木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

今日は野見山(のみやま)に登って来ました。

2009年12月31日 21時17分20秒 | Weblog
今年もいよいよあと3時間。今年はどんな一年だったか振り返ろうと思っていたのですが、どうも時間切れ気味です。
とりあえず来年はダイエットしなければ…と思って昼食後に近所をウォーキングして来ました。
まずは、プロフィールにも載せている野見(のみ)小学校。手前の池がチャームポイント(?)です。私は2年生の時に川向うの根川(ねがわ)小学校から転校して来ました。クラスが1組しかなくて驚いた記憶があります。

続いて旧正門側に回ってみました。今は体育館が建っていますが、昔は古い木造の講堂(こうどう)で、それも驚きでした。懐かしい!
正門のあたりがどうなっていたか、どうも記憶が定かでなくてうまく思い出せなくて悲しい。そういえば学校のすぐ裏には博君って同級生が住んでいたんですが、その家はなくなっていました。おばあちゃんといたんだよなぁ。

さて、続いては小学校5年生のころ、冬場にマラソンで駆け上っていた近所の野見山(のみやま)。
今日登ってみたら思いのほか体力的にキツくて愕然。やっぱダイエットしなくちゃいけないと痛感。毎朝会社の階段を10階まで登っているのですが、自然の山を登るのは全然違って息が切れました。こんなことではいかん!
この写真にある木のトンネルみたいになっている場所が僕はとっても好きなのです。最初にきつい坂を登り始めて息が切れるんですが、その先にちょっと平坦なこの小路がすごくホッとさせてくれるのです。

山の頂上には野見の宿禰(すくね)という相撲の神様を祭った野見神社があります。
昔はここでちびっ子相撲なんかも催されていました。手前にあるのが土俵です。
僕は腕力がなかったので相撲は苦手でした。今も腕立て伏せとか10回もやるとへとへとです。トホホ…。

この野見山のもう一つの魅力は展望台です。たいして高くはない(標高100メートルくらい)んですが、豊田市街を一望できて、眼下には矢作川がちょうどS字カーブを描いて流れているのが眺められます。それで次の写真の中央手前側の細い橋を「鵜の首橋」というのだ!
ごらんのように展望台にはイラストが描かれていて、確かここから見える眺めの解説になっていた気がします。
それにしても今日はものすごい風で、写真を撮ろうにも展望台の手すりにカメラを付けて手首を固定しないと、コンパクトデジカメ(リコーCX2)でさえ吹っ飛びそうでした。

そしてこれが豊田市街の全景。ちょっとわかりにくいですが、中央が豊田の駅あたり。名鉄「豊田」駅と愛知環状鉄道「新豊田」駅を中心に市街が広がっています。
この辺りは旧挙母(ころも)市といって難読地名としても有名らしい。
挙母神社のお祭りにはたくさんの古い山車(だし)が出ます。私は全然知らなかったんですが愛知県の「有形民俗文化財」に指定されているんですねぇ~。
挙母祭りは毎年10月の第3土曜・日曜に行われるようです。来年はぜひお祭りの時期に帰省したいと考えています。
それから右端の方に写っているのが豊田スタジアム(冒頭の写真)です。そういえば明日はサッカーの天皇杯ですねぇ~。グランパス頑張ってほしいです。それに来季はトゥーリオも移籍するし、楽しみです。

去年の年末はなんだかどたばた忙しかったんですが、今年はなぜかのんびり散策を楽しめてこれはこれでなかなか良い年の瀬でした。
それでは皆さまも良いお年をお迎えください。
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お墓参りに行ってきました。

2009年12月30日 19時12分00秒 | Weblog
私が帰省するのは親が年老いてきて心配なこともありますが、一番大切にしているのが墓参りです。ここには平成10年に亡くなった姉がいます。といってもフランスで死んで向こうにお墓と共に(焼かないから)遺体そのものが地中に眠っているので、このお墓には分骨じゃなくて形見の品物かなんかが入ってるのかもしれません。
姉が亡くなって来年で12年。私も姉が亡くなった時の年齢から数えて10年も余計に生きています。僕が生きているより姉が生きていてくれた方が世の中のためにも親のためにもずっと良かったのに…と私はしばしば思います。
先日、地元の通研の20周年の記念誌に載せる座談会で、ある方が「木下の活動の元はなんだろうか?」というような発言をしてくださったのですが、それは「姉が生きられなかった分、私が目一杯生きなくてどうする!」という思いを私がいつも持ち続けているからです。「来年は姉の元に自分も行くかも…」と思うと「あと1年しか自分の人生がなかったら僕にあと何ができるだろうか」というようなことを考えます。それは一方で投げやりな気持ちにも傾きがちになるのですが、「姉は40歳にして無念の死を迎えなければならなかったじゃないか、生きている自分は大したことはできないかもしれないけれど、とにかく目一杯やれることをやらなきゃ姉に会わせる顔がない」なんて思うのです。
姉が亡くなって12年、私も来年は50歳。あと何ができるのだろうか?と近頃よく考えます。同時通訳を行う者としての手話通訳者としては、体力的にもうピークを超えていることを感じます。せめて後輩の役に立てればと手話通訳者養成講座のお手伝いをして来ましたが、最近はそれもなかなか「結果」につなげてあげられなくて少々自信喪失気味です。
あと自分には何ができるのかなぁ~と考えています。通研の手話班として地域手話を記録保存する活動とか、通研の手話通訳者養成班を立ち上げて統一試験の場面別と読み取り筆記対策のビデオ教材づくりをやってみたいなとか、指導の第一線からは退いて、後進のための環境づくりをしたいなぁ~などと考えたりしています。
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No1薩摩弁当

2009年12月30日 11時33分10秒 | Weblog
これより帰省します。10時26分発こだまで豊橋、岡崎経由で豊田に帰ります。
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books152「がんばらない」鎌田實著(集英社文庫)

2009年12月14日 22時44分44秒 | books
がんばらない (集英社文庫)
鎌田 實
集英社

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通訳には間に合わなかったけれど、なんとも不思議なタイミングでこの本を読むことになった。この本には人が死ぬ場面ばかり書いてある。そんな本を読んでいる最中の先々週12月6日、日曜日の夜に姉貴の友人のカミさんの母親が亡くなったのだ。
そのきっかけになったのが、1年前の心臓のバイパス手術だった。手術中に脳梗塞を起こして、心臓の手術は成功したらしいが、結果的にしゃべることができなくなった。それから1年。容態が急変したとの連絡を受けて、姉貴の娘三人を乗せて、車をぶっ飛ばして八王子市郊外の病院へ駆けつけた。
母親にとっては孫に当たる娘たちの到着を、母親は最後の力を振り絞って待っていてくれたようだが、私たちが到着したとほぼ同時に臨終を迎えた。
深夜の病室に彼女や彼女の弟、そして娘たちのすすり泣く声が響いて、「ああ、人が死ぬってこういうことなんだ」と、今朝読んだばかりの「がんばらない」の1シーンがクロスした。
実は、心臓のバイパス手術を受けさせたことが結果的に脳梗塞を併発させたことについて、手術を勧めた彼女の弟が責任を感じて悩んでいたと聞いた。
「がんばらない」には、これとは逆の鎌田さんの体験が書かれていた。医者である鎌田さんが自分の母親が亡くなる直前に「人工呼吸器につなげば、もう1週間ぐらいがんばれるかもしれない。だけど、母さんの気管の中にチューブを入れて、人工呼吸器につなぐのは、僕は息子としてしのびない。そういう手だてもあるけれども、しないほうがいいと思う」と父親に話したところ、一秒でも長く生きられる方法があるのに、どうして息子のおまえがしないんだと、真っ赤になって父親から怒られたとのこと。
この経験を通じて鎌田さんはこう考えたそうです。
人間の命のあり方を決める場面に直面した時、ぼくはぼくなりに母を大切にした思いのうえでの判断だった。父は父で、自分の女房に対する愛情の表現だったのだろう。立場が違うと、思いも考え方も違うということ知った。でも、違うという前提があっていいように思う。答えは一つではないのではないか、ということを学んだ。
この本は、亡くなる話ばかりで電車の中で読んでいても、まぶたに涙がたまってしまって大いに困ったが、こんなことも書かれていてとても考えさせられた。
医療の仕事は、「生」を支えると同時に、「死」をどのように支えるかということも問われているように思えてならない。
そうしたらさらにたまたま昨夜12月13日(日)の夕方にNHKスペシャル選で「立花隆 がんの謎に挑む」という番組を見てしまった。その中で鳥取県で「野の花診療所」を営む徳永進医師の存在も知ったし、亡くなる一日前に娘さんのお誕生日をやった方の映像を見て涙が止まらないという経験もした。
番組の最後に、自身が2年前に膀胱がんが見つかったという立花隆さんがこう語った。
「私が生きている間に人類がガンを克服することはないだろう。そうであればどこかでガンと折り合いを付けることが必要だ。徳永さんのところで学んだのは、人間は死ぬ力を持っていること。ジタバタしないで生きることが、ガンを克服するということではないか。」
ジーンときました。
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田中宇の国際ニュース解説

2009年12月13日 21時09分16秒 | Weblog
田中宇(さかい)さんのメールニュース「田中宇の国際ニュース解説」を以前から読んでいます。今は有料版も出ていますが、基本的な内容は無料で読めます。
12月10日には最新刊(単行本)も出ているので、久しぶりに読んでみたいなと思っていますが、とりあえず12月10日付けのメールニュースを一人でも多くの方に読んでいただけたらなと思っています。
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books151「いいかげんがいい」鎌田實著(集英社)

2009年12月02日 23時27分30秒 | books
いいかげんがいい
鎌田 實
集英社

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手話通訳の準備のために初めて鎌田實(みのる)さんの著書を読み始めた。
お名前は以前から知っていたけれど、私はどうもこういう何でもできちゃうスーパーマンって苦手だ。著書も次から次へと出されていて、どうみたって「がんばらない」ことないし、「いいかげんでいい」ことないし、二十四時間働いてる人だよなぁ~と思って敬遠してきた。
しかし、今回は通訳の事前勉強という名目があったのでブックオフで「がんばらない」「あきらめない」「いいがげんがいい」の三冊を集めてきた。さらに知人が「がんばらない健康法」を貸してくれて、最新刊(?)の「言葉で治療する」は奈何カ所か電話したブックオフでは在庫がなくてやむを得ず新刊で買い求めた。
まだこの1冊しか読んでないけど、すごいお医者さんです。
本のキーワードは「いいかげん」。これってどう手話に翻訳するんだ? こういう独自の「キーワード」を提示して講演する人って、講演としてはすごく面白くて興味を感じるんだけど、手話通訳者泣かせだと思う。「自己実現などといって立ち向かわなくてもいい」う~ん、これを手話に翻訳するのって相当難しいぞ! どうしようか、焦る。
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