体CLにおいては、掌の向きが物体の向きを表現しているとは限らない(紙の裏表、葉っぱの裏表、仰向けかうつぶせか)
8-1.日本手話の視座は「クレーンカメラ」から進行方向を見た景色
8-2.「トンネル」という表現のために「トンネルに入るところ」から手話は始まる
8-3.「トンネル」の長さを表すNMS
8-4.「トンネルを抜けると」には発見構文(~すると~)が使われる
8-5.視座の変化①座席の窓から(横向き)、②座席の窓の外に広がる景色(正面)
8-6.クレーンカメラからの列車の視座を保ちながらも、乗客の「身体の揺れ」を同時に表現
9-1.空間表現においては「どこから見ているのか(視座)」と「何を見ているのか(注視点)」がある
9-2.目標となる存在に到達するための手がかりとして「参照点」を用いる
9-3.空間の捉え方には三つの基準座標系がある①地心座標系(方位、山側・海側)、②自己中心座標系(前後左右)、③物体中心座標系(車の前後)
「設立までの経緯
当センターは、クラッシェン&テレルが提唱した語学教授法「ナチュラル・アプローチ」で日本手話を教えるひとたちのための団体です。
現在、約80人の手話教師が登録されています。そのほとんどが日本手話のネイティブ・サイナー(日本手話を第一言語とするろう者、コーダ)、トレーニングを積んだ人たちです。
当センターの前身はDproの手話教授法チームです。当時のメンバーが手話教師センターを立ち上げ、2009年5月14日に特定非営利活動法人手話教師センターとして生まれ変わりました。」
と書かれており、国リハで学ぶ学生たちのカリキュラムのバックボーンが感じられますが、私のように旧態然とした指導を未だに続けている者には、国リハの学生の卒業研究発表でさえ「新鮮な学び」につながります。こうした学びを今後の地元の手話通訳者養成に生かせるといいなぁ~と感じました。
例えば、
1-1.手話の他動詞と自動詞という概念。
1-2.それに対応する操作CLと実体CLという考え方
1-3.そこに絡む「責任性」を構成する「コントロール」と「知覚の有無」
2-1.発見構文
2-2.発見のNMS(非手指動作)
2-3.認知言語学の知見
3-1.発見の心的手続き;プロセス(知覚;インターフェイスと思考;作業バッファ、そしてデータベース)
3-2.構成要素の配列①探索→仮説、②検知・想起→照合、③参照→推論、④結論→更新
3-3.知覚系NMS(前後)と思考系NMS(上下)
3-4.「経緯」の「無探索」には①身体移動、②視線移動、③没頭、④無兆候の4つの形式がある
3-5.「検知」「照合」「結論」という転換点を表すNMSの形式は、プロセスの長さに呼応している
4-1.形容詞の感動詞的用法;事例「失敗」
4-2.スロットの位置①照合(先)、②照合(後)、③推論、④結論、⑤現在(音声言語と同じ)
4-3.過去のことを出来事時点で話す用法は日本手話にはない→発話時、つまり過去に戻って追体験したように語る
5-1.発見構文は文レベルの現象である
5-2.発見構文の中で獲得が難しい(遅れて獲得される)のが経緯・照合のNMS
6-1.「A違うB構文」
6-2.「A違うB構文」の「違う」には3つの表現がある①違う、②ない、③しない(意思が含意)
6-3.「A違うB構文」における「交代スキーマ」においては①行為的事態の場合は日本語に訳すと「Aの代わりにB」という言い方ができる、②状態的事態の場合は「Aの代わりにB」という言い方ができない→「ふつうはAだがBである」
6-4.「A違うB構文」における「選択スキーマ」においては①行為的事態の場合のみ直訳的に「AではなくB」という言い方ができる。②状態的事態の場合は「AというほどではなくB」「AというわけでなくB」などの言い方ができる
7-1.実体CLにおいては、掌の向きが物体の向きを表現しているとは限らない(紙の裏表、葉っぱの裏表、仰向けかうつぶせか)
8-1.日本手話の視座は「クレーンカメラ」から進行方向を見た景色
8-2.「トンネル」という表現のために「トンネルに入るところ」から手話は始まる
8-3.「トンネル」の長さを表すNMS
8-4.「トンネルを抜けると」には発見構文(~すると~)が使われる
8-5.視座の変化①座席の窓から(横向き)、②座席の窓の外に広がる景色(正面)
8-6.クレーンカメラからの列車の視座を保ちながらも、乗客の「身体の揺れ」を同時に表現
9-1.空間表現においては「どこから見ているのか(視座)」と「何を見ているのか(注視点)」がある
9-2.目標となる存在に到達するための手がかりとして「参照点」を用いる
9-3.空間の捉え方には三つの基準座標系がある①地心座標系(方位、山側・海側)、②自己中心座標系(前後左右)、③物体中心座標系(車の前後)