同窓会が近づいてきたので、よくなっていることを見せなければとリハビリに熱が入ります。 休憩も取らずメニューをこなし、足の裏の痛みを克服しなければと、足の裏のつき方を、かかとに力を入れてみたり、指に近い方の前部をついてみたりと痛くない部分を探しながら、最近1000歩歩くことをノルマにしました。やっと1000歩、歩き終わったところ、理学療法士の先生から「さあ 階段歩き始めましょう」
ぼんやりしていられません。「はい すぐ行きます」休憩のコーヒーも半分のこし階段に。
そんなことで忙しく動き回っているところへぞろぞろと20名程の見学者、それも2班もやって来ました。社協主催の見学会のようです。
このところニュースをにぎわしている老人介護施設の虐待やらで家族に介護の必要があると、どこを利用したらいいのか悩みますね。施設を見学しておいていざというとき安心できる施設に出会えるといいですね。
洋服にほつれが出来た。裁縫は得意な方だったのに。5年の間は丈ツメ、ほつれはなかったので縫物をすることはなかった。ちょっとブラウスにほつれがあるのを見てしまった。まさか男性の家人に縫物までしてもらうわけにはいかない。なんとしても自分で縫ってみよう。
１針、１針上に出し次の1針下に出しぎごちなくザックリのぎざぎざの針目。こんなでは人前では着られない。どうにかしてもう少し綺麗に縫えるようになりたい。練習しかないのかしら。アッ初めに糸に玉を作ることから出来ない。
左手だけで縫うための方法があったらいいな。
ヤッホー 12日間の一人ぼっちの留守番が今日で終わりました。食事も昨日で冷蔵庫の中にはなんとトマトジュースと先日福島の友人から送って頂いたピオーネのブドウ3房だけ。このブドウは家人に見せていないので手を付けられない。予定より帰国が伸びたら干乾しになるところ。
留守の間に転んだら大変と慎重に洗濯、食事の支度(冷蔵庫から出してレンジでチン)掃除はベットの周りをコロコロで、ごみは スーパーの袋に入れいっぱいになると大きなごみ袋にまとめ、においが出ないように口を使って結んでおく。後は自分の身の回りのこと。家人がいるときはほとんど手を借りて、家事は家人にすべて任せて甘えていたのに。
今日は予定どうり帰ってきたのでほっとしたせいか、昼間はずーと寝てしまいました。病気を発病したばかりの頃は車椅子生活で一人で留守番することなどできなく、2度ショートステイに入所しました。顔ではにこやかに対応していただいたのですが、つらく、悲しく、みじめに思えてもう2度とこんな経験はしたくない。早く立ち上がろうと思ったのがリハビリに力を入れるようになれたのかも。 これから経験する予定のある方は良く話し合い納得できるところを選んでください。表面だけではわからない、見えないことが多いですから。
早朝の地震で起こされ一人ぼっちの心細さ。早く帰ってこないかな。テレビをつけても人間の力は自然に勝てないこと思い知らされます。そんな中でもテレビの中では、あきらめていない人達の顔、顔。何があってもあきらめないこと心に誓います。
自分がしなければならないこと、もっとしっかり歩き回れること、肝に銘じて明日からのリハビリ頑張ろう!先日からもっと右手使ったらと言われてから、やっていますよ。ただハンドルに手を置いているだけでなく力を少しずつ入れて握っているつもりです。そう見えないかな。
少しの歩みでも前に進もう。
堤防決壊のニュースを見ていたら身体を悪くしている人達どうしているのかしら。施設の理学療法士たちの実家も茨城、宮城の方。いつもよく話をする方は会津出身だとか聞いていたので気になって朝リハビリ施設に着くなりすぐに尋ねたところ皆さん何事もないとの話で昨日からの取りこし苦労が安心に変わった。でもまだまだ家に取り残されている人も沢山いるとニュースで。少しでも早く安心できる施設にたどり着きますように。(全員が）
いつもいた人がなんか最近姿見ないわね。こんなことがあると気になって、気になって。元気になって卒業は喜ばしいがもっとよくなりたくて、いろいろ変わっていく人も。又特に年齢が高くなって一人の場合特養などの施設に移る方もいる。ほとんど何も言わずに別れていくようです。
そういえば私もケアーマネージャーに言われたことは気に入らなくてほかの所に移りたいときは遠慮なく相談してね。気に入ったところが見つかりそこへ移るときは貴女が説明しなくていいのよ。つい日本人はお世話になっているからと遠慮があり移りたいのに我慢していまいますからね。私たちが話を通すから何も気にすることないのよ。と初めに話していただいたことを思い出しました。
自分が納得できるところを決められる安心感があるのは幸いです。
今週に入って3日になるのに毎日来るはずの若年性認知症の彼、二階に上がってこない。 具合でも悪いのかと介護士の方にお聞きすると先週でおやめになりました。えっ急に。専門の施設にでも?詳しいことは聞いていないのです。
他の方から施設に入所したらしいと耳に入りました。二階に来た時だけで見ている分では行動に違和感があるくらいでした。家庭での生活の中では仕事を持っている奥様の負担が極限まで来てしまったんだろうな。
最近笑い顔も出たのに。いつもきちんとした服装で見た目は何も異常は見えないのに。ちょっと何かおかしいな位だったのに。表面だけではわからない苦労や家族の悲しみがあるのだろうな。
笑ってくれた、挨拶を返してくれたぐらいで少し良くなったと単純に思い込むなんて私の方こそ、認知症を甘く見るなよと叱られた気持ちです。
周りを気にせずマイペースでマシーンを動かしているようでも何処かで他人の目があることに気が付いた。チェストプレスで腕の曲げ伸ばしをしているとそばに寄ってきた人から右手も持ってやったらどうか。と言われて右手に力が入らないので持てないんです。言い訳を返してしまいました。だいぶ前につかもうとチャレンジしたことがありましたがすぐ手が離れてしまったり動かすと痛みも出るので左手だけでチェストプレスを動かしていたのです。その甘えをポンと突かれた思いでした。
出来るかやってみようかなと言いながら両手で掴んでみたら出来るではないか。十分に前に伸ばせはしないが七分目くらいは伸ばせる。頑張って50回まで右手を離さず出来た。
出来ないであきらめるのではなくやらないから出来ないと自分の頭をコツン。
黙ってマシーンを動かしているのではなく動かしながら周りを観察しているのですね。そういう私もかなり皆さんの動きを観察していたのだ。人のふり見て我がふりでした。
朝、出席の顔ぶれを見るとリハビリ半日コースの人は男性ばかり。女性は一人ぽっち。 無駄話をすることもなくリハビリに専心するのみ。なんて思いながら黙々とマシーンを始めた。 おや、いつもと違うぞ。私はシャイなので（そうかなあ）自分から男の人に話しかけるなんてとてもとてもできない。かな。
いつもなら挨拶だけする人、挨拶プラス一言の人くらいなのに！！！！ホットパックをしていながら手はペグの練習。すると初めて見る人がそれおもしろいか?いえいえこれは壊れた指の練習、おもちゃじゃないの。
プーリーに移ると頑張っていますか。まだ若いでしょう。わしは大正15年生まれ。わしもずいぶん前に脳梗塞をやってその頃はこういうリハビリ施設がなかったので温泉治療で直したんだ。車両メーカーにいたので新幹線の話をしてくれました。
いつもはいないはずのGさん。今日はどうしたの。身体の調子が悪いのでもう一日増やして様子見なんだ。無理しないでね。
食事を一緒した方は何と鬼の目にも涙の国税庁にいたとか。今は目の調子が悪く新聞も読めないよ。
どうしたのかしら。こんなに男性とばかり話をするなんて。こんなこと久しくなかったな。
ベットでリハビリの運動。両手を肩から頭までグーンと伸ばしていたら網戸に何かつかまっている。起き上がり目を凝らしてみると大きなカマキリ。きっと見えなくなったカマキリに違いない。 お帰りなさい、カマキリ君。大きくなったわね。無事に冒険は終わったのかな。姿が見えなくなって2か月。３~４センチのまだ小さな赤ちゃん。急にいなくなったので心配していたのよ。ごめんね。君がセージの枝にいたらしいのに気が付かなく伸びた枝を切って庭の隅に捨てたらしいのよ。その日以来君を見ていないのです。カマキリの好きなマッサージの先生も時々カマキリは戻ってこないですかと気にかけていましたよ。15センチくらいに立派になってよく帰ってきたわね。どこで冒険していたの。多分もみじの木か金柑かしら、それともレモンバームや茗荷のある草むらだったの。良く懐かしい私の窓辺のゴーヤの所思い出したわね。忘れるはずはないって。そうね、ここは君の家族が3年も居続けたゴーヤのグリーンカーテンですものね。
早くマッサージの先生が来ないかな。驚かしてやるぞ。
ここのところ毎日一人ぼっち。 十日ほど仕事で家人が出張。用意しておいてくれているとはいえすべてを自分でこなすのは大変。身の回りのことは何とか出来るがもうかっこつけることなど飛んで行け。洗濯して窓辺に物干し竿を置いてもらっているが洗濯物を運ぶのに右手は持てない。左手は杖、そこで杖と一緒に数枚持ち大きなものは首に巻き付け窓辺まで運ぶ無様さ。
朝食はヨーグルトと豆乳か牛乳、それにチーズ．火力を使わないものばかり。昼食は半分はリハビリ施設でいただくことにして他はロールパンとバナナ。果物は包丁が使えないのでバナナのみ。夕食はスーパーで冷蔵のおかずを日数分肉類で揃え、サラダはポテトサラダとマカロニサラダ、男性の買い物なので定番になってしまったよう。カルシュウムが足りなくなるからとワカサギの佃煮と、ひじきの煮物も冷蔵庫に入っていました。
段々食事も飽きてきました。あと半分我慢できるかなあ。
今日は喜ばしいことが。 このところ挨拶を欠かせないようにして変化があるか観察している認知症の彼に今彼の頭の中で動きが出始めたよう。会うのはリハビリ室での朝の30分くらいで多くを話すこともできないのでせいぜい挨拶くらい。誰も奇異な目で何事もないようにしているので彼に話しかけようとしない様子。
何が喜ばしいかって、朝送迎車から降りアスファルトの駐車場を玄関に向かって歩き始めたところ足元が怖いので下を見て歩く悪い癖。そこへ私の方に向かってくる男性のズボンが見えた。 顔を上げるとなんと彼ではないですか。すかさず…さんおはようございます。ちゃんと挨拶が返ってきました。今日もがんばりましょうね。 ハイ! で１階と二階に別れました。
ヤッホー 挨拶に対しての返事だけでなく行動で他人との交流することもすこーし出てきたぞ。 まだまだ先は長ーいが何かのきっかけになればいいな。 自分はどうなっていくのだろうといつも怖くてそれがおどおどした態度になっているようで見ている方でも辛くなります。
今日はリハビリ施設にいかない日。しかしリハビリはお休みなんていうわけはないのです。 午後にはマッサージの先生が来ました。早速先日三階を昇り降りしたことを報告。はりの出てしまった足を中心に全身をしっかりとマッサージ。
次にはどんなところでも不安なく動けるように蟹さんみたいに横歩きで左右を繰り返す。足が引きずらないように足を上げて今度は後ろ歩き。アッ階段を下りる時も今後ろ向きをしているのだ。こうして後ろ向きもスムーズに歩けるといいな。
リハビリに迷いのある人、お互いの意見を出し合いましょう。
朝、施設のテーブルにつくとあら懐かしい顔。一年ほど前まで顔を合わせていたIさん。しばらくでしたね。又こちらを利用するようになったからよろしく。いつの間にかいなくなったのでIさん最近姿が見えないけれどどうしたのか知っている? そんな話題もあったがいつの間にか忘れられていました。突然戻ってきて懐かしい。いろいろ不満を言っていたのでてっきり他の施設を利用するようになったのかと思っていました。やけどで傷ついたところを風呂場で洗ってくれて包帯の巻き直しまでしてくれていたのに。何が不満なのかと彼女の口からきいたところ朝の送迎車の迎えの順番が後回しになって着くのがいつも皆より遅くゆっくり落ち着いてからバイタルチェックを受けられない。血圧がこれでは安定しない。が彼女の意見。そんな話を聞いてすぐに来なくなったのでてっきっりほかの施設に転院したのかと思っていました。
今日はしおらしくまた宜しくなんて、どうしたのかしら。ここは職員がにこやかで前にいた人なんてわあ！…子さんしばらくと皆言ってくれたわ。隣にいたNさんが他の施設を利用した時、朝到着するとネームプレートを胸に付けるのが普通だと思っていたがここに来たら初めての日からネームプレートを付けていないのに姓名か名前を呼んでくれたわ。初めての日なのに驚いたわ。
そういえば新人の人に聞いたのが利用者さんの名前と顔を覚えるのが初めの仕事と言ってた。 上の人の考えで名前と顔を覚え和やかな場を作ってくれているようです。
Iさんにもきっとここの居心地の良さが分かったことでしょう。これから楽しく過ごしましょうね。
昨日階段の上り下りを指導していただいて、さあ、今日は身体がどの位覚えているか試すのが怖い。歩きだす前に理学療法士の先生にお尋ね。「昨日後ろ向きで練習しましたが最終目標は、前を向いて普通におりたいのですが、後ろ向きをしないで直接前向き歩きをしても私が出来そうですか。」 そうね怖さが感じなくなり弱い右足の力がもう少し着いたらその時前向きに挑戦しましょう。自分で勝手に出来そうなんて思ったのは大間違いでした。
階段の淵に立ちもじもじ。後ろ向きですよ。の声で後ろを向いて手すりをつかみ左足を下におろし、次にそっと階段の淵に足が付かないよう右足も下ろす。手すりの位置をずらして左足を下ろす。この繰り返しでやっと下の階まで降りられた。昇りは怖さもなく上の階に行きまた下の階まで降りる練習。３往復したところで終了。
アッ忘れていた。下に降りることばかり夢中でほんとは上に昇るときは杖で昇りたかったんだ。 次から次に克服しなければならないことが出来てきます。
