観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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商売繁盛なんだけど「花様年華」

2006年09月30日 | 映画・ドラマ
 1952年に香港からシンガポールへ渡り、5年後の57年に香港へ戻っている周慕雲(梁朝偉)。なので、「阿飛正傳」の劇中、船内にいたのはこの周慕雲。
  4年後、シンガポール駐在の記者となったチャウは、仕事でカンボジアを訪れた際、にこの昔話を思い出すという回想劇。
 なぜに舞台が香港→シンガポール→カンボジアになるかは不明。別に香港で思い出してもいいし、シンガポールででもいいし、航空会社とのバータが取れたためか、なぜかカンボジア。しかし、王家衛のことだから、また何年か後にこの訳を映画で説明してくれるだろう。
 ほとんど同日にアパートの隣同士になった2組の夫婦の夫と妻が不倫。しかし、この2人は姿を現さない。配偶者に不倫された周慕雲と蘇麗珍(張曼玉)のほとんど2人劇なのだ。
 配偶者の不倫を突き止めようとしていくうちに、互いに好意を抱いていることに気づくがそれを押し止める大人の恋愛劇。2人が小説を書くために借りた一室が「2046」号室。これが後の映画「2046」へと続くが、ここではまだそんなことはどうでもいい。
 大人の静かな恋と、張曼玉の見事な旗袍姿。こんな素敵なドレス着ても、保温ジャーを下げておかずを買いに行ったりしちゃうところが香港的。
 そして、香港1、ブリーフ姿が多いとされる俳優の梁朝偉が、ラブシーンらしいラブシーンもないのに、思いをセクシーに演技している。本当に色っぽさは香港1だ。
 


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