観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「夢の見つけ方教えたる!」。不覚にも涙目になってしまった。

2010年03月06日 | 映画・ドラマ
 気力を失った教師・今村幸彦(濵田雅功)が
生まれ育った京都を逃げ出し、おとなしく仕事を続けるために、
関東郊外の美崎野小学校に赴任。美人だが何事にもどこか冷めた女性教師(広末涼子)。マニュアルオタクの新任教師(森山未來)。イジメの実態に見て見ぬ振りを続ける教頭(佐野史郎)一派、
頼りにならない校長(沼田爆)。
 そんな無関心の教師たちや、生徒間のいじめ問題を背景に、子どもにも大人にも、大きな影響を与え、そして自らも教師としての自身を取り戻して行く、今村幸彦。
 昔悪だった先生ってことでは「GTO」の小学生版。熱血で体を張って生徒を守るってのは、どの先生ドラマにも共通。そして、最後は転勤なり、辞職も一緒。なのに、なぜに濵ちゃんなんだ? ってのが第一の疑問。次に、ほかの学園ものの先生よりも、個性が無いような、パンチが効いて無いような気もするし、山場も、結構標高の低い山だし。まあ、連ドラじゃないから、深くひり下げられないってこともあるし、相手が小学生だからってこともあるのだろうが、やっぱ濱ちゃんを配した意味が分からない。
 これ、決して、濱ちゃんをけなしているんじゃなくて、もっと濱ちゃんの個性を引き出してもいいんじゃない? って意味。
 なのだが、年を取ると(わたくしのこと)子どもの物語にゃあ、弱くなるもんで、気がついたら涙目さっ。
 広末涼子って、いっつも肩をすくめた女の子演技で、「なんでこの人人気あるんだろう?」とずっと思ってたけど、今回の役が一番良かった。現在放送中の某国営テレビよりもずっと。
 可愛さだけに頼るんじゃなく、女優として、かなりいい! 甘ったれた役よりこういうキリっとした役の方が彼女のいい面が出てると思うよ。それに、凛とした奇麗さもあった。

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