水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

金木犀の思い出

2009-09-30 | 日記・エッセイ・コラム

金木犀の思い出朝の散歩道、何処からか金木犀の懐かしい香りが…。長野に越して来てからはあまり嗅いだことがなかったけれど、故郷ではこの季節あちこちから甘いこの香りが漂って来て大好きだった。小さい頃育ったおばあちゃん家の庭に、大きな金木犀の木があったからか。その木は毎年可愛い黄色の小さな花を咲かせ、それはそれは辺り一面にいい匂いをふりまいていた。おばあちゃんの笑った顔を思い出す金木犀の匂い…。


ティータイムの再会

2009-09-29 | 日記・エッセイ・コラム

秘密の縁でつながるyumikoさんと楽しいお茶の時間を過ごした。小雨の降るカフェ「七ヶ月」のテラスで温々とブランケットに包まり、しっとりと森を濡らす雨を眺めながらのシアワセな時間が流れた。スコーンとお茶が運ばれて来たら、彼女のたのんだ紅茶のポットに…ワタシ作のポットマットとティーコゼ!「うわっ」ここで使ってもらっているのは知っていたけれど、目の前にさりげなく出てくるとすっごく感動!かわいいじゃないか。こんな所で活躍できて、よかった、ワタシの小物たち。Dscn1315


カワキモノ

2009-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

いろんな人からもらった物を大事に大事に飾っていたら、いつしか乾燥して味わい深い置物になった。畑のおばちゃんからもらったオクラ、S先生が採ってくれたザクロ、和尚さんからもらったハス。どれも褐色がかったセピアな感じで、その造形もユニーク。これから深まってゆく秋に似合う気がして、しばらく並べておこう。見ていると可笑しくなるトボケた形が好き。Dscn1304


遠い空の彼方

2009-09-25 | 日記・エッセイ・コラム

パリに住む友人が天国に召された…。突然の訃報に心がしめつけられる。どんなに遠く離れていても、またいつでも会える気がしていた。地球の裏側で同じ空を見上げていると思っていた。京都で出会い、パリで待ち合わせをし、安曇野で奇跡の再開をし…何か見えない糸で繋がっていると信じていた。彼は温かい手と広い心を持つ、少年のような純粋な絵描きだった。もっともっともっと…会って話したかった。あなたの絵が観たかった。安達武生さん、どうか安らかに…Dscn1309


不思議な店「バザール小町」

2009-09-23 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn1276 Dscn1274 Dscn1275 大町温泉郷に「バザール小町」という一風変わった店がある。
ネーミングも不思議だけれど中に入るともっと不思議。
雑貨、クラフト、アンティーク、食品、そしてカフェ?
朝8時からやっていて年中無休なんて!いったいオーナーさんはいつ休んでいるのだろう。
ここにはワタシの発掘意欲をそそるガラクタ(失礼)があちこちに潜んでいるので時々のぞきにくる。
来る度に宝の山が増えているような気がするけど、悲しいかなお小遣いが…。
雑貨好きには酷な店「バザール小町」、その営業姿勢に拍手!


家具工房建築中

2009-09-21 | 日記・エッセイ・コラム

我らが大工HINAさんが家具作家Sさんの工房兼ギャラリー兼自宅を建て始めた。いよいよ基礎工事が終わったそうなので現場にお邪魔したら、森の中に広々とした空間が広がっていた。うわ~、大きい!ここにこれから建つ木の仕事場がどんなふうになって行くのか時々のぞきにこよう。敷地の片隅でクヌギの木を育てていたSさんの、夢が形になってゆくのを…。Dscn1238


ススキと朝の月

2009-09-20 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn1251_2ある日の 秋晴れの朝の散歩道、群生しているススキの茂る野原が、寂しいのか懐かしいのか不思議な気持ちになる。ススキ野原は放浪の俳人「山頭火」を思わせるせいか、それとも肌寒い秋風になびくススキの穂の荒涼としたイメージか…。だけど、物悲しい音楽の旋律が好きなようにススキのある風景も好き。


ふと見上げると真っ青な空に、薄っぺらではかなげな月が浮かんでいた。Dscn1252


古民家で酒宴のひととき

2009-09-18 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn1279 Dscn1288 設計士のIさんが新居に引っ越ししたのを祝って、酒宴に招Dscn1284_2 かれた。新居と言っても築90年の天蚕倉庫を改築しながらお暮らしである。年月を経て味わいの増した懐かしいものを愛するIさん夫婦は、それらを大切に生かしつつ不便のないように工夫して使っている。その心遣いがとても好きだ。使い勝手の良さそうな広い台所、低い天井が妙に落ちつく居間。心地いい音楽が流れ、美味しい料理とお酒にもてなされる。この宵は楽しいひと時をどうもありがとう。居心地のいいお住まいにまたふらりとお邪魔するかも…。


ブタとウシ

2009-09-15 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn1271 Dscn1273 とある場所でバッタリ出くわした「二人組工作所」の所員二名。牛好きのHさんもさることながら、初めてお会いした朴訥な青年Mさんもかなりユニーク。彼の製作したハンコは、イキイキとしたキャラクターの豚が繊細な線で彫られていて思わず夢中になる。そうか、牛好きと豚好き、「二人組牧場」に将来なるかも…なんて勝手な想像であります。そしてワタシ、彼らのHPに登場する日記担当の牛のよし子さんとカフェ.ド.アッホウのお菓子にかなり心魅かれてます。会いたい…。