水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

軽井沢へ

2008-12-30 | 日記・エッセイ・コラム

軽井沢へ
軽井沢へ
年も押し迫った寒い日に、独り暮らしの息子を訪ねて軽井沢に行ってきた。私の遺伝子を受け継いで掃除が苦手なヤツの部屋を片付けるのと、風邪気味でヨワッテるらしいから、こんな顔でも見せようかと…。ムサ苦しい部屋の大掃除をし、お世話になっているご近所さんや職場の方にあいさつをして、近くのひなびた温泉へ行った。華やかな軽井沢市街から少し離れた追分近くの「ゆうすげ温泉」。庶民的で昭和な感じがおちつけて、ゆったり温まったら疲れと心配が和らぐ。リクエストの豚の生姜焼きを「美味しい!」と絶賛され、もうひとつ和らぐ。帰り道、目の前に広がるまっ白な浅間山がキレイで、なんだか泣けてきそうだった。


年代物のミシン

2008-12-27 | ノスタルジー

Dscn0479 Dscn0478 Dscn0477 カチカチに道も凍っていた今日の夕方、年の瀬の傘地蔵のような友人夫婦がエッチラオッチラ抱えて来たのは…昔の足踏み式ミシンだった。「うわっ!これもらっていいの?」素敵だ!子供の頃うちにあったのよりずっと古い気がする。JANOMEって書かれてる文字も、黒いシャープなラインの本体も、すごくカッコいい。よく見ると細かな部分の一つ一つのデザインのなんと洗練されていること。ニヤニヤしたり、ため息をつきながらしばらく眺めていることにしよう。傘地蔵Iさんありがとう、温かい気持ちで年がこせます。


バンペイユとユズ

2008-12-25 | 日記・エッセイ・コラム

この地球と月のような柑橘類、どちらも国産品で友からの贈り物。熊本のやっちろ(八代)からはるばる来た晩白柚とご近所からの柚。並べて見るとバレーボールとピンポン玉ほどの違いがあってちょっと可笑しい。ツルンとして大きな晩白柚のトボケた感じがいいなぁ。一方の柚は小さいながらもキリッとして頼もしい。本日は晩ご飯に大根おろしと柚を散らした水煮きをいただいた。晩白柚はお正月にでも食べて見ようかな。なんだかおめでたそうだから…。
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年末年始のお休み
十色屋は  12月29日~1月1日
 (4日間)お休みです。
よろしくお願いします。


X'マスイルミネーションin足湯

2008-12-23 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0454 Dscn0457 夜中に八面大王の足湯に行く。いつもはヒッソリと薄暗い足湯も、この時期にはキラキラのイルミネーション。夜の遊園地みたいでちょっと楽しい。寒い夜だったのでモコモコに着込んで足だけつけていると、全身お湯につかりたい衝動にかられる。まさか此処で露天風呂と言うわけにはいかないので(迷惑です!)まっすぐ帰って家のお風呂に直行。明日はクリスマス.イブ、キラキラの光と温泉の湯気にサンタも立ち寄るかもね、手拭い片手に…。


銀杏の実

2008-12-21 | おいしいもの

学校の図書の先生のTさんからギンナンをいただいた。校庭にある銀杏の木に成ったのを拾い集めて、種を一つ一つ取り出されたらしい逸品である。白く輝く粒の大きな見事なギンナンは、なるほど独特のクサイいい香りがする。(臭いもの好き)
ギンナンも好きだけど銀杏の木も大好き。新緑の小さなキミドリの葉も、鮮やかな黄色に染まる紅葉も…秋のどの色より好きかも。Tさんが言うことには、このギンナンを食べれるのも今年が最後らしく、学校の銀杏の木は切られる運命にあるらしい。こんな大きな実をつけるのだからさぞかし立派な銀杏だろうに…何とかならないものかなぁ。モッチリと香ばしいギンナンで一杯やりながら、銀杏の木のことを考える。Dscn0465


ドナドナ

2008-12-19 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0424 Dscn0426 ある霧の朝の散歩道、太陽の光は感じるけれど姿は見えず、あたりは雲の中に迷い込んだようでとても幻想的。凍った草木や土をシャリシャリと踏んでしばらく進むと、牧場の柵に何かの気配。私の熊よけの鈴を聞きつけてか、人なつこい子牛が寄ってくる。こんな光景に出会うと小学校の音楽で習った「ドナドナ」という歌をおもいだす。可愛がっていた子牛がお肉になる為に売られて行くという歌詞の、短調で悲しい曲だった。乳製品もお肉も何でも好きだけど、せめて無駄にすることなく感謝して食べよう。こんな綺麗な朝に子牛に見つめられると、我が身の罪深さにドキッとしてしまう。牛くん、ごめんよ。


ようさんの“冬のヨウイ”

2008-12-17 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0450 Dscn0446 Dscn0448 Dscn0449 本日お休みをもらって松本のGargas(ガルガ)でやっているようさん工房の“冬のヨウイ!”展に行って来た。お供は仲良しの設計士のおかみさんAちゃん、初めてのツーショットでうきうきとお出かけ。土蔵に住まうAちゃんと土蔵のギャラリーのガルガに行くのはなんとも面白い。ギャラリーの二階に広がる和風の空間で、ようさんのリメイク中心のあったかい布作品を二人でしっぽりと堪能。コーデュロイで市松に継ぎはぎされた湯たんぽの袋(完売)やフカフカのルームシューズ、綿入りのたんぜん、どれもぬくぬくと温かい。ようさんの顔を思い浮かべたら、なおさら温かい。外は寒いのにポカポカとした気分になるカワイイ展示だった。Dscn0451_3  









ガルガで手に入れたのはようさん作の髪留めと、御みくじ柄の日本手拭い、模様入りマスキングテープでした。









帽子が気に入った猫

2008-12-16 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0442 Dscn0443 スタジオ.アウラの猫(アウラにゃん)は私のキャスケットがすごくお気に召したようで、何とかして帽子の中に入ろうと大奮闘!土鍋の中で猫が丸くなる「猫鍋」は聞いた事があるけれど、猫が帽子に入るのを見るのはお初。いや、正確には入ろうとモガクのをである。一心不乱に身をくねらすアウラにゃん、かわいい!うらやましい!こんなにも我を忘れて何かに夢中になることって最近ない。大人ってつまんない。アウラ、その帽子あげようか?

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ご馳走になった美味しいコーヒーと、お土産に持ってったマサムラのベビーシュー。無邪気な猫を見ながらの午後のお茶、楽しいひとときでした。
またアウラに会いに来よ。


胸キュンの頃

2008-12-14 | ノスタルジー

思い出したら胸がキュンとして切なくなる時代がある。
高校を出たばかりの18歳、京都で呉服製造の会社の寮に入り手描き友禅をしていた頃。「希望と不安」で胸をいっぱいにし、思うように上達しない仕事や職場の人間関係、小さな事で思い悩んだ日々だった。辛くて寂しくて…でも同じように悩む友達や親切な大人の人に支えられて、思い返せばたくさんの温かい手がまわりにあった。仕事を終えて自転車で走り回った夜の京都。会社の中に寮があったので、自分を見つめる為にも出かけずにはいられなかったあの頃の私。今でも時々「あのあたりはどうなってるんだろう」「あの喫茶店はまだあるかなぁ」と思い出してはその度に切なくなる。私にとって少し苦い、宝物のようなあの時代。
今、まさに息子がそんな胸キュンの頃である。Dscn0432


ピザを焼こう!

2008-12-12 | おいしいもの

クウネルという私にピッタリ(食う寝る)の雑誌を買ったら、高橋みどりさんのピザがとても美味しそうだった。「そうだ、ピザを焼こう!」とさっそく粉をコネコネして、息子にベーコンの端っこを調達してもらい、天板いっぱいになるくらいのを焼いた。美味しくて美味しくて、少しぐらいお腹がポニョポニョでもいいやと思ってしまう。・・・明日からガンバロっと。Dscn0428