木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

ラーメン号外_「ラーメンで支援の輪」(文京区「阿吽」店主 水本タケヒロさん)

2011年03月26日 21時16分43秒 | food
ラーメン好きとして、最近読んだ新聞記事の中で一番感動した記事。
「ラーメンで支援の輪」
2011.3.26.土 読売新聞より
文京の店主ら 避難所で無料提供
 東日本巨大地震の被災者に温かいラーメンを食べてもらおうと、文京区湯島の人気ラーメン店「阿吽(あうん)」の店主、水本タケヒロさん(38)らが、被災地の避難所でラーメンの無料提供を始め、「心も温まった」と喜ばれている。今後1年間は規模を拡大しながら続ける方針。全国500店以上のラーメン店から協力の申し出もあり、ラーメンを通じた支援の輪が広がっている。(石川純)
全国500店以上が賛同
 「心温まる1杯のラーメン。最後のスープまでありがたくいただきました」「久しぶりの温かいラーメン。この味は忘れることはできません」。テーブルに置いたノートには、こんな書き込みが相次いだ。
 23日昼、宮城県気仙沼市立鹿折(ししおり)中学校の避難所となっている体育館。寒風にさらされる屋外で、水本さんを含む6人のラーメン店主らが提供した約800食の豚骨ラーメンには300メートルの行列ができた。家を失い、憔悴(しょうすい)し、震えながら避難生活を送る大人や子どもたちは、温かいラーメンをすすると笑顔を見せてくれた。
 「いとこが被災した阪神大震災では何もできなかった」と水本さん。「今の自分ならラーメンで支援ができる」と、知り合いのラーメン店主らと「ラーメン義援隊」を結成し、ブログやツイッターで賛同を呼びかけた。
 有名ラーメン店からチャーシュー、製麺会社から麺、「一緒に現地に行きます」という店主など、北海道、博多、東京など500店以上から協力の申し出があった。第1陣として17~18日、気仙沼市に詳しい仲間が同市内で被災者に提供。水本さんは22~24日の第2陣に参加した。食材、プロパンガス、水……。必要なものはすべて持参。風で火が安定せず、お湯を一定の温度に保つのに苦労した。
 23日夜。ラーメン作りを終えて片付けをする水本さんたちの周りに避難所から60人近くの人たちが集まった。
 「我々は頑張ります」「ありがとう」。何もかも失った人々からの感謝の気持ちが心に染みた。「気仙沼を必ず元のきれいな街に戻すので、見ていて下さい」。あるおじいさんの言葉は力強く、決意がみなぎっていた。
 「ラーメン屋であることが誇らしい」。今後も気仙沼市内だけでなく、南三陸町や石巻市など被害の大きい場所で東京の店との間を行ったり来たりしながら、賛同する仲間たちと続けていく予定だ。
 「行政やNPO法人といった組織ではないが、ラーメンで結びついた仲間たちと応援していきたい。復興を担う人たちの活力になれば」
(2011年3月26日 読売新聞)
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books208「新版 原発を考える50話」西尾漠著(岩波ジュニア新書)

2011年03月26日 16時47分06秒 | books
新版 原発を考える50話 (岩波ジュニア新書)
クリエーター情報なし
岩波書店

私はこの本、ブックオフの100円コーナーで買ったけど、もしかしたら今はプレミア付いているのでは?なんちゃって。
旧版が1996年4月、チェルノブイリ原子力発電所事故から10年目に書かれて、新版はさらに10年後の2006年2月に刊行されています。
著者はこのところネットで中継されている原子力資料情報室の共同代表で、『はんげんぱつ新聞』編集長。
私はこの本、多くの人が読めるようにネットブック化して欲しいと強く思います。西尾さんには印税は入らなくなりますが是非著作権フリー化して無料でみんなが読めるようになって欲しい。それくらい良い本です。
1.原発のいま
 (1)「原発大国」の秘密
   福島県は、2030年までに全原発が運転開始から40年を超えて廃炉となることを想定し、原発のお金に頼らない県づくりをめざすと公言
 (2)1000分の1グラムの臨界
 (3)放射線もいろいろ
 (4)下請けの下に孫請け、ひ孫請け
   電気事業の自由化が進む中で原発のコスト削減が図られるとき、重層構造の下層にそのまましわ寄せされる
 (5)軽い水と原子炉
   世界的には沸騰水型の原発は敬遠されて、加圧水型が主流になっています。ただし日本では逆で、沸騰水型の方が多く建てられています。その理由は単純で、日本では、沸騰水型は東芝と日立製作所、加圧水型は三菱重工がつくっており、お客である電力会社を分け合っているからです。(中略)沸騰水型原発の泣きどころは再循環ポンプです。
 (6)事故は起こる
   スリーマイル島原発の事故は、原子炉の冷却ができなくなって炉心が溶け落ちる事故でした。(中略)原子炉はすぐに緊急停止しましたが、炉内に生まれた死の灰は、熱を出し続けます。原子炉が止まった後も、冷却を続けなければならないのが、原発のやっかいなところです。結果的に燃料の約70パーセントが溶けて、20トンもの燃料が原子炉圧力容器の底に崩れ落ちたことが、事故から7、8年も後になってやっと明らかにされています。放射能が強すぎて、すぐにはカメラを入れて調べることもむずかしかったのです。
 (7)規制行政独立論
   原発推進の経済産業省の下に「外局」として推進行政を担当する資源エネルギー庁があり、その下に「特別の機関」として規制行政を担当する原子力安全・保安院がある
 (8)安全研究のゆくえ
 (9)アフター・ザ・デー
 (10)誰がための電力自由化
2.核燃料リサイクル幻想
 (11)川の流れのように
   日本の原子力発電用のウランはすべて、カナダやオーストラリア、南アフリカなど海外で掘り出されています。
 (12)文殊菩薩も不死鳥(フェニックス)も
   そんな危険増殖炉では、各国が開発を中止したのも、むりはありません。
 (13)プルトニウムのごみ焼却します。
   余ったプルトニウムは、とうとうふつうの原発で燃やすしかなくなりました。和製英語で「プルマーサル」といいます。(中略)プルマーサル計画こそ、核燃料サイクル路線の行き詰まりの産物であり、プルトニウムがやっかいなゴミであることの象徴にほかなりません。
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ラーメン100_天神下 大喜

2011年03月25日 18時40分49秒 | food
久しぶりに来ました「大喜」さん。相変わらず行列。
特製とりそば950円を注文。あっさり塩のとりそば、チャーシューも鳥肉。しらがネギ、味玉、ワンタンの全部入り。美味しかったんですが、何か物足りない。細麺の喉越しかなぁ?このところ太麺になれ過ぎちゃってるからかなぁ~。
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ラーメン99_めん 和正

2011年03月23日 22時42分49秒 | food
三茶へ来る度に、もう四回くらい店の前まで来てるけど、やっと入れたぁ~「めん 和正」嬉し~い。つけ麺にしようかちょっと迷ったけど、チャー玉950円を注文。チャーシュー麺+味玉付きってことですね。チャーシュー美味い!最初口に入れるととても柔らかいのに、しっかり歯ごたえもあるから不思議。チャーシューの動物油が魚介系だしのガッツリ効いたスープと相性がいい。それに平麺がよくなじむ。これなら中盛り(1.5玉+50円)を頼めば良かった。
確かに「三茶で一番人気」がうなずけます。次回はつけ麺+スープ割りを注文したいなぁ~。
おお、ラーメンシリーズもついに99件目。次は記念すべき100件目ですね。楽しみぃ~。
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books207「物語 カタルーニャの歴史」田澤 耕著(中公新書)

2011年03月20日 19時53分46秒 | books
物語 カタルーニャの歴史―知られざる地中海帝国の興亡 (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社

入院する時に「原発と言語学じゃ疲れてしまうよな」と思って持って行った「物語 カタルーニャの歴史」田澤耕著、中公新書。意外と面白くて一気に読んでしまいました。
ジョージ・オーウェル「カタロニア賛歌」を読み直そっと思いました。
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books206「高速増殖炉は実用化できない 動かない、動かせない『もんじゅ』」小林圭二著(七つ森書館)

2011年03月20日 19時33分56秒 | books
動かない、動かせない「もんじゅ」―高速増殖炉は実用化できない
クリエーター情報なし
七つ森書館

この本も入院中に読みました。
昨年10月に刊行されたブックレットです。ちょっと専門的な内容ですが、”日本の原子力政策の根幹をなしている”(4頁 はじめに)「高速増殖炉」が原発以上に危険であること、また高速増殖炉開発が行き詰まった結果「プルトニウムを一部燃料として使うプルマーサルという動きが始まっている」ことなどを理解できます。
今回の福島第一原発の3号機は「プルトニュウムを用いたMOX燃料(再処理)を使ったプリサーマル」が行われているそうです。(ICARUSさんのブログがとても参考になります。)
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books205「〔入門〕ことばの世界」瀬田幸人ほか編著(大修館書店)

2011年03月20日 19時17分10秒 | books
入門 ことばの世界
クリエーター情報なし
大修館書店

3月の始めに入院していたときに読みました。
「国リハの卒業研究発表会見て、やっぱ言語学の基礎がないとなぁ~と思って「入門 ことばの世界」瀬田幸人、保阪靖人、外池滋生、中島平三編著 大修館書店を読んでみたけど、ピンと来ないな~」と読後書き留めていました。
でも、手話へのアプローチへの前提として現代の言語学を俯瞰するような知識を指導者が持つことはとても大切だと思います。
目次
序章  ことばの世界を俯瞰する
第1章 世界のことば
第2章 ことばと音声(音韻論、音声学)
第3章 ことばと語 (形態論)
第4章 ことばと文法(統語論)
第5章 ことばと意味(意味論)
第6章 ことばの変化(歴史言語学)
第7章 ことばと社会(社会言語学)
第8章 ことばと文化(人類言語学)
第9章 ことばの誕生(生物言語学)
第10章 ことばの獲得(心理言語学)
第11章 ことばと脳 (神経言語学)
第12章 ことばと情報構造(談話文法)
第13章 ことばの解釈(語用論)
第14章 ことばと認知(認知言語学)
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books204「隠される原子力 核の真実-原子力の専門家が原発に反対するわけ」小出裕章著(創史社)

2011年03月09日 23時30分04秒 | books
隠される原子力・核の真実―原子力の専門家が原発に反対するわけ
クリエーター情報なし
創史社

「ゲンパツ」のことを理解するのにとてもよい入門書だと思います。
原発がその危険性を押し隠しながら推進される理由も理解できます。
1969年に外交政策企画委員会(外務省)が作成した内部資料「わが国の外交政策大綱」には次のように書かれているそうです。(110頁)
「核兵器については、NPT(核拡散防止条約)に参加すると否とにかかわらず、当面核兵器は保持しない政策はとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャル(能力)は常に保持するとともに、これに対する掣肘を受けないように配慮する。」
また外務省幹部の談話として
「個人としての見解だが、日本の外交力の裏付けとして、核武装の選択の可能性を捨ててしまわない方がいい。保有能力は持つが、当面、政策としてもたないという形で行く。そのためにも、プルトニウムの蓄積と、ミサイルに転用できるロケットの技術は開発しておかなければならない」

そういえばロケット基地も人里離れた種子島にありますもんね。ロケット技術と原発によるプルトニウムの蓄積がセットになっているというのは驚きでした。
また6章「歪められた二酸化炭素地球温暖化説」と8章「温暖化と二酸化炭素の因果関係」も昨今の「エコブーム」(それ自体は悪いとは思いませんが)を歪めたものにしていると理解することができます。
そして9章「原子力からは簡単に足を洗える」を読めば、どうして「足を洗えない」のか(電力会社は金のかかる原発に嫌気がさしているにもかかわらず巨大化した原子力産業(三菱・日立・東芝)がどうにも「止まれなくなってしまっている」)もすっきり理解できます。
その他の章は以下のとおり
1章 被爆の影響と恐ろしさ
2章 核の本質は環境破壊と生命の危険
3章 原子力とプルトニウムにかけた夢
4章 日本が進める核開発
5章 原子力発電自体の危険さ
7章 死の灰を生み続ける原発は最悪
10章 核を巡る不公正な世界
11章 再処理工場が抱える膨大な危険
12章 エネルギーと不公平社会

そういえば昔「東京に原発を」という運動があって、私も大いに賛同しましたが、57ページには「自分の供電範囲から原発を追い出した東京電力」という図が載っていて、いかに電力会社自身が「原発を恐れている(事故による補償の大きさを恐れているという意味もありますが)」かが分かって笑えます。
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books203「高学歴ワーキングプア -「フリーター生産工場」としての大学院 」水月昭道著(光文社新書)

2011年03月09日 23時01分21秒 | books
高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
水月 昭道
光文社

タイトルに惹かれて読んでみましたが、何だかなぁ~という内容です。
「はじめに」で描かれた「少子化による大学進学者の減少を補うために、文部省を先頭に大学院生の大増産が目論まれ、その結果として大量の博士号取得者が行き場を失ってフリーター化している」との現状は分かる。けれど「博士なのに大学教員になれない」=フリーター化って図式ってちょっと甘くないか?「博士なのに」っていう前提がそもそも何なんだよ?!って鼻持ちならないです。
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ラーメン98_大手町ラーメン

2011年03月09日 12時04分10秒 | food
JR山手線のガード下にある大手町ラーメンに行ってきました。場所は、逓信会館のある交差点からJRガードをまっすぐ前方に見て歩き、ガードをくぐったらすぐ線路下沿いに東京駅方面へ右折するとすぐあります。知らないと見過ごしてしまいそうです。

店内は意外と広くて大勢のお客さんがいてすでに満席。2名待ちでした。
とんこつラーメン650円(替え玉100円)を注文している人が多かったのですが、あえてスタミナラーメン750円を注文。写真のように凄い野菜量!しかも大盛り(これは普通盛りです)か半ライス無料。隣の人を真似て半ライスに高菜を乗せて食べたらこれがめっちゃ辛かった! さらにふりかけも置いてあって半ライスも楽しく食べることができました。
スタミナラーメンは、とにかくキャベツが山盛り。大きなチャーシュー1枚も美味しかったです。味噌ラーメン風味で挽肉が入っていました。次回はとんこつラーメンに挑戦したくなる大手町ラーメンでした。
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