ベルママのリハビリ日記    

写真付きでリハビリの様子、リハビリ生活の喜怒哀楽、季節の愛する花々と生き物。

今は亡き両親の満州からの逃避行、新婚でソ連軍の略奪に会い何とか終戦から2年後に祖国の土を踏む。

2020-08-15 14:37:49 | リハビリ生活、胡蝶蘭

   75年前の今頃ソ連軍が満州に入ってきて略奪が始まった。

 今は亡き両親から話を聞いた。

 平和に暮らしていた満鉄の官舎。

 新婚の両親。

 

 ある日突然ソ連の軍隊が押し寄せた。

 女性は強姦されると言われ頭を丸坊主にした。

 

 家に入ってきた兵隊は時計、カネと言って家中を探し回った。

 兵隊の太い腕には何本もの時計があったと聞いた。

 

 懐かしい話、苦しかった引き上げの話などたくさん聞いてきた。

 もう聞けない。

 

 時々思い出すこともある。

 

 やっと祖国について父親の故郷に着いた。

 そこでののしられた言葉がわすられないと母が言った。

 挨拶もそこそこで母の実家に落ち着いて新婚生活が始まった。

 

 国家公務員として定年を少し残して亡くなった父。

 母は私達と暮らして娘も息子とも仲良しだった。

 

 もう私も親の年を越えてしまった。

 幾つになっても子供です。

 両親に無事に暮らしていますと伝えたい。

 

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