観るも八卦のバトルロイヤル

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「寧々~おんな太閤記」ちょっと!あのナレーションはなに?

2009年01月03日 | 映画・ドラマ
 テレビ東京恒例の新春時代劇。10時間もぶっ通しで、誰が観るんだ感なきにしもあらずなのだが、今年は仲間由紀恵主演ということで、楽しみにしてたら、最初から最期まで、森光子の、おかしなナレーション聞かされて、気分悪く、観る気ダウン。
 棒読み風といった指示かもしれないが、あれ、違うよ。森光子、血圧高いか、歯を抜いたか、そんなこんなでろれつが回ってないって感じだった。ほかの女優なら降板のところ、森先生が「やれます」とか言っちゃって、誰も止められなかったんじゃないの?
 とにかく、折角のドラマが台無し。もいいところ。聞くに耐えない声だった。ガッカリだよ。
 物語は、信長、秀吉、家康時代。秀吉を全て追うには、時間が足りない。全てのエピソードがサラリと流されてしまっていた。主役は、寧々(仲間由紀恵)だから、それでもいいのだが、やはり連ドラで観たかった。
 で、豊臣秀吉役の市川亀治郎ってのが、どうも…。「徳川葵三代」の時から、彼が出ると空気変わるから嫌だったんだけど、秀吉役は上手くはまった。香川秀之と被るけど。
 織田信長(村上弘明)、これは良し。しかし、前田利家(原田泰造)、これはどうかな? いっそのこと泰造に秀吉やらせてみれば良かったのに…無理だな。
 豊臣秀長(福士誠治)、明智光秀(西村和彦)、石田三成(中村俊介)、浅井長政(田中実)、もうこれは誰が誰でも…。おんな太閤記ってくらいだから、武将は脇役。それでいいのかもしんないけどね。
 そうそうたる出演者の中で、仲間由紀恵と張り合ったのが、淀の方(吹石一恵)。これまで観た、どの女優よりも、本物(残された絵)に近いような気がした。そして、情勢を弁えず、気ぐらいの高いバカ女として描かれ続けた、淀の哀れな心情をこの物語では描いている。
 秀吉の母・なか(十朱幸代)、は違ったね。百姓っぽさが出てないもの。松坂慶子さんとかで観たかった。


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