かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

柔道ゲーム

2008-08-15 15:45:46 | スポーツ
日本男子柔道界ピンチ』という感じの今回の北京五輪。
日本選手が負けてばかりいるからというわけではないのだが、近年の柔道の国際試合を見ていても全く面白くないと感じる試合が多すぎる。
審判が「待て」と言って、試合をストップさせ、選手に指導を与える。そうして、効果点が入る。指導2回(=効果点2)で今度は「有効点1」に点が上がる。でも、指導1と技を仕掛けた効果点1で得点しても「有効点1」とはならず、「効果点2」のままのようだ。
例えばこのような場合、得点掲示板の表記は、指導2回の場合「・10」となり、指導1回、技1階の場合「・・2」となる。おかしいよ。

審判の“印象”で勝ち負けが決まってしまう試合がなんと多いことか。
つまらん!
効果点1点リードしているだけで、最後の10秒間をあからさまに逃げる試合もいくつかあった。みっともないと思わないのだろうか? 
つまらん!

これでは、を競い合って相手を倒すというイメージからは程遠く(柔道ではなくて)、柔道のスタイルを取り入れたゲーム(スポーツ競技)と言ったほうが良さそうである。特に欧米の選手には、柔道だかレスリングだか分からないようなスタイルの選手が多すぎる。『柔よく剛を制す』なんて言葉は死語のようだ。
 いっそのこと、いくつかの採点競技などのように、「決められたいくつかの技を必ず試合時間内に仕掛けなくてはいけない」というようなルールにしたらどうだろうか。
例えば、背負い投げ、巴投げ、大外刈りは、各2回は仕掛けなければならない(“必須技”)。さらに、その他で10ほどの技を指定して、その技の中から5つの技を少なくとも1回は仕掛けなければならない(“選択必須技”)、などというのはどうだろうか? そうして、それぞれの技の切れ・美しさ・完成度などを採点して勝敗を決める、という風にする。もちろん、競技名は『柔道』ではなくて、「ゲーム“柔道”」とか「JUDO」とする。
 世界のすみっこで、そんなことを考えている今日この頃です。