![]() | 日仏カップル事情 日本女性はなぜモテる? (光文社新書) |
夏目 幸子 | |
光文社 |
12年前に亡くなった3つ年上の姉は、お茶の水大学仏文科4年の時(1979年?)に朝日新聞の「コンクール・ド・フランセ」に優勝?してその副賞でフランス・グルノーブルに2年間留学(その頃はこんな豪華な副賞が付いていた!)、その間に早稲田大学仏文の彼氏を振って、フランス人のM.G.さんと仲良しになって帰国し、2年後くらいには結婚して渡仏しました。あれ?でも一人目のA君は三軒茶屋生まれだったから、最初はM.G.さん(当時ファジー理論の研究者)の方が日本に仕事をこさえて東工大に留学して来たんだったかな。そんな事情もあって読んでみました。
先日「ダーリンは・・」を読んだばっかなのでミーハーな内容かと思っていたのですが、なんか著者の「気合い」を感じる本でした。特に「第5章 これからの女と男」で書かれている「文化的相対主義という大義名分のもとに女性差別を容認する政治家」は勉強になりました。フランスでイスラム教のスカーフ着用が禁止されたという記事を読んだとき、私もどういう風に理解したらいいのかちょっとよく分からなかったので、そういう視点なんだと納得できました。